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第44話 勧誘


俺達は町へ帰る途上、歩きながら目的のウーツ鋼が幸運にも手に入り皆で喜んでいた、おそらくロックはオーラさんの武器防具を、もう考えてるんではないかと思う、スキル上げも全員で散開して上げたせいか、<身体強化><敏捷強化><腕力強化>も、かなり上がった、久しぶりにステータスを確認してみる。


*********************************************


【ステータス】


名前:クオン

LV:14

種族:ヒューマン

HP:400/400

MP:410/410

攻撃:278

防御:274

敏捷:282

器用:291

魔力:283

精神:283


ユニークスキル:<+>


個別能力:<直感>


ユニークパーティスキル:<能力開眼><ウィンドウ><クリエイター><ハンター>


パーティスキル:<神の声><ステータス><マップ+3><サーチ+3><鑑定+3><パーティトーク>


        <イクウィップクリエイター+2><エンハンス+2><スキルハンター+2>


戦闘スキル:<剣技+3><格闘+2>


特殊スキル:<錬金術+2><鍛冶師+2><付与術+2><裁縫術+2><罠感知+5><罠解除+2><身体強化+3><敏捷強化+3><腕力強化+3>


耐性スキル:<病気耐性+5><毒耐性+5><魔法耐性><物理耐性>


回復魔法:<ヒール><ハイヒール><デトック>


攻撃魔法:<火属性+3>〈ファイア〉〈ファイアアロー〉〈ファイアウォール〉


<水属性+2>〈ウォーターボール〉〈ウォーターウォール〉


<風属性+2>〈エアカッター〉〈エアウォール〉


     <土属性+2>〈アースアロー〉〈アースメイク〉〈アースウォール〉


     <氷属性+1>〈アイスロック〉


     <雷属性+1>〈スタン〉


<光属性+2>〈ライトシールド〉〈ホーリー〉


<闇属性>〈ダーク〉


     <無属性>〈ディスペル〉


装備:圓月輪・ウーツガントレット


銀の鉢金・黒蠍軽鎧・黒鉄靴


   シルバーリング


*********************************************


中々良い感じでスキルも上がってきた、ステータスもオーラさんがパーティに入ってくれれば、もっと上がる頑張って口説かないとな。



『ところでロック、圓月輪凄い斬れ味だったよ、まさかウーツゴーレム斬れるとは思わなかったし』


『えへへ ありがとう褒められると嬉しいですねダマスカス鋼に精製し硬度も上げてるんで、後クオンさん<ファイア>エンチャットしてたでしょ?』


『あはは ちょっと試したくてねバレてたか』


『あの、ウーツゴーレムを斬り裂いた剣は、ロック殿が作ったのか?』


『このパーティの武器は、僕が作ってるんですよ勿論、皆に手伝って貰ってますが』


『あのような武器が作れる者が同じパーティに居るとは、なんとも驚かされるな今日だけで、どれだけ驚いたことか・・・』


『ところでオーラさんは、今までずっとタンク兼ポーター役をやってたんですか?』


『ああ、ワシは、龍人の中でも落ちこぼれでな里の者達は、力も強く頑強な体でワシは何も敵わなかったが冒険者が好きでな、主にポーター役としてパーティに居れてもらい稼いできたのだ』


『ワシも頑張って鍛えてきたのだが、どうやら才能がないらしい見掛け倒しと言われても仕方ないほど弱いのだ』


『俺から見たら十分強いと思いますが?』


『いやいや龍人は、もともと恵まれた体型と力で他の種族と比べても圧倒的に強いのだ、ワシが生まれた里の者は、皆優しくてな甘えてばかりも居られず、一人旅に出て<エンゲルラント>で鍛えなおそうと思って里から出てきたのだ』


『しかし里の者達を見てきたワシでも、お主達の力には驚愕であったと言わざるを得んがな、ワシとそう違わぬ年であろうに』


『えっ オーラさん何歳なんですか?』


『ワシは、今年で15歳になる』


『『『『えええっ!!!』』』』


『むっ ちょっと老けておるように見えるかも知れんが、龍人では普通だ!お主達は12歳ぐらいか?』


『あたい達は、皆15歳ニャ、同じ年ニャ』


『な なんだと・・・・同じ年・・・ちゃんと食べておるのか?』


『んふふ 童顔と老顔ね』



俺達は、ミュウを押さえつけ頬っぺたを引っ張る。



『ちょ ちょっと、ご ごめんって あはは許して~』


『フハハ 本当に仲が良いパーティだな、ワシも楽しませて貰ったよ』


『里から出てきたと言ってましたが、オーラさんも俺達みたいに宿屋を借りてるんですか?』


『いや、ワシは、小さな家を借りて住んでおる、その方が安いのでな』


『なるほど、町へ帰ったら俺達の家で話をしたいのですが良いですか?』


『ワシは、先ほど言った家で子供と二人暮らしでな、その子に食事を用意してからで良いか?』


『えええっ オーラさん子供居るんですか?』


『ああ、ワシの子供ではない、<エンゲルラント>の町へ来てから拾った子でな、少し病弱で孤児院に入れる訳にもいかずワシが面倒見ているのだ』


『なるほど、では、その子も招待しますよ食事も用意しますので連れてきて下さい』


『クオン君の料理は、絶品ですよ♪』


『いやいや、そこまで甘える訳には、また病気がうつるといけない』


『あたいたちには病気はうつらないニャ、遠慮要らないニャ』


『一人で家に待っているのなら寂しいでしょう、僕達の家で歓迎しますよ』


『むぅ、そこまで言われて断っては、かえって悪いな・・・ではお言葉に甘えるとしよう、あの子も喜ぶだろう』


『そうと決まれば、冒険者ギルドで素材を売ってから早速迎えに行きましょう』



俺達は、町へ帰る道中話が纏まり、まず、冒険者ギルドへ向かうことにする、エイトールさんに報告もしないとだしね。



『よし、じゃ俺は、エイトールさん呼んでくるからいつもの場所へ素材を運んどいてくれる?オーラさんも行っといてください、すぐ行きますので』


『分かったわ、オーラさんこっちよ』



俺は、まっすぐエイトールさんの下へ向かい話しかける。



『こんにちわエイトールさん、今帰りましたよ』


『ありがとうございましたクオンさん、どうでしたか?』


『はい、俺達も助かりましたよ、オーラさん良い人だし荷物も全部持ってくれました』


『そうですか、ありがとうございます私に、出来るだけのお礼をさせて頂きますね』


『いえ、お礼は結構です、此方からお礼したいぐらいですよ』


『そんな、こちらの無理を聞いて頂いたのに、そういうわけには・・・』


『う~ん、エイトールさん、本人にはまだ言ってませんが俺達は、オーラさんを正式にパーティに入って貰えるよう口説くつもりなんですよ』


『ええ、ほ 本当ですか?』


『もちろん本当です、ちょっとしたサプライズもあるので、いつもの素材鑑定場所へ来て貰って良いですか?』


『大恩あるオーラさんがクオンさんのような人のパーティに居れて頂けるなら、どれほど嬉しいか、しかしオーラさんは左腕の負傷が・・・』


『ささっ 来てくださいエイトールさん』



俺は、エイトールさんを連れて、いつも素材鑑定して貰ってるギルドの倉庫へ向かう。



『皆、お待たせエイトールさん連れて来たよ』



エイトールさんは、オーラさんを見つけ真っ先に挨拶をする。



『オーラ様、何時ぞやは、本当にお世話になりました』



オーラさんは、エイトールさんを見て話す。



『いや、構わぬワシが勝手にやったことだ、もう気にせずとも良い』


『お オーラ様、左腕が』


『あ ああクオン殿のパーティに治して貰ったのだ、だからもう気にしなくて良いぞ』



エイトールさんは、よほど嬉しかったのか、その場で泣き出す。



『クオンさん、サークルの皆さん 本当にありがとうございます』


『エイトールさん、たまたまダンジョンの宝箱からフルポーションが出てオーラさんに飲んで貰っただけだから私達に気を使わなくて良いわよ』


『な 何という幸運そんな高価な物を、ありがとうございます』


『さっ オーラさんの運が良かっただけだから、俺達なんて気にせず素直に喜んでおこう』


『本当にありがとう、お待たせしてすみません査定致しますね』


『フフフ ワシより喜ばれては立つ瀬がないわ、お主も苦しんでおったのだな、すまぬ』


『オーラ様、滅相もないお陰様で妹も元気にしています、本当に良かった』



本当に嬉しそうにしているエイトールさんを見て俺達も嬉しくなる。


査定の時間を待ち、いつもより多めの魔石だが階層が低かったため、小さいものばかりだから稼ぎは期待出来ないと思いながら待っていると、どうやら査定が終わったようだ。



『すみません お待たせしました今回は、素材・魔石等すべて換金し合計で金貨100枚となります』


『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』


『ほほ~ 流石に凄いな、これだけ短時間で金貨100枚も稼ぐとは』


『じゃ、5人だからオーラさんも先に渡しておくね金貨20枚どうぞ』


『いや、ポーターの取分はもっと低いのだ、お主達、相場を知らぬな』


『あはは 確かに知らないけど、俺達の相場は山分けなんですよ、どうぞ』


『フハハ そうか、お主達の相場か、それならば遠慮なく貰うぞ』


『確かに金貨20枚、助かる』


『では、行きましょうかオーラさんに着いて行きますね』


『また、お願い致します、クオンさん本当に、ありがとう』


『エイトールさん、また結果を言いに来ますね、では』



俺達は、ギルドを出てオーラさんが面倒を見ている子供を誘いに向かう名前は、デルタって言うらしい。



『へえ~8歳ですか、デルタ君』


『ああ、年齢は、おそらくになるが、それぐらいだ』


『病気について医者は、なんと言ってるんですか?』


『医者には、一度見て貰ったのだが治療には、かなり長期間掛かり費用も高いそうで、ワシも正直貧乏でな、中々薬等も買えずにいたのだが今回の報酬で買えそうだ正直助かる』


『着いたぞ、デルタを呼んでくるので待っていてくれ』



オーラさんの家は、木造の平屋建で正直、良いところって訳じゃなかったが、二人で暮らすには十分な広さだった。



『待たせたな、デルタ挨拶しなさい』


『こんにちわ、デルタって言います今日は、僕まで呼んでくれてありがとう』


『今日、オーラさんにお世話になったパーティ「サークル」のリーダーをしているクオンだ、よろしく』


『私は、ミュウよ、よろしくねデルタ君』


『僕は、ロックです、よろしく』


『あたいは、ムーアニャ、よろしくニャ』


『よろしくです、皆さん若いのに冒険者なんですね、凄いな』


『ぷっ くくっ デルタ君、私達オーラさんと同じ年なんだよ』


『えっ ええ、オーラおじ、兄ちゃんと?』


『デルタ、またオジサンって言いかけなかったか?』


『あはは き 気のせいだよオーラ兄ちゃん』


『ミュウ、こっち来て』


『ちょ ちょっと目が怖いわクオン君、冗談だって』


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