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第2話 ホームルーム

第2話です。

まだまだ頑張りますのでよろしくお願いします!


         第2話 ホームルーム



 (あんな可愛い子達と同じクラスなんてもしかしてワンチャン·····)



 ニヤニヤしながらそんな妄想を膨らませていると、教室の入口から先生が入って来た。



「お前ら席に着け」



 喧騒の中からピリッとした女性の声が聴こえる。



「これよりホームルームを始める。その前に私の自己紹介をしよう。お前らの担任になる立花だ。主に現文を教えている。あと、女子バレー部の顧問もしている。気になる女子がいたらいつでも歓迎しよう。共に全国を目指そう。」



 見た目はキツイ美人先生って感じがしていたが、何気に熱い先生なようだ。



「私の自己紹介はこれまでにしてお前達にも自己紹介をお願いしよう。まずは1番の端の席の君から。」



 そう言って端の生徒から自己紹介が始まった。

 ちなみに席順はランダムだそうだ。

 よくある【あいうえお順】では無いらしい。

 金髪美少女の名前は東堂桜、なんと彼氏は居ないそうだ。自己紹介で絶賛彼氏募集中と言っていたから自分にもチャンスがあると勘違いしている男子が目をギラギラさせている。

 いよいよ優の番が回ってきた。



「佐藤優です。趣味は筋トレと小説を読む事です。入る部活は特に決まってません。」



 無難に自己紹介を終えた優は深いため息をついた。



 (どうも人前に出ると緊張しちゃうな。)



 予定ではボケの1つでもかまして笑いを取るつもりが、あまりの緊張により、バカ真面目に自己紹介してしまった事を後悔していた。



 そうこうしている内にクラス全員の自己紹介が終わった。



「よし、1年間ここに居るクラスメイトでやっていく事になる。全員と仲良くなる必要も無いが、くれぐれもイジメなんてくだらない事をしない様に。さて、他の連絡事項だが·····」



 優はふと窓の外を見る。

 大きな桜の木が1本なっていて、桜の花びらが空を舞っている。



 (先生は少し怖いけどクラスメイトには可愛い子が居るし、あの頃《中学時代》の二の舞にならない様に気を付けないとな·····)



 そんな事を思いながら優は桜の木を眺めていた。

最後までご愛読ありがとうございます。

12時に投稿にしています。

しばらくその予定です。

最初は毎日投稿してみますが無理そうなら2日に1回とかになるかも知れません。

自分のペースを見つけていきたいと思いますのでよろしくお願いします!

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