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第81話 コンパスダンジョン攻略11 次なる課題


『ドロップ品も、<幸運>のお陰か、いっぱい出てますよ』


『ってか<幸運>スキルが上がってるってことは、またレア種だったのね・・・』


『フハハ まあ<鑑定>してみよう』



【アンサー サンダーディーアの雷角:雷の属性を蓄えた角。凄く弾力があり折れない。】


【アンサー サンダーディーアの雷衣:雷の属性を蓄えた皮。雷属性に対し驚異的な耐性がある。】


【アンサー サンダーディーアの雷玉:雷の属性を蓄えた紫玉。】


【アンサー サンダーディーアの胸肉:雷属性の魔法上昇効果がある。】



『どれも高く売れそうですね~』


『肉は、売らないよ!』


『『『『『・・・言うと思った(ニャ)』』』』』


『あはは 金箱も出てるね、いや白金箱か、これは初めてだな』


『うわ~ なんか良い物入ってそうですね』


『ニャハハ 楽しみニャ、<罠解除>も完了したニャ』


『ではでは、こ これは、まさか』


『あっ これひょっとして』


『念のため<鑑定>だな』



【アンサー エリクサー:HPMP全回復、身体の欠損も全回復する至高のポーション。】



『き 来た』


『やっぱりか、ついに』


『いつか作ろうとは思ってたけど、先に手に入れちゃったね』


『間違いなく過去、最高額で売れるでしょうね・・・』


『実は、3本入ってたんだ!!!』


『『『『『ええっ!!!』』』』』


『あはは お 大金持ちですね・・・』


『俺達用に取っておくよ、この先なにがあるか、分からないしね』


『そうだな、しかし大きな保険が手に入ったと思えば、大成果だな』


『んふふ そうね、これで腕の1本ぐらい無くなっても大丈夫よ♪』


『ミュウ怖いニャー』


『『『『『あはは!!!』』』』』


『ミュウ』


『んっ どうしたの?』


『はい、1本渡しとくよ』


『んふふ 分かったわ望むところよ♪』


『どうしたんですか?』


『ロック分かんないニャ?魔法の練習用ニャ』


『んふふ ええ私も、いつかエリクサー並みの魔法を完成させるわ』


『うわ~ そういうことですか、出来たら凄いですね~』


『ミュウなら出来そうな気がしますわ』


『俺も、作れるように頑張るよ、実は、材料も着々と揃ってきてるんだ』


『リーダーなら、本当に作っちゃうのが、疑えない・・・・』


『『『『『あはは!!!』』』』』


『今日は、ここで野営しようか』


『『『『『了解!!!』』』』』



今日は、既に出来ている料理を出すことにした、食事をしながら次のステージは、どんなところか?未知なる物への出会いや発見を楽しみにしていることを話し合い、時間が過ぎて行った。


そして、この間思いついた、テントの拡張を申し出てみる、中途半端に時間もあったし、失敗してもテントが無くなることは、ないだろうと思ったからだ。


どれぐらいの大きさにするか、全員で検討しテントの前で試してみると、難なく成功した、あっけないほどに。



『う~ん、簡単だったな』


『あはは、もっと早くやればよかったですね』


『うわ~ 見てみてテントの中すっごいわよ』


『フハハ 少し大きすぎたか?』


『その気に成れば、かなりの大きさまでいけそうですね~こんなことが簡単に出来るのが、まだ信じられませんわ』


『ニャハハ 便利で良いニャ』



今回の拡張で、<アイテムBOX><空間操作><時空操作>のランクが上がり<アイテムBOX+6><空間操作+1><時空操作+1>になった。


どうやら<アイテムBOX>も<時空操作>で作ったので、使用する度に<時空操作>のランク上げになるようだ。


他のスキルについても、<感知之極>と<五感強化>を取得したためかスキルの上昇が飛躍的に上がった。


<空間操作>で拡張したテントへ入り、そろそろ寝ようかとしてるとミュウが話しかけてきた。



『ねーねー クオン、聞いて見たいんだけど、これからやることも、もう決まってるの?』


『ああ、いつも、やりたいことは、いっぱいあるんだよ』


『その中から優先順位を付けて、皆に提案してるって感じかな』


『へええ~ 優先順位は、どんな感じなの?』


『えっと、基本は、美味しい物、死なない事、強く成る事って順番かな』


『『『『『ブッ!!!』』』』』


『美味しい物って、すっごく優先順位高いのね・・・』


『あはは、冗談だよ、死なない事、強く成る事は、同じぐらいで最優先事項だね、それだけでも、まだまだかなりの項目があるよ』


『ちなみに、次の予定は?』


『う~んう~ん、内緒♪』


『ええ~』


『あはは ごめんね、でも今は、ダンジョン攻略中だから気が散らないように帰ってから言うよ』


『んふふ 分かったわ、ごめんね催促して』



それから眠りに付き朝を迎えた、俺達は、<アースメイク>でテントを強固に包んでいるので見張りは、付けない。


俺は、皆より少し早く目が覚め、一人で顔を洗いに外へでる、顔を洗っていると、珍しくロックが起きてきた。



『おはよう、ロック珍しいじゃないか』


『おはよう、リーダー少し寝付けなくて』


『それよりも、昨日は、気を使って貰って、ありがとう』



俺は、少し頭を描きながら返答する。



『あ~ うん、ロックも気付いていたのか』


『思ってはいたけど昨日のリーダーの言葉で確信しました、やっぱり持たないですよね?』


『しばらくは、大丈夫だよ心配しなくて良いよ』


『でも、後1回シンクロしたら?』


『ああ、武器が持たないだろうな、俺の想像を超えるぐらい皆、成長してるしね』


『それに、新たな鉱石の加工に懸念もある』


『それも、バレてたんですね、流石リーダーです』


『ああ、流石、幻の鉱石と言われているだけはあるね』


『確かに今の僕では、アダマンタイト鉱石は、加工出来ません』


『でも、任せて下さい絶対に、やってみせます』


『ふふ、激励になるか分からないが、既に「サークルの武器はロックにしか作れない」って事だ』


『まさか・・・』


『いや、本当だ、ロック以上の腕を持った<鍛冶師>は、探せばいるかもしれないが、ロック以上に俺達にあった武器は作れない、これは俺の感がそう言っている』


『俺達の実力なら、これから、いや既にアダマンタイトクラスじゃないと武器が持たないようになってきてるんだ』



ロックは小刻みに震えながら笑っている、なにか凄く嬉しそうに見えて俺も嬉しくなる。



『・・・リーダーありがとう、これ以上の激励は、ありませんよ見ていてくださいサークルの武器は、僕が作ります』


『任せたよロック、でも全力で手伝うから一人で抱え込まないようにね、さあ飯にしようか』


『はい』


『ああ、そうだ、ロックには言っておくけどムーアも苦労すると思うんだ、支えて上げて欲しい』


『えっ そうだったんだ・・・教えてくれてありがとう、分かりました』



ロックとの話を終え、テントに戻ると皆、起き出していた。



『おはよー皆』


『『『『おはよー(ニャ)!!!』』』』


『ロックが居ないニャ』


『ああ、ロックなら顔を洗ってるよ』


『ニャー 珍しく起きてるニャ』


『あはは 俺と同じこと言ってるよ』



俺達は、朝食を取り出発の準備をした。



『さ~ 最後のステージだ、皆頑張ろうか』


『『『『『了解!!!』』』』』



地下41階に下りて、辺りを見渡すと、そこは湿原だった足元に気を付けないと、道なのか池なのか、分からない。


そんな道?が延々と続いていた、ここからは、<マップ><サーチ>を出すことにした、使わないとランクも上がらないしね。



『ねーねー <サーチ>の精度が上がってない?』


『ああ、俺達の能力が基本として働いているんだと思う』


『なるほど、<感知之極>取得したからか~』


『<マップ><サーチ>出してるけど、今までどおりだよ』


『『『『『了解!!!』』』』』



俺達は、初めてのステージを見ながら魔物を探した、湿原だけあって水棲魔物が多そうだ<自然回帰>を使って気配を消しているので、こちらから攻撃しないがぎり、ここらでは襲われることは無さそうだ。



『改めて感じるけど、<自然回帰>って優秀なスキルよね、暗殺者にも慣れるかも』


『ミュウー、怖いニャー』


『あはは でもこうやって話をしていても、<自然回帰>を発動しているかぎり僕達の存在は希薄になっているんでしょうね』



俺達は、まだこの<自然回帰>と言うスキルの凄さが分かっていなかったのか、サクサクと進めることに疑問を持たなかった、そう此処は、地下41階なのだ魔物に襲われない訳がない。


湿原の歩き方にも慣れた頃、地下43階に辿り着いていた、所見の魔物はいくらか見たが魚の魔物のようでムーアも食べたくなさそうだったのでスルーしていた。


しかし、ここで俺達に気付いた魔物に出くわす、臭いで気付いたのか?あるいわ温度か、それは分からないが、その魔物はワニのような様相だったが頭が2つあった。


<鑑定>をしたところツインヘッドクロコダイルって言うらしい、見た目通りの名前だが中々強そうだ。



『私が、行くわ』


『んっ ミュウ珍しいね』


『んふふ 見てて』


『<ライトシールド>!!!』



ミュウは俺達全員が入るぐらいの<ライトシールド>をドームのように張り巡らした。


<魔力感知>がカンストし<感知之極>まで取得した俺達には、ミュウの両手に魔力が淀みなく集まっていく様が良く分かる、まさに流麗、美しくすら見える魔力は、雷のように変換されミュウの周りにパチパチと音を立てて行く。



『行くわ、<サンダーボルト>!!!』



ミュウの両手に集まった魔力が、スッと空へ吸い込まれたと見えた瞬間、極太のイカズチが空気をジグザグに切り分け誘導弾のようにツインヘッドクロコダイルに命中した。


命中した箇所からイカズチが水面を放射状に伝い、見える範囲全体にまで届いているんじゃないかと思うほど広がっていく。



『ガガガガガガガガガガガガン!!!ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!!』



ツインヘッドクロコダイルは、雷の衝撃により跳ね上げられ仰向けになりピクリとも動かない・・・



『なるほど雷属性の新魔法か、湿原で使うと最強だな・・・』


『ニャアー 昨日のボスの雷が、可愛く感じるニャー』


『これは・・・俺達でも、此処では、回避不可能だな』


『なんか、凄く遠くにまでドロップ品が落ちているんですが・・・』


『と とりあえず集めてきますね』


『ちょ ちょっとだけ、やりすぎたかな・・・』


『昨日のボスの放電を魔法で再現したんだね、流石ミュウ』


『んふふ そうそう、しかし我ながら凄い威力ね、これはランクが上がったら封印しないとかな』



俺達は、手分けしてドロップ品をかき集めたが、かなりの量の素材があった、ツインヘッドクロコダイルの素材は皮と肉だった。



『ニャハハ お魚もいっぱい手に入ったニャー』


『あはは ムーア、でっかい魚も居たね』


『ニャハハ ミュウに感謝ニャー』


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