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第71話 コンパスダンジョン攻略 ボス戦


『さて、ようやくダンジョンの中へ入れたな』


『ライカ、<マップ><サーチ>頼むよ指定は、魔物・罠・階段・価値のある物で宜しく』


『価値のある物ですか?』


『うん、以前は、宝箱で<サーチ>してたんだけど宝箱に入ってない宝もあるんだよ』


『ああ、なるほど、ではやりますね』


『<マップオープン>魔物・罠・階段・価値のある物を<サーチ>!!!』


『うん、なんか<マップ>も久しぶりだなライカは好きな位置に<マップ>置いて良いよ』


『分かりました私は、右上にしますね、しかし便利ですね』


『うん、便利なんだけど<気配感知>と<魔力感知>に集中してね、あえて人物は<サーチ>してないから』


『なるほど、スキル上げに成りませんもんね、分かりました』


『10階までの敵はライカの練習用にしようか、頑張ってね』


『『『『了解!!!』』』』


『すみません、皆さん私頑張りますね』


『そー言いながら笑ってるわよ、早く試したいんでしょ』


『えへへ バレましたか、よいしょっと、クフフやっと出せた、私のデスサイズ』


『ふあ~ ダンジョンの中で見たら、なんか凶悪ね』


『さー 皆も武器を出して、戦闘準備』


『『『『『了解!!!』』』』』


『ふ~ 俺も久々の圓月輪だ』


『よし、行こう』


『奥に魔物3体いるね、ライカ行こうか初陣だ』


『クフフ 了解』



奥へ進むと魔犬が3匹いた、ライカも恐れずデスサイズを構え近づいている、いよいよ戦闘が始まるかと思った、その一瞬ライカがデスサイズを横なぎに振るう、んっ まず素振りかな?



『ふぅ~ どうでした?』


『『『『『えっ!!!』』』』』


『ま まさか、あの間合いで届いていたのか、なんてリーチだ』


『うわ~ 僕が思っていたよりリーチがありますね』


『クフフ 私のデスサイズはリーチを出すための両刃ですから、でもエンチャット風で少し伸ばしてますよ』


『フハハ 初陣とは思えない戦闘センスだな、こりゃ負けれんな』


『どうやら、余計な心配だったみたいだな、よし全員でやろうか』


『『『『『了解!!!』』』』』



俺達は、散開し下へ降りる階段で集合してから、どんどん進んで行った、念のためライカには俺がついていったが地下10階までの魔物では、何も問題なく進めた。


あっ と言う間に10階のボス部屋前に着き準備を始める、ライカには初めてのボス戦だ、魔物が弱かったためもありスキル上げも捗り色々上がった。


<マップ+5><サーチ+5><鑑定+5><アイテムBOX+2><身体強化+5><敏捷強化+5>


<気配感知+3><魔力感知+4><気配遮断><影隠><HP吸収+5><威圧+1><縮地+1>


以上のスキルが1つずつ上がり


<マップ+6><サーチ+6><鑑定+6><アイテムBOX+3><身体強化+6><敏捷強化+6>


<気配感知+4><魔力感知+5><気配遮断+1><影隠+1><HP吸収+6><威圧+2><縮地+2>


になった、特に<マップ><サーチ><鑑定><アイテムBOX>が上がったのが大きいな。やはり意識してスキル上げをしているためかスキル上げも順調に進んで行く。


ライカにボス戦の説明を簡単にした後、いつものようにボス部屋の中に入ってから<鑑定>をした。


見た目は俺が知っているオーガよりも色は黒く、体も大きい3メートルぐらいある巨体だ、装備している大剣も巨大で、中々迫力がある。


*********************************************


【ステータス】


名前:ハイオーガ

LV:30

HP:300/300

MP:100/100

攻撃:220

防御:223

敏捷:153

器用:126

魔力:60

精神:53


スキル:<MP吸収><切断強化>


装備:鬼叫大剣:黒鉄製の大剣<威圧>の効果がある。


   鬼鳴数珠:黒鉄製のネックレス装備<腕力上昇>の効果がある。


*********************************************


『おっ レアボスだね、<鑑定>のランクが上がったせいか装備品の鑑定も同時に表示されるようになったみたいだ』


『どんどん便利に、なっていくわね』


『確か<MP吸収>のスキルは持ってなかったはずニャ』


『はい<付与術>のときにも無かったです』


『ふむ、幸先が良いな』


『あ あの皆さん冷静ですけど、レアボスなんて怯える対象じゃ?私ちょっと怖いんですけど・・・』


『ああ、俺達は、何故かレアボスによく会うんだよ・・・運が良いのか悪いのか・・・』


『そうね、慣れって怖いわね、何とも思わなくなってきたわ』


『でも、いつも撃破してるから結果的には得してますね』


『あー うん、ワシは、慣れては、おらんからライカの気持ちは、わかるぞ』


『ニャハハ スキルコピーして倒すだけニャ』


『あはは 豪儀だなムーアは、まあ過信は禁物だけど、この程度の魔物なら問題ないよ、さあ行こうか』


『オーラ頼む』


『任された オオオオオオオオオオオオウ』



オーラの気合と共にハイオーガとの戦闘が始まる、いつものように先制はオーラだ<双龍刀>を上段に構え、袈裟斬りを放つ。


戦闘直後の隙を付き、ハイオーガに大きなダメージが入るが、倒れることは無くオーラへの反撃に移るが、オーラは既に盾を構え反撃を待ち受ける。


前回のスキル上げで覚えた3重<ライトシールド>をさっそく実戦で使用しているようだ、ハイオーガの巨大な大剣がオーラの向け振り下ろされるが盾に当たる前に<ライトシールド>で食い止める。



『<ライトシールド>越しでも<MP吸収>されてるニャ』


『んふふ <魔力感知>練習したせいか、私にもよく分かるわ』


『オーラそのまま、しばらく耐えてくれ』


『ムーアとミュウは、投擲と弓で牽制してくれ』


『他の者は、<スタン>準備』


『『『『『了解!!!』』』』』



ハイオーガの3度目の攻撃が終わり<神の声>が響き渡る。



【サークルが特殊スキル<MP吸収>を習得しました。】



『よし、総攻撃だ!』


『『『『『待ってました(ニャ)!!!』』』』』


『オオオー インパクト!!!』



久しぶりに見たロックの<インパクト>がハイオーガの大剣に激突すると黒鉄製の巨大な大剣がひしゃげるように、吹き飛ばされ洞窟の壁に当たりガランガランと大きな音を立て落ちる。


何が起こったのか、分からないようなハイオーガに怒涛の追撃が始まる、ボス戦初参加のライカもデスサイズを器用に操り硬いハイオーガの皮膚を切り裂く。


各々が各自の武器で攻撃し、止めはムーアの<瞬>で幕を閉じた。<縮地>からスピードに乗ったムーアの<瞬>は俺から見ても恐ろしいほどのスピード、そして威力を発揮した。



『もう、完全に使いこなしてるなムーア、俺でもギリギリ見える速度だったよ』


『ニャハハ 褒められると嬉しいニャ』


『ワシには見えんかった、いきなり首が転がったと思ったらムーアだったか』


『ムーア、元々早かったから、もう手が付けれなくなったわね、ロックは相変わらずの威力だし』


『あはは 思いっきり打てて気持ちよかったです』


『クフフ 本当に怖いのは皆さんの方でしたね』



【レベルアップしました。サークルがレベル16からレベル17に成りました。】


【サークルの<スキルハンター+5>が<スキルハンター+6>に成りました。】


【サークルの<マジックハンター+3>が<マジックハンター+4>に成りました。】


【サークルの<打撃強化+3>が<打撃強化+4>に成りました。】


【サークルの<切断強化+1>が<切断強化+3>に成りました。】


【サークルの<突強化+1>が<突強化+2>に成りました。】


【サークルの<幸運+1>が<幸運+2>に成りました。】


【サークルの<視覚強化+2>が<視覚強化+3>に成りました。】


【サークルの<縮地+2>が<縮地+3>に成りました。】


【サークルの<魔法耐性+5>が<魔法耐性+6>に成りました。】



俺達の武器スキルも各自1つずつ上がったようだ、<幸運>が上がったのが嬉しい、んっ<切断強化>が2つも上がってるな・・・



『どうして<切断強化>2つも上がったんだろ?』


『あれ、そういえばそうね』


『あー ハイオーガ<切断強化>持ってたからスキルランクもコピーしたニャ』


『なるほど、それだ』


『ふむ、詳しくわ分からないが多めに入ったのは間違いなさそうだな』


『それなら、スキル持ちの魔物を倒したらスキルランクも早く上がるのかな?』


『おそらくは、そういうことなんでしょうね』


『もう私は、驚きませんよ!』


『うん、良い発見だ、ボスクラスじゃないとスキル持ってないから、早く上げたいスキルをボスが持っていたら連戦も良いかもね』


『えっと、ドロップは黒箱と頭装備ですね』


『装備も出てたのか』


『<鑑定>してみるニャ』



【アンサー 鬼哭鉢金:オーガの鉢金<威圧>効果が上昇する。】



『これは、リーダー用ね』


『まー 鉢金だしな、しかし<威圧>効果か何か微妙だな』


『装備してみて下さいよリーダー』


『ああ、じゃ遠慮なく貰うね』


『おっ 思ったよりシックリくるな、ちょっと試してみるか』



俺は、どれぐらいの効果があるのか試しに<威圧>スキルを放つ。


ピキッっと音が聞こえるぐらいの反応で皆が固まっている・・・



『あ あれっ 皆どうした?』



なんか皆の様子が変だったので<威圧>スキルを解除し聞いてみることにする。



『ぶはっ ふーふー クオン・・・それ装備するなら<威圧>禁止な』


『はぁはぁ そ それ飛んでもないレア装備なんじゃない?』


『鬼ニャー リーダーが鬼になったニャー』


『ぼ 僕の寿命が何年か縮みました・・・』


『クフフ リーダー素敵です!』


『あら、そんなに効果上がったのか?』


『・・・もうそれは、<威圧>じゃなくて殺気だ!』


『も~ 死ぬかと思ったわ・・・』


『僕は、何秒か死にました・・・』


『毛が逆立ったニャー』


『クフフ 背中に汗を掻きましたわ』


『そんなにか、良い装備だったのかな?うん、次から注意するよ、いや慣れて貰う方が良いか・・・』


『『『『『やめてください!!!』』』』』


『・・・まあ良いか、じゃ黒箱ムーア頼むよ』


『任せてニャー <罠解除>!!!』


『もう黒箱ぐらいなら楽勝ニャ』


『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』


『どれどれ』


『腕輪装備みたいニャ<鑑定>してみるニャ』



【アンサー カームリング:魔物の心を落ち着かせる効果。テイムしやすくなる。】



『うわ~ すっごく良い装備じゃない』


『うん、いつかテイムしたい魔物に会ったら役に立ちそうですね』


『とりあえずムーアに装備しといて貰おうかな、それぞれがテイムしたい魔物に会ったら受け渡し出来るしね』


『嬉しいニャ、じゃ借りとくニャ』


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