宿屋にて2
俺たちは宿屋での時間を楽しく過ごしていた。俺たちは二つのベッドでゴロゴロしながら昔のことやここに来てからの事を楽しく話していつも間にか話疲れて寝てしまっていた。
俺が目を覚ますと真衣はすでに起きていてテーブルの前に座ってお菓子やお茶を楽しんでいた。
「おはよう。真衣は早起きだね。俺はぐっすり寝ちゃってた」
俺が真衣の座ってるところの後ろの部屋から出てきたら驚いていた。
「おはよう。ゆっくり寝れたなら良かった。昨日の疲れとかもあったんだろうから寝て疲れを取るのは大事だよ」
真衣は朝から元気だったけど真衣の疲れは取れているのか心配だった。真衣もずっと俺と一緒に町から城に行って別の町に来たりしてたくさん歩いたし。
「真衣はちゃんと寝れた? 真衣も疲れていただろうし俺は真衣の体の方が心配だよ」
俺がそう言うと真衣は笑いながら答えた。
「私もゆっくり寝たし疲れは取れてるよ。心配してくれてありがとう。たっくんは変わらずに優しいね。たくさん歩いたけどこの世界に来てからは色々なところに出かけたり町で畑仕事手伝ったりしてたから体力付いたんだ。だから大丈夫だよ」
真衣が元気なら俺も安心だった。長い旅にもなりそうだし真衣には元気でそばに居てほしいって心から思っていた。
俺たちは準備をして宿屋の受付へ向かった。
「昨日はありがとうございました。すごくゆっくり過ごせました。部屋も綺麗ですごく満足しました。それで昨日話していた魔物の話なんですが詳しく教えていただけませんか?」
俺が受付の方にお礼を言い昨日話が出ていた魔物の群れの話を聞いた。
「ご満足いただけて嬉しいです。魔物はこの町を出てすぐに森があるのですがそこに魔物の群れが住み着いてしまったみたいで町の人たちも怖くて町から出られなくなってしまったんです」
俺たちは受付の方の話を聞いて、それだけ町の人が困ってるなら見て見ぬふりは出来ないと魔物の群れを退治することにした。
「俺たちが今から森に行って魔物の退治をします。そうすれば町の方も安心して外に出られると思いますし」
俺がそう言うと受付の方は心配そうにしていた。
「ですが町の方じゃないあなた方にお願いするのは申し訳ないですよ」
「俺たちは魔王の討伐するために旅をしてるので町の方が安心して暮らせるのは大事ですから」
不安そうな受付の方に俺たちの目標も話安心してもらった。
「申し訳ないですがよろしくお願いします。森はこの宿屋を出てすぐ裏にある出口から出てすぐにありますのでどうかよろしくお願いします。ですが数が多いと思いますしお気をつけください」
俺たちは「はい」と言いこの町の裏側の出口から外へと向かった。




