それはわたしのおいなりさんだ。
市販のも美味しいけど 手間隙かけて作ってみようか
2号分のお米を炊きました それを桶にどさっとあげて
ちりめんじゃこ キュウリ 金の胡麻 たくさんのお酢を
団扇でパタパタと冷ましながら ごはんの粗熱を取っていく
そこに 甘めに煮込んだ油揚げ そいつで包んでいく
酸味がすこし強いほうがいいから レモン汁も足した酢飯は
あの お稲荷さんでさえ舌を巻くだろう 間違いなく
これこそ まさしく わたしのおいなりさんなのだよ
まるで 飲み物みたいなのだ
おいなりさんっていうのは、じつは飲み物なんです。