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第33話 ダンジョン攻略


『やっぱりローニアさんは、貴族なんですよね?』


『あら言ってませんでした?私、侯爵家リーバイ・カタ・ローニアですわ』


『『『『こ 侯爵家!!!』』』』


『ささ、どうぞ』



屋敷の門で執事が出迎えてくれた、門を入り入口に向かうと自動的に扉が開く、びっくりするほどのメイド達が並んでいる、全員が美人だヤバい帰りたくなってきた、執事の案内の元広々としたテーブルに着く後ろには、メイド達が並んでいる、何人いるんだ?すでに食事はテーブルの上に並んでおり良い匂いが立ち込めている。



『ちょ ちょっと、どれだけ料理あるのよ』


『魚もあるニャアアアア、ヤバいニャ』


『うわ~~~~~~~~~~』


『す 凄いな』


『うふふ 今日は、内のシェフに気合を入れて作るように言いましたの満足頂けたら、よろしいのですが』


『今日は、お父様も居ませんし緊張することも、ありませんわ冷めない内にどうぞ』


『『『『い 頂きます!!!』』』』


『く クオン君私マナーなんて、分からないわよ?』


『食べるニャアアア』


『あっ 食べたい物があれば後ろのメイドへ申し付け下さいな』


『魚ニャ、魚が良いニャ』



言っているとおりムーアの後ろにいたメイドが大きな魚が乗った銀皿をムーアの前へ置く、もうムーアがヤバい正気を失いそうだ・・・俺も緊張してたが、皆のためにも思いっきり食べようと思う、マナーは一応知っているが現代と同じ訳がないしね。



『さー 皆遠慮なく頂こう、俺はマナーなんて分からないから普通に貰うよ』



俺の言葉に全員が食べ始める、どれもこれも美味い欲しい調味料もあるな醤油では、ないが照り焼きのタレが美味い煮込み料理もいいな、色々食べているとお腹が膨れてきた。



『クオン様、もうダンジョンには、行かれましたか?』


『はい、昨日試しに潜って来ましたよ』


『まあ、潜るなんて面白い言い方ですわね』


『良い物は、出ましたか?』


『はい、レアモンスターに会いましてウーツゴーレムってモンスターなんですが』


『えっ オリオンのウーツゴーレムですか?』


『はい、地下10階のボスですね』


『まあ、よく逃げれましたわね』


『えっ いや強かったですが倒しましたよ』



いきなり辺りがザワザワする、なんだろう?



『し 失礼しました、しかしウーツゴーレムと言えば地下10階と言う、浅い階層にも関わらず強敵で何人もの冒険者が命を落としたとか』


『あ~ なるほど確かに強かったですよ、でも良い物がドロップしましたウーツ鋼です』


『えっ あの希少な金属ですか?ダマスカスの刀剣に使われている?』


『ああ、それですね、ムーア出してみて』


『はいですニャ』


『おお~~~』


『な なんと見事な刀剣、いや短剣ですか美しいですわ、腕の良い<鍛冶師>に当たりましたわね』


『いえ、ロックが作ったんですよ、そこの』


『えええっ こ この短剣が作れる者がパーティに居るのですか?』


『えへへ 照れますね』


『うふふ さすがクオン様、そのパーティの強さ、<鍛冶師>の腕、どれも1流ですわ』


『私が見た所その短剣、飛んでもない値段が付きますよ』


『なら、ローニアさん内緒にして下さいね』


『うふふ 楽しいですわ、さすが私が見込んだ、お方おそらく、お仲間の方も飛んでもない技量をお持ちと見ましたわ』


『絶対に誰にも言いませんわ、今この場で聞いた者達、外へ漏らしたら許しませんわよ』



執事メイド達が一斉にお辞儀をする、さすが侯爵家ってとこか。食事も終わり門まで見送ってくれる。



『今日は、御馳走になってしまい、ありがとうございました』


『うふふ 私も非常に楽しいひと時でしたわ、なにか困ったことがあったら力になりますわ、遠慮なく門を叩いて下さって』


『ありがとう、では』



       ◇     ◇     ◇



『行かれましたか、ローニアお嬢様、あの者達は何者なのでしょう?』


『うふふ 以前助けて頂いた時も思いましたが、あの年齢であの強さ、そして技術、面白い面白いですわ』


『私、恩人に対して是非、我が家で働いて欲しいと懇願するところでしたわ』


『お嬢様、あの者達がウーツゴーレムを倒したと言うことは、その気になれば私どもなど、皆殺しに出来る技量を持っていることになります、危険な者達とも言えますな』


『そして、ウソでは無いあれは、まちがいなくダマスカス鋼!なにより見た目では子供の様で、とても判断は、出来ませぬが強いはず、ですが強さが読めませんでした』


『良い考えがありますわ、私、頑張って、なんとしても友達になって貰いますわ、うふふ ああ今日は、久しぶりに楽しい気分ですわ』



       ◇     ◇     ◇



俺達は、お腹いっぱいになり楽しく会話しながら部屋へ戻った。



『しかし すごい屋敷だったわね~』


『魚がいっぱいニャ』


『少し緊張しましたが、美味しくて楽しかったです、褒められちゃいました』


『あはは でももうロックの装備も迂闊に人に見せれなくなってきたね』


『も~ また秘密が増えたわね、まあ嬉しい秘密だけどね』


『ローニアさんは、お金持ちだし悪い人じゃないから人に言ったりしないだろうけど、これからは特に注意しよう』


『ミュウもだよ、人に見せれる属性魔法は3つぐらいまでにしようか』


『は~い』


『まあ、強くなるまでの辛抱さ』



今日もいつものように2部屋に別れ、眠りに落ちる、しかし いつか貴族とも遣り合う日が来るかもな・・・



『う う~ん うん今日もよく寝た』


『コンッコンッ ガチャ、も~やっぱり開いてるわ』


『ノック&GOになってるよミュウ』


『あはは もう慣れちゃって』


『クオン様おはようございますニャ』


『おはようムーア』


『今日は、あたいが引っ張るニャ』


『ニャニャ ニャー ムニニ ムニー』


『しかしムーア 俺が語尾にニャ言わせてるみたいなもんなんだけど、最近自然に言えてるね』


『ニャ   ニャー じ 実は、無理してたのニャア ちょっと恥ずかしくなってニャ』


『ニャニャ クオン様? ニャニャニャーー』


『やっぱり気持ち良い 癒される・・・』



俺は初めてムーアの頭をナデナデした、ふわふわで耳がピョコピョコ動くナデナデ ナデナデ。



『クオン様、ニャニャニャアアアアアそこは、尻尾ニャアー』


『尻尾もいいな~ ノルウェージャンフォレストキャットのようだ』


『クオン君!!! 私も撫でる~♪』


『ニャニャニャ、ニャンニャンニャアアアアアア』


『う う~ん、あ あれ皆揃ってどうしたの?』


『ニャーニャー疲れたニャー』



俺とミュウは、満足するまでムーアを撫で回した、やっぱり癒されるな~



『さて、そろそ朝食にしようか』



俺達は、朝食を取りダンジョンに向かう準備をする。荷車を持っていくか悩んだが、どうせカムフラージュしないといけないし持っていくことにする、ぶっちゃけアイテムポーチがあっても荷車って便利だ。


俺達はオリオンのダンジョンに向かいながら話をする。



『しかしダンジョンばかり行ってると冒険者ランクは、上がらないよね?』


『それは、仕方ないんじゃないかな』


『ダンジョンの魔物も定期的に狩らないと増えすぎて外に出てくるんだよね』


『なら、討伐クエストにしても良いのに』


『う~ん、ダンジョンは、人気があるので討伐クエストにしなくても狩るニャ』


『なるほどね』



そうこう話をしている内にオリオンのダンジョンに着く、ギルドカードを渡し確認して貰う。



『しかし、この間も思ったが、若えパーティだな』


『そうですね、皆15歳だから』


『危ないと思ったら逃げるんだぞ』


『ありがとう、頑張ってくるよ』



俺達はダンジョン管理人?に挨拶をしてからダンジョンに入る。



『しかし、なんやかんやで良い人だな、心配して貰ったね』


『ニャハハ 良い人だニャ』


『でっ どうします?』


『<サーチ>対象だよね、前と同じ、いや階段も追加しようか10階までは、蜘蛛以外は無視しても良いしね』


『じゃ、<マップオープン>魔物と宝箱と階段を<サーチ>』


『よし、サクサク行こうか』



俺達は真っすぐ階段まで進み、魔物は出会った奴だけ仕留めた勿論<スタン>と<ダーク>の練習込みでだ、慣れるまでは難しかったが段々と皆慣れて使えるようになってきた。<鑑定>については出会う魔物全てに使ったがスキル持ちは居なかった。



『<スタン>!!! よし慣れてきた』


『<ダーク>!!! こっちも慣れてきましたよ』


『うん、良い感じだね全員慣れたかな?』


『慣れれば発動が早くて便利な魔法よね、消費魔力も少ないから歩いている内に溜まるしね』


『でも、先ほど感じたんですが、MP溜まるの早くないですか?』


『あ~ 知らなかった?MP回復も4倍になってるのよ』


『ニャ、【プラス】かニャ?』


『正解よ!』


『ニャー、本当に凄いニャー、ユニークスキルって飛んでもないニャー』


『俺のユニークスキルは、また特殊なんだろうね、俺もミュウとパーティ組むまで知らなかったし』


『ステータスも見たことなかったしね・・・』


『あはは そうだったわね、あの時は、びっくりしたな~』


『あっ 蜘蛛居ましたよ今、もう糸にしか見えないですけど』


『あはは ロックの冗談って珍しいね』


『ニャハハ でも確かにそうニャ』


『<アイスロック>!!! <ソニック>』


『うわ~ 恐ろしいコンボだ』


『んふふ もうスコーピオンテールでの<ソニック>も慣れたわ』


『恐ろしいニャー、逃げれないニャー』


『今日は、鬼蜘蛛いないね』


『異常種だしね~めったに出ないと思うわ』


『でも普通の糸は、結構ドロップしましたよ』


『うんうん、良い感じだ、もうすぐボス部屋だね、ウーツゴーレム出るかな~』


『出て欲しいような出て欲しくないような・・・』


『今日もボス部屋誰も居ないね、準備が出来たら行こうか』


『『『了解!!!』』』



俺達は、扉を潜りボス部屋の中へ入る。



『普通のゴーレムニャ』


『ほほ~ 一応<鑑定>してみよう』


*********************************************


【ステータス】


名前:ストーンゴーレム

LV:10

HP:100/100

MP:0/0

攻撃:60

防御:80

敏捷:23

器用:18

魔力:9

精神:15


スキル:<腕力強化>


*********************************************


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