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1話悪の科学者!?

「くっくっくっ!ようやく手に入れることが出来たぞ!」



悪の科学者が念願だった物を手に入れこれから悪事に手を染めようとして邪悪な笑顔を浮かべている……ところを目撃した。



(えーどうしょう? 捕まえて良いのかな?)


悪事に手を染めようとしていると言うだけで実際にはまだ染めきってはいないので俺はこの男を捕まえて良いのか判断がつかないでいた。


しかも悪い笑顔ではあるがすごく嬉しそうに笑っているので邪魔しちゃ悪いとさえ思ってしまうほどに喜んでいるのも捕まえると判断がつかない原因の一つだった……でもめっちゃ悪い顔してるな、捕まえた方が良さそうな気がするな…




ーーよし、捕まえるか!




気持ち悪い顔をしながら笑っているのを見て俺はようやくこの男を捕まえる決心がついた。だって今まで見てきた中で一番気持ち悪い笑い方だったんだ。絶対良からぬ事を企んでいるに違いない。




「そこまでだ! 俺は『ジャスティスリヴ』だ! 貴方を危険物所持の疑いで逮捕しにきた!」




『ジャスティスリヴ』とは俺が所属している法を守る秘密結社みたいなものだ。


国に所属している組織ではないため法を取り締まる権限は表向きには持っていないがそれはあくまで表向きの話である。


だがこの結社は国に所属してきては捕まえられない様な悪人どもを捕まえるために設立された組織であるため法に縛られない法を守るための組織という矛盾している組織であるため一般の国民には知られては行けないため秘密結社と名乗っている……知られては行けないのに秘密結社と名乗るなんてって思った人もいるだろう(ちなみに俺は思っている)だが何故か悪人を捕まえる時は秘密結社と名乗る様に上から言われているため一応こうして俺は名乗っている。




「くそ!『ティス』がやって来やがったのか!」



ちなみにこの気持ち悪い男が言った『ティス』って言うのは『ジャスティスリヴ』を省略したもので悪人たちは俺たちをそうやって呼んでいる。




「もう少しで完成なんだ! 邪魔はさせない!」



男は手に持っていた物を振りかざした。




「なっ! やらせない!」



俺は男が手に持っていたものが何かは分からなかった、だが決してこのままこの男の好きなようにやらせてはとても大変なことになるという嫌な感じがしたため危険を察知して体が考えるよりも先に動き出していた。




「な、なんだこれは!?」



俺が男に触れるよりも先に、男が手に持つ物を振りかざした方が早かったのだろう。




突如として男の体が光り始めた。




「くっくっくっ! 遅かったな! これで俺は…」


「させるかー!」


男が先ほどと同じく気持ち悪い顔を浮かべて自慢げに話し始めたのを俺は黙って聞いているほどバカではない。何が起きているかは分からないがとにかく止めなくてはと俺は男が持つ物を奪い取った。



「あっ!おい!それを返せ!」


「は!?な、なんだこ………」




物を奪い取ると男から発していた光は収まった…だが今度は俺の体が光り始めた。




そして男にこの物について聞き出そうとした瞬間に俺は意識を失ってしまった…

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