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第32話 攻撃連携


『まず武器から説明します。親方に貰った原石を<鑑定>した結果』


『サファイア・エメラルド・トパーズの3つでした』


『これをリーダー・ムーアさん・僕の武器に組み込んで、それぞれの効果を<付与術>で追加しました』


『<付与術>のランクが上がればもっと付与できるかもです』


『そしてムーアさんの武器は、手甲短剣!!!』



【アンサー ジャマダハル手甲剣:木目状の模様を特徴とするダマスカス鋼の手甲短剣。手甲にサファイアが装飾されている。水魔攻・水魔防上昇。】



『これは、暗器の針を使えるようにするため手甲と一体にしました』


『なるほど、それでか幅広の刃に木目状の模様が綺麗だ』


『あはは そう言ってくれると嬉しいですね、手甲部分もダマスカス鋼で作り強度は抜群です』


『は~ 凄いニャア、ロック様ありがとニャ』


『ぼ 僕は、そんな照れますよ』


『次は、防具です』



【アンサー ウェアウルフキャップ:ウェアウルフの皮で作られた頭装備。】



『ムーアさんの耳がちゃんと出るように穴が開いています、デザインはムーアさん自身です』



【アンサー 銀の肩胸当て:肩と胸の部分に銀のプレートで補強している胴装備。魔法防御・魔力上昇効果。】



『余っていた銀で作りました、洋服に合うように微調整してます。ミュウさんと同じ装備になります』



【アンサー ダマスカスシューズ:バイコーンの皮にダマスカス鋼で補強された靴装備。】



『リーダーが取ってきてくれた皮で作り敏捷重視にしました』



【アンサー シルバーリング:銀で作られたアクセサリー。】



『これは、皆と、お揃いです!』


『ニャアア 凄いニャ、凄いニャ、これ本当に貰っても良いのかニャ』


『勿論ムーアさん専用装備ですよ!』


『これで皆の装備も揃ったかなロック、ムーアありがとう』


『ミュウも属性頑張ってくれたから後は、雷属性だけだね』


『これから各属性に合った魔法も思索しないとね、現況にある魔法で有用なやつって、どんなのがあるのかな?』


『そうねー 基本は、球体状か矢のように放つか、ウォール系だよね』


『後は、属性によって様々に変わるから、今属性覚えてから、なにも魔法考えてないのは光・闇・氷ね』


『光属性は、盾とか光線系があったと思うわ』


『闇属性は、暗闇とか腐食系ね』


『氷属性は、基本系とクオン君が言ってたように<アイスロック>とか良いわね』


『なるほど、そういえば内のパーティってタンク役いないね』


『僕がって言いたいところですが・・・僕ちっちゃいんで・・・』


『ニャハハ 可愛くて良いニャ』


『ん~ タンク役が仲間になるまで防御系の魔法作ったほうが良いね』


『じゃ、<ライトシールド>とか良いんじゃないかな』


『なるほど、光の盾か良いね、その方向で思索しようか』


『なら闇属性は、状態異常系で<ダーク>とかどうですか?』


『敵を暗闇にするのね、使えそうだわ』


『じゃ、ミュウには、雷属性頑張って貰って他の人は、その方向で思索しよう』


『後は、陣形は基本、俺とロックが前衛で挟むミュウとムーアは、中衛になるのかな』


『敵が単体なら、それで良いと思うニャ、複数ならあたいも前衛になるニャ』


『なるほど臨機応変で良いね、俺達は<ステータス>に偏りがないから疲れたら、どんどん入れ替われるしね』


『あっ そうだ言うの忘れてた昨日<スキルハンター>で<身体強化>覚えたじゃない?』


『各自体を動かして、確かめといた方が良いよ、俺は今日、驚いたから』


『そうだな、ちょっと試してみよう、3人とも並んでこっち見ててね』



俺は10メートルほど離れて小石を掴み3人の方を見る。



『じゃ 行くよこっち見ててね』



俺は3人の頭上高くに当たらないように気をつけて石を投げる。



『えっ それがどうしたの?って ヒャアアア』


『『えっ!!!』』



俺は石を投げてから一瞬の内に3人の眼の前まで移動する。



『どーお?見えた?』


『み 見えなかったわよ ど どうやったの?』


『びっくりしたニャア』


『僕も全然見えませんでした』


『俺は全力で移動しただけだよ。レベルが3つも上がって<身体強化>覚えたから早く慣れないとね』


『ふふふ クオン様が敵なら3人共死んでたニャ』


『こ 怖いですよムーアさん』


『でも、そうね死んでたわ縮地って言う移動系のスキルあったはずだけどクオン君が今やったこと敵もやるかもだもんね』


『そうだね、でもよく考えて俺が出来るなら、皆出来るんだ』


『今度、俺達で模擬戦やろうか』


『面白そうですね僕頑張ります』


『あたいも負けないニャア』


『えっ ムチ振るって良いの?』


『『『・・・・・・!!!』』』


『ロック試して』


『ぼ 僕死んじゃいますよ、み 見えないんですよ』


『いやニャア、シバカレまくるニャアアア』


『ジョウオウサマ、カンガエサセテクダサイ』


『んふふ』


『『『コエエ ムチ怖い!!!』』』



俺達は、とりあえず<ライトシールド>習得に向けて頑張ったイメージを統一するため大体の構想を相談する、物理攻撃と魔法攻撃両方を防げるようにイメージし、全方位が一番良いのだが魔力量の問題もあるため一般的な盾の形に統一した、ただし大きさは頭から足の先まで、すっぽり入るほどの大きさを確保した。



『<ライトシールド>!!!』



俺の前に体がすっぽり入る程の大きな盾が現れる、ぼんやりと光を放ち視覚でもはっきりと確認出来る、そうしとかないと防御範囲が掴めないからだ、後は魔力量を調節し出来るだけ頑強にイメージする、そうあのウーツゴーレムの攻撃でも耐えられるほどに。


俺達は互いに魔法を撃ち合い<ライトシールド>を確かめていく、ミュウにも雷属性の習得をやりながら俺達を見てイメージを固めて貰った、ミュウは魔法に慣れているので十分理解出来たと思うが一応試してもらう、なにせ命が掛かっているためだ、ミュウに<ライトシールド>を張ってもらい俺が攻撃する剣での攻撃、今の俺の力でも受け止められた、何度も攻撃すれば敗れそうだが現時点では十分だ流石ミュウ。



【ミュウが<雷属性>を習得しました。】



『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』


『ふ~ 出来るとは、思っていたけど、全属性習得ね』


『ありがとう、ミュウのお陰だよ、まだ未知属性があるかもしれないけど十分だよ』


『おめでとうございます、全属性って凄いですよ』


『おめでとニャー、もう賢者ニャ』


『んふふ 賢者って良いわね、使えるだけで、まだまだ弱いけど』


『ミュウは、雷属性どう考えてる?』


『そうね、私は、やっぱり殲滅系だと思うわ広範囲に雷を落としたら脅威よ』


『小さい所ならスタン系、一瞬だけど敵を硬直させるわ』


『ギリギリの戦闘になってきたら、その一瞬が大きい』


『スタンってイメージし難いんだけど、どんな感じかな?』


『雷を落とすイメージにすると回避の可能性が出てくるから、敵の体に電撃が当たったイメージが良いと思うわ』


『なるほど、味方同士では、試しにくいからダンジョンで練習しようか』


『『『了解!!!』』』


『よし、じゃ皆で<アイスロック>の練習しようか敵の膝か肩を凍らせて動きを止めるイメージだ』


『地面と足でも良いけど、地面がどんな状態か分からないし』


『『『了解!!!』』』



それから俺達は<アイスロック>の練習をし、次第に出来るようになってきた。密かに、これから冷えた飲み物が何時でも飲めると喜んでいたのは内緒だ。



『んふふ これから冷えたエール飲めるわね♪』


『バレてた?』


『『『あはは!!!』』』


『よし、次は、<ダーク>だイメージは、敵の視神経に作用して見えなくするかな?』


『そんな感じね』


『虫系とかの敵なら、効きにくいかもしれませんね』


『これも味方には、使いにくいねダンジョンで練習しようかイメージだけは、固めといて』


『『『了解!!!』』』


『よし、じゃ今日は、こんなもんかな明日から泊りがけでダンジョン攻略に行こうと思うんだけど皆は、どうかな?』


『私は、着替えも出来たし何時でも行けるわ』


『僕も何時でもOKです』


『あたいもニャー』


『一応目的は、ミスリルだけどダンジョンは、色々ドロップして面白いね』


『ニャハハ それがダンジョンの良いところニャー』


『僕はミスリル楽しみです』


『私は何が欲しいって訳じゃないんだけど宝箱開けるときドキドキするな~』


『あはは 俺もだよ』


『そだそだ、鑑定のスキルも上げたいんでダンジョンでは、<鑑定>しまくろう』


『敵からも有用なスキル覚えられるかもだしね』


『あっ パン買うの忘れてた』


『パン買うなら朝のほうが焼き立てで美味しいわよ』


『なるほど、明日ダンジョンに行く前に買っていこう』


『肉は大量に確保しました、楽しみにしといて』


『『『やったーー!!!』』』


『あっ ダンジョンでお酒はダメよ!』


『も もちろんだよ!よく冷えた果実水買っといたよ』


『うわ、僕そっちの方が嬉しいですー』


『そういえばオリオンのダンジョンって地下何階まであるんだろ?』


『確か地下30階だったかニャ』


『ムーアは、どれぐらいのダンジョンに行ったことあるの?』


『あたいは、この町から行けるとこだけニャ』


『オリオンの他に2つあるニャ』


『やっぱり敵もドロップも違うのかな?』


『色々ちがうニャー』


『ふんふん、楽しそうだね』


『このパーティみたいに強くなかったから、結構怖かったニャ』


『昨日のボスも初めて見たニャ』


『ふむふむ、やっぱりダンジョンによっては、必要な物とか出てきそうだね』


『熱いとこ寒いとこあるから魔法使いが居ないと大変ニャ』


『サークルなら全く問題ないニャ』


『なるほど、魔法って便利だねー』


『じゃ、そろそろ夕食食べてから部屋へ戻ろうか』



俺達は、宿屋の裏から表に回ると、そこでローニアさんに会う。



『こんにちわ、ローニアさん』


『うふふ 全然起こしになってくれないから誘いに来ましたわ』


『えっと』


『夕食は、まだですよね?ご用意がありますわ、どうぞこちらへ』


『いや、確かにまだですが、いきなり行くのも悪いかと』


『うふふ いきなりじゃないですわ、ご心配なく』



俺達は、断り切れずローニアさんに連れていかれる夕食を招待してくれるらしい。



『俺達は、こんな服ですが、このままで良いんですか?』


『もちろんですわ、文句言う人がいたら、私が許しませんわ』


『んふふ では、喜んで招待されます♪』


『あたいは、獣人にゃ、言っても良いニャ?』


『私は、そんなこと気にしませんわ、貴方可愛らしいですわ うふふ』


『ニャアア 照れるニャアー♪』


『僕は、緊張してますよ・・・』



しばらく進むとローニアさんの家?屋敷に着く、で でかい・・・


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