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第8話 レベル上げ


うーん、よく寝た、窓から日差しが入り眼が覚める。


今日も良い天気だ、しかし、<クリーン>があるとはいえ、たまには水で顔を洗いたいな、そして風呂も俺の野望(小)としておくか。土・水・火魔法が、あればなんとかなるか、いや桶でも良い、そうなると水・火魔法でいけるか、後は水魔法だな水を流せる場所もいる、家もほしーな先は長いけど。



『コンッ コンッ クオンくーん起きてるー?』


『はいはーい、起きてるよー 今開けるね、ってか鍵掛けるの、また忘れてたよ』


『も~ 不用心ね~ 今日は、すぐ出かけるし下で食べようか?』


『了解、行こうか』



俺達は、食事を取りお弁当を注文してから、のんびりと仕度しギルドへ向かう。



『『カリーナさん、おはようございます』』


『おはようございます、クオン君ミュウさん』


『今日は、討伐クエストに行こうと思うのですが、お勧めってありますか?』


『今日は、昨日の近辺モンスターしかないわね』


『ふむ、ミュウさん良いかな?』


『ねー 今日は、一角ウサギ探してみよーよ』


『なるほど、じゃそれでお願いします』



俺達は、近辺モンスター討伐を受注し町を出る。



『ミュウさん、一角ウサギ見たことある?』


『んー 何回かあるけど、今日は最初から<サーチ>で決めようか』


『なるほど、そうだね賢い』


『では、』


『<マップオープン>一角ウサギを<サーチ>!!!』



俺達は、昨晩<マップ><サーチ>の検証をするため、ずっと開いたまま行動していた。町に入ってからも詳細に表示し、拡大縮小も思いのまま練習していた。



『それと、ミュウさんの<ファイア>も一度見して欲しいんだけど良いかな?』


『うん、いーよ<ファイア>は久しぶりに使うなー』


『一角ウサギは、皮も売れるらしいので燃やせないけど、他のモンスターが出てきたら、お願いします』


『はーい、任せて』



俺達は、一番近い一角ウサギに向けて真っすぐ歩を進めていると、何か動くものを発見する。



『ミュウさん、あれワームじゃないかな?』


『うわ~ ウネウネしてるね』


『あはは じゃお披露目かな』


『任せて、いくよー 久々の攻撃魔法<ファイア>!!!』



ソフトボールより少し大きめの火の塊が、かなりのスピードでワームに命中し全身に燃え広がる、しばらく見ていると力なく倒れた。



『おお、一撃だね凄いな』


『んふふ <ファイア>も、かなり攻撃力上がってるわ、以前は悲しいほど弱かったから・・・』


『あっ あそこに、もう1匹いるね、ちょっと練習がてら、やってみるね』


『えーっと 確か狙いを定めて<ファイア>!!!』


『う~ん、お見事一撃か・・・こうも簡単に真似されるとは・・・・・』


『イヤイヤ魔法は、ミュウさんのを共有しているからミュウさんの力だよ』


『まあ、そうなんだけど分かっていても、なんか来るものがあるんだよ』


『はっ そうだクオン君、お願いします、しばらくは、<ハイヒール>使わないで下さい、お願いします』


『け 敬語、本気そうだね、分かったよ気を付けます』


『クオン君に、あっさりと<ハイヒール>使われたら、さすがに心が折れそうだわ・・・』



ワームは、魔石しか使えるところは無く、ナイフでビー玉より少し大きな魔石を取り出し袋へしまう。



『そろそろ一角ウサギの射程圏内だね、足が速そうだからミュウさんのムチで弱らせてから俺が止めでどうかな?』


『了解、任せて』


『そろそろ、狩るね用意してて』



ミュウさんのムチは、見事一角ウサギの胴体に命中し、気絶までは、いかなかったけど、かなり弱らせてフラフラしている。チャンスだ!



『俺は、なるべく損傷が少なくなるように首筋に刀を突きさす、かなり弱ってたこともあり、一角ウサギは力なく倒れる』


『やったね、1匹ゲット』



俺達は、ハイタッチし喜びを分かち合う。グレーと白色のコンビ色で、大きさは子犬ほどあり結構大きい、額には角が生えており突進されたら、かなりやばそうだ。



『血抜きも、やらないと肉が不味くなっちゃうんだよ』


『なるほど、じゃ後ろ足をロープで括って此処の木に吊るして置くね』


『ん、それなら、ばっちりだよ』



そうこう言ってる内に、狩りにも慣れてきて7匹目を倒したとき、<神の声>が鳴り響く。



【レベルアップしました。クオンがレベル2からレベル3に成りました。】


【レベルアップしました。ミュウがレベル2からレベル3に成りました。】



『『やったね!!!』』



俺達は、ハイタッチし喜びを分かち合う。続けて狩りをし10匹目を倒したところで昼前になり、これ以上持てないので血抜きをしながら、お弁当を食べることにする。



『ここの岩が丁度、椅子替わりで良いんじゃない?』


『丁度、影に入って良いわね、そこで食べましょ』


『しかし、<マップ><サーチ>が便利すぎて、ついつい狩りすぎちゃうわね』


『確かに、ここのように膝ぐらいまで草が生えていたら、見つける頃には逃げちゃうもんね<マップ><サーチ>様様だ』


『ねーねー この一角ウサギの肉、かなり美味しいらしいから<陽だまり亭>に、ちょっと持って行って調理して貰おうか?』


『激しく賛成!!!』



俺たちは、楽しく昼食を食べ、血抜きを終えた一角ウサギを担いで帰路に入った。


よいしょっと結構重たい、こりゃーこれから荷車かなにかも欲しいな。大物は狩っても持って帰れないや。



『レベルアップしてなかったら、これ持って帰るのも大変だったわね』


『確かに2人分の力と体力が上がってるから、はっきり自覚できるね』


『でも、もっと大きな獲物なら、皆どうやって持って帰ってるんだろう?』


『そ~ね、馬車で狩りに行く人が多いわね』


『なるほどね~ これからパーティメンバーも増えていったら馬車も欲しくなるね』


『クオン君は、6人パーティ目指す積りなのかな?』


『2人共、気に入る人がいればね、ミュウさんが反対すれば入れないよ』


『んふふ 女の人が良いんでしょ?』


『なっ そ そんなことないよ、ミュウさんは男性が良いの?』


『んふふ より安全にパーティ活動出来るような面子なら誰でも良いわよ』


『ま~ 正直、男性か女性か、どちらになるか分からないけど、鍛冶の出来る人が入って欲しいと思っているよ』


『へ~ それは、どうしてなの?』


『今までの経験上、やっぱり武器・防具の購入やメンテナンス、住まい等々、死活問題になると思うんだ、特に冒険者の生活を続けていく上で必須になってくるよ』


『もし、良い人が見つからなかったら俺が勉強するつもりだし?』


『へ~ ちゃんと是からのことも考えてるんだ』


『ちなみに1番はヒーラーだったんだけどね、可愛いヒーラーさん!』


『もう、からかっちゃって~私なんて落ちこぼれ拾っちゃって、クオン君のユニークスキルが、なかったらどうなっていたか・・・』


『ふふふ 自信を持ってミュウさんの<原理>は凄いよ、きっとこれから、もっと凄くなる俺の<直感>が、そう言ってるんだ』


『んふふ 嬉しいわ人の役に立つって、今まで、なかったから最近は本当に楽しいわ』


『後は、今日これからいく錬金術で、どうしても病気を快復するポーションが作れるようになりたい』


『怪我は、ヒールで治るけど病気は無理でしょ?』


『ええそうね、病気も治す魔法はあるけど私には、まだまだ無理だわ』


『毒とか麻痺、石化とかを治すアイテムも是非、手に入れないと』



【パーティスキル<マップ>が<マップ+1>になりました。】


【パーティスキル<サーチ>が<サーチ+1>になりました。】



『あ~ そういえば<マップ>と<サーチ>出しっぱなしだったわね』


『凄いな~ どんどん成長していくんだマップ画面の範囲が広がったね』


『うわ~ 本当だ、すごーい、これで<サーチ>がまた使いやすくなるわ』


『ステータスを見てみるよ、<ステータスオープン>!!!』



ブンッ!!っと音を立て目の前にステータスウィンドウが出現する。


*********************************************


【ステータス】


名前:クオン

LV:3

種族:ヒューマン

HP:40/40(+20)

MP:50/50(+30)

攻撃:27(+13)

防御:27(+13)

敏捷:30(+14)

器用:36(+16)

魔力:35(+19)

精神:33(+19)


ユニークスキル:<+>


潜在能力:<直感>


ユニークパーティスキル:<能力開眼><ウィンドウ>


パーティスキル:<神の声><ステータス><マップ+1><サーチ+1>


戦闘スキル:<剣技+1><格闘+1>


*********************************************


『ん~ 良い感じね、ところでユニークスキルの名前なんて言うの?「+」?』


『俺は、【プラス】って呼んでるよ俺の住んでいたところでは記号の「+」を、こう読むんだ』


『へ~ プラスか、うんわかった、これからは、【プラス】って呼ぶよ』


『ようやく<エルドラの町>が見えて来たわ、急ぎましょうか』


『おいおい、待ってくれよー』


『『ガルドさん、こんにちわ~』』


『クオン君、頑張るね~ 大した成果じゃないか、そんなに一角ウサギ狩ってきたのか』


『あはは ミュウさんが頑張ってくれたんですよ』


『ほほ~ 可愛いのに大した腕なんだね』


『えっ えっ ちょっと可愛いって、バンッバンッ!!』


『ちょ ちょっと痛いよミュウさん』


『あはは 相変わらず仲が良いね』


『いてて、じゃガルドさんギルドへ行ってきます』


『んふふ ガルドさん、またね』


『ああ、頑張ってね』



凄いなガルドさん一発でミュウさんを、ご機嫌にしちゃった・・・


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