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第67話 耐性スキル上げ


『話が脱線しましたが、次は足装備です!女性陣3人共、お揃いにしました。名前は「フェザーブーツ」です』


『これは、ケルピーの皮とハーピーの羽から作りました。とっても軽く敏捷性を上げる効果があります』


『ほほ~ 昨日<縮地>スキルも取れたし、かなり良いんじゃないか?』


『ええ、早く試したいわ』


『ムーアが慣れてきたら<縮地>からの<瞬>、不可避の攻撃になりそうだな』


『ニャハハ 頑張るニャ』


『後は、ライカにホーリーサークレットとシルバーリングを作って皆と同じ付与を付けました』


『ロック・ムーアありがとう、大事に使いますね』


『ニャハハ 気にしなくて良いニャ あたいは、作るのが好きなだけニャ』


『僕も、生き甲斐ですから』


『それに、このブラジャーって言うんですか、とっても動きが楽になりました、こんなに良い物があったんですね』


『それは、リーダーが考えたやつニャ』


『えっ り リーダーが?なんでも知ってるんですね、流石です』


『ね~ どうして女性の下着なんて知ってるんだろうね~』


『た 只の思い付きだよ・・・』


『・・・まあ良いわ、ところで今日は、何するのかなリーダー』


『うん、前々から考えていたんだけど、フルパーティになったし今日は、耐性スキルをMAXまで上げようかなとね』


『耐性スキルですか?』


『ああ~ 思い出した、それで毒草類とか集めてたんだ』


『ワシも思い出した、あれか』


『あはは、そうそう耐性スキル上げって辛そうだから6人揃ったら、必ずやろうって思ってたんだよ』


『これからの冒険には必須になるし、全員で同じ経験を分かち合いたいしね』


『き 昨日あれだけ美味しい物食べたのに、今日は、毒を飲むの?』


『毒だけじゃないよ、麻痺草とか混乱草とか、よくわからないキノコとか色々だね、ポーションにして毒性を上げるから飲みやすいと思うよ』


『鬼ニャーー 鬼がいるニャアアアアアアアア』


『ど どうかお手柔らかに頼む・・・・』


『う~ん、美味しい毒ポーションか、頑張るよ』


『『『『『・・・・・・・・・・』』』』』



俺は皆に手伝って貰い毒草・麻痺草・混乱草・幻覚草を使いポーションを作っていく、草系統は、まだマシなほうでキノコ類は色々な悪効果が複合的に出る物まであり、それをポーションにすると、かなり凶悪な物が出来た。


皆に手伝って貰ったお陰か<錬金術>スキルもガンガン上がった、まさかこんなことで上がるとは思わなかったけど難易度でいったら高いのかな。


<錬金術+2>が<錬金術+5>まで3つも上がった、結構な量もあったけど全員でやるとスキルも早く上がる。



『え~ では、耐性スキル上げを開始致します、ルールを説明しますので、よく聞いてください!聞いてないと死にますから!!!』


『り リーダーが怖いこと言ってる・・・』


『き 今日のリーダーは、鬼ニャアア』


『まず、基本魔法で治しますが、念のために各種ポーションを置いておきます、もしもの時は、種類を間違えず飲んでください』


『最初の魔法担当はミュウにやって貰います、他の人は、毒ポーション一気飲みで!』


『ミュウのときは、俺が魔法担当します』


『わ 私も、やるの?』


『ふふふ 苦しみは全員で共有しないとね』


『き 今日のリーダー、こ 怖いですよわ、毒なんて飲んでも大丈夫なんですか?』


『そこは、ミュウを信じて絶対大丈夫だから、保険にポーションもあるし』


『ワシも、毒を自ら飲んだことは、ないのう』


『では、ミュウ以外の5人で毒ポーションから行こうか』


『『『『ぉぉ~』』』』


『なんか声が小さいけど・・・行きます 3・2・1GO~』


『ギギギ、の 喉が焼ける』


『ゴフッ こ これは、結構辛いな・・・皆、頑張って』


『ニャアアアア く 苦しいニャアアアアアア』


『お 思ったより、いや、き きついです~』



【サークルの<毒耐性+5>が<毒耐性+6>に成りました。】



『み みんな、げ 限界だったら言ってね』


『グフッ そろそろ良いんじゃないか・・・』


『み みんな大丈夫?言ってくれたら直ぐ回復するからね』


『よ よし、いったん回復してくれミュウ』


『分かったわ<デトック>!!!』



毒を飲んだ5人全員にミュウの<デトック>が発動し体から毒が消える。



『かはっ ふ~ これは、結構きついね』


『ぜぇ~ぜぇ~ き きついニャアー』


『ピクピク い 生きてるって素晴らしい』


『な なんか昇天しそうだったわ』


『ふーふー こ これ繰り返すのか?』


『ああ 頑張ろう全耐性10にするよ』


『次は、比較的安全な麻痺ポーション行くよ、ミュウ変わろうか』


『・・・・・そ そうね、が 頑張るわ』


『次は、麻痺だから話せなくなったら地面を叩いてね、すぐ治すから』


『も もうやるのニャ、鬼ニャ、全然美味しくないニャ』


『ぼ 僕生きれるかな・・・』


『わ 私は、ひょっとしたらえらいパーティに入ったんじゃ・・・』


『が 頑張るしかないのう、みんなこれから生き残るためだ』


『オーラ、良いこと言うね、さあ行こう 3・2・1GO!!!』


『し しびゅれる、う うにゃくはにゃせない』


『か ら だ が う ご か な い・・・』


『ニャ ニ ニャニャ 』



【サークルが耐性スキル<麻痺体制>を習得しました。】



『お~ 取得出来たね、呼吸出来なくなったら地面叩くんだよ』


『し し・び・れ・て・う・ご・け・な・い・ぞ』



【サークルの<麻痺耐性>が<麻痺耐性+1>に成りました。】



『順調順調!!!』


『まだ行けそうだけど、そろそろ解除するね<デトック>!!!』



俺の<デトック>が5人に掛かり麻痺効果が消えていく。



『プハープハー し 死ぬかと思った』


『き きついわ、動けないってこんな感じなのね』


『ニャアアア 痺れまくったニャ』


『クフフ 私は麻痺なら耐えれそうです』


『ふ~ 動けなくなるのも怖いな』


『どお皆?戦闘中に、こうなったら大変だから頑張ろう』


『そ そうね、戦闘中に、こうなったら終わりね・・・』


『ちょっと、休憩にするよ』


『後は、混乱耐性・精神異常耐性・石化耐性・幻覚耐性だね』


『『『『『イイッッ!!!』』』』』


『あ あれ、おかしいな僕、涙が出てきた』


『し 死んだニャ、あたいは、ここまでニャ』


『お おかあさん・・・』


『今まで楽しかったわ・・・』


『デルタ元気でな・・・』


『あはは 皆、大袈裟だな』



俺達は、弱音を吐きながら頑張り夕方になる頃、ようやく毒耐性が+10になった。



【サークルの<毒耐性+9>が<毒無効>に成りました。】



『なるほど耐性スキルって+10で無効になるんだ』


『今日は、ここまでにしようか』


『い 生きてる・・・神様ありがとう』


『途中で<精神異常耐性>付かなかったらやばかったわ・・・』


『た 耐えたニャアア』


『ううっ き キツかったわ』


『ふ~ た 耐えたぞ』


『この分なら3日ぐらいあったら、全部取れそうだね』


『『『『『し 死んだ』』』』』



俺達は、予定通り3日間、耐性スキル上げを頑張り、すべての耐性スキルを無効に引き上げた。


毒無効・麻痺無効・病気無効・混乱無効・石化無効・幻覚無効・魅了無効・精神異常無効の8つだ。



『ふ~ きつかった、皆、終わったぞ』


『や やったわ、今までで一番辛かったかも・・・』


『あ 頭がおかしくなりそうだったニャ』


『ワシも、なんとか正気を維持できた・・・』


『僕、生きてますね・・・』


『や やりきりました、でも辛かったわ~』


『皆、頑張ったね、俺もこんなに辛いとは思わなかったよ』


『では、カンストスキルを以前に覚えた<統合>で纏めてみよう』


『ああ、そういえば、そんなスキルも覚えてたわね』


『うん、今までは、カンストスキルなかったから試せなかったけど、今回が初めてだね』



俺は、この3日間でカンストした耐性スキル全てを、<統合>出来るかやってみる。



【<統合>スキルの発動が確認されました。毒無効・麻痺無効・病気無効・混乱無効・石化無効・幻覚無効・魅了無効・精神異常無効が<統合>され<状態異常無効>を取得しました。】



『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』


『なるほど、<状態異常無効>になるのか』


『へええ~ これ、意外に凄く便利なんじゃないかな?』


『ん 纏めれるから?』


『いえ、そうじゃなくて、細かく見たら、今覚えてる無効スキルの他に、もっと状態異常あるかもしれないけど、一定以上の数を<統合>したから全ての状態異常が無効になったんじゃないかな』


『そ そうか、そう考えると凄く有用なスキルだったんだ』


『これでワシ達は、状態異常になることが、無くなった訳だな』


『ってことは、この苦しみを、もう二度と味わわなくて良いニャ、そっちの方が嬉しいニャ』


『そっか私達は、もう毒にも病気にもならないんだ、苦労の甲斐があったのね』


『そう、思わぬ付加価値があったけど、これからの冒険者生活での生存率を上げるのが一番の目的だったからね』


『あれ、誰か来たみたいね』



玄関に回ってみると、ローニアさんが居た、あっそういえばオークションの事を思い出す。そういえば頼んだままだったんだ。



『こんにちわ、ローニアさん』


『こんにちわ、クオン様』


『どうぞ、お入り下さい』


『うふふ ありがとう』



俺は、皆に声を掛けローニアさんと一緒にロビーに集まって貰った。


ローニアさんにお茶を出してハチミツクッキーを用意した。



『今日、来てくれたってことは、オークションが終わったのかな?』


『うふふ ええ全品、問題なく売れたわ』


『それは、良かった』


『ところで、新しいメンバーが入ったのかしら?』


『ああ、そういえば、まだ紹介していなかったね新たにパーティメンバーになったライカだ』


『初めましてバラ・ライカです、どうぞよろしく』



ライカは、同い年とは思えない女性でもウットリするような妖艶な視線を向け上品に挨拶する。


ここらへんは、やはり種族的なものだろうか・・・



『まあ とっても綺麗なお方ですね』


『うふふ 女の私でもゾクゾクしますわ』


『サークルの女性は、皆、綺麗でプロポーションも良いので羨ましいですわ』


『えっ も~褒めすぎよ』


『ニャハハ お世辞ニャ』


『うふふ オークションの事なんですが、お金の受け渡しと、ちょっとした話もあるので、お父様が近々会って話をしたいと言ってましたわ』


『今日は、そのことを伝えに来ましたの』


『分かりました、明日の朝お伺いしても、宜しいですか?』


『ええ、明日でしたら、お父様も居るはずですわ』


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