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第166話 上級ダンジョン「ヘルクレス」 妖獣

すみません、また長期間更新が遅れましたが少しずつ投稿していきます!


僕達はサジタリウスの人達を急かしながらダンジョンへ行く用意をして貰い、いよいよ上級ダンジョン「ヘルクレス」へ向かう事になった。



『ルンルンルルン~♪』


『あはは やけに楽しそうだなロック?』


『そりゃーそーですよー 新しい鉱石~♪』


『ニャハハ ロックの気持ちは分かるニャー♪』


『んふふ ムーアも同じ気持ちだからね~♪』


『ニャハハ バレたニャ♪』


『初めて上級ダンジョンに行くって言うのに気楽なんだから~ 』×ローラ


『あはは まあ君達の実力なら余裕があるのも頷けるけどね』×ゼン


『今日は付き合わせちゃってすみませんサジタリウスの皆さん』


『いやいや、気にしなくても良いよ俺達もサークルと共にダンジョン検索が出来るなら願っても無いさ』


『そそ、サークルと行きゃー 行き詰ってる地下30階もクリア出来るかも知れないしな♪』×ケルン


『あれ?ボス戦ですよね、2パーティで入れるんですか?』


『ええっ クオン君知らなかったの?上級ダンジョンは3パーティまでボス戦に入れるんだよ?』×ローラ


『『『『『『へえ~~~ 』』』』』』


『もう呆れた、本当に上級ダンジョンは初めてなのね』


『信じて無かったのローラ、そう言ったじゃない?』×ミュウ


『だって貴方達の強さは桁違いなんですもの・・・』


『『『『『『確かに・・・』』』』』』×サジタリウス


『ん~ そう考えたら俺達って訓練し過ぎたのかな?』


『フハハ クオンの慎重さ良い事だと思うぞ?』


『そうニャ、そのお陰で私達は強く成れたニャー♪』


『まあクオンは色々と規格外なんだけどね?』


『こらこら、それはブーメランってやつだぞ?』


『その筈なんだけど皆クオンには勝てないじゃない?』


『クフフ クオンは別枠でよろしいかと?』


『おいおい、ライカそれは無いだろ?』


『『『『『あはははは♪』』』』』


『楽しそうな会話の中悪いけど、ヘルクレスに着いたわよ?』×ローラ


『では、行くとしますか♪』



俺達は待ちに待った上級ダンジョン「ヘルクレス」に満を持して入ることにした。


地下1階へ下りると、そこは遺跡跡の様だった。


崩れかけた壁や建築物が至る所に目に入る。



『ほほ~ 遺跡のようだな、何時も思うがダンジョンとは面白い♪』


『見ろよオーラ、白いコウモリが居るぞ?』


『へえ~ なるほど、色違いの魔物ってこういう事なのね』


『ニャハハ 面白そうニャー♪』


『言っとくけど同じコウモリでも、強さは桁違いよ?幾ら貴方達でも油断はしない事ね』


『ありがとう、でも俺達に油断なんて言葉は無いよ』


『クフフ クオンに鍛えられた私達は見掛けなんか当てにしてませんから♪』


『・・・貴方達を見ていると、そんな言葉も信じられるわ』


『さあ行こう、俺達の上級ダンジョンデビューだ!』


『『『『『オーーーーー♪』』』』』



サジタリウスの面々と共にダンジョンを進んで行くと、見覚えのある魔物が多数いるが全て色違いで不思議な気分になる。


だが、上級ダンジョンと言っても低層のせいか俺達の敵では無かった。


次々と魔物を殲滅していき地下10階のボス部屋まで歩を進めた。



『ハァーハァー あ 呆れた強さね、まさか私達が付いて行くのがやっとだなんて』×ローラ


『ゼェーゼェー なんて奴等だ俺達は全力で走ってるのによ』


『フゥ~ 俺もまさか此処まで一気に来るとは思わなかったよ』


『あ~ ごめんねゼンさん少し早かったかな?皆喜んじゃって足早になってるみたい』


『もうクオンが一番早かったじゃない?』


『あはは バレたか♪』


『さあ最初のボス戦ですね、2パーティでボス部屋に入るのは新鮮だな~ 』


『私達が初めて此処に来た時は、かなり緊張したんだけど・・・』


『流石って言うか、もうサークルだからって感じね?』


『そうねサークルだから・・・』


『ちょっとローラ、半分諦めたような言い方しないでよ?』


『半分じゃないわ完全に諦めたもの?』


『余計悪いじゃない?』


『あはは まあローラの誉め言葉だと思ってくれて良いよ♪』


『そうなの?んふふ 素直じゃないんだから♪』


『ゼン?余計な事は言わないの』


『はいはい♪』



俺達はボス戦を前にして軽口を叩くのを止め、気を引き締めてボス部屋に入ることにした。


そこにはパープルスパイダーと言う、大きな紫色の蜘蛛が佇んでいた。



『ニャアアアアアア 蜘蛛ニャー ドロップが期待出来そうニャーーーー♪』


『アタイが行って良いニャ?』


『あはは 任せたよムーア♪』


『お おい、1人で戦わす気かよ?』


『いくら舐め過ぎだ、上級のボスはメチャクチャ桁外れに強いんだぞ』


『ミュウ早く加勢してあげて』


『うふふ♪』


『ニャハハ 終わったニャーーー♪』


『『『『『『はあ?』』』』』』



それこに細切れになったパープルスパイダーが、光の粒子となって消えて行く様が目に映っていた。



『な なんて速さだよ・・・』


『まさに「神速」の異名は伊達じゃないな、俺にも見えなかった・・・』×ゼン


『・・・ねえ武術大会で、どれだけ手を抜いてたの?』×ローラ


『ニャハハ 別に思いっ切り手加減してた訳じゃ無いニャ、でもアタイ等は魔物専門だからニャ♪』


『フハハ ムーアの言う通り魔物相手に気を使う必要が無いからな、普通に戦闘が出来るのが大きいな』


『『『『『『・・・・・・』』』』』


『友達になっといて良かったわねローラ・・・』×ノンナ


『そうね・・・恐ろしい人達が居たもんだわ』


『ニャーーーーー 魔糸玉ニャー 一杯ドロップしてるニャーーー♪』


『おっ 紫色は大当たりだぞ?』×ケルン


『ニャニャ ちゃんと紫色もあるニャー♪やったニャーーー 』


『クオン達ならメチャクチャ稼いでるだろうに、メチャクチャ喜んでるな?』×ユムノ


『んふふ ムーアは裁縫好きなのよ♪私達の洋服やローブ系の防具は全部ムーアの手作りなのよ?』


『はいっ?』×サジタリウス


『嘘でしょ?その凄そうな装備って手作りだったの?』×ローラ


『俺達が持ってるものは殆ど手作りだったりするな・・・』


『武器や防具はロックが作ってくれたものだし』


『はあああ?』×サジタリウス


『装飾品系は俺が作ったんだ』


『全部じゃないかー 』×サジタリウス


『んふふ だからそう言ってるじゃない♪』


『あの幻想的な武器まで手作りとは・・・』


『オーラやライカも、ちょっと言えないぐらい凄い物作ってるし何にも作って無いの私ぐらいか・・・』


『何言ってんだよミュウ?俺達が使ってる魔法の殆どはミュウが開発した魔法じゃないか?』


『たはっ・・・・・』×サジタリウス


『サークルって超人の集まりだったんだ?』×エスモ


『えへへ 皆ちょっと褒めすぎですよ?』


『ニャハハ ホントニャー♪』


『皆本当に凄いんだから謙遜する事ありませんわ♪』


『クオンなんて装飾品だけじゃなくて料理も驚愕するほど凄いのですから』


『んふふ 「無限」の異名は料理レシピの事だもんね♪』


『ええっ?技の多さの事じゃなかったのか・・・』


『こらこら、バラすなよ恥ずかしいだろ?』


『・・・サークルの話を聞く度に驚くわ』



何か話が反れてしまったが俺達はダンジョン探索を再開することにした。


地下11階からは草原フィールドになっており、慣れた景色に楽しくなる♪


慣れたフィールドと言う事もあり俺達は散開しながら魔物を狩って行った。


サジタリウスのメンバーには俺が付き、進みながら魔物を討伐していく。



『幾ら低層と言っても個別戦闘で上級ダンジョンを進んで行くなんて聞いた事ないぞ?』


『あはは これぐらいの魔物の強さなら、俺達には問題ないですね』


『信じられないけど、目の前で見せられちゃ何も言えないわよね・・・』


『分かっていたけど飛んでも無いわね・・・』


『なんであんな強い魔物が全て一撃なんだよ?』


『貴方達を見てると、雑魚狩りにしか見えないのよね・・・』


『あはは♪』



各階層から下りる階段で集合し、ドンドン階層を進んで行く。


そして地下18階から下へ下りる階段に着くとロックが頭に見慣れない魔物を乗せていた。



『ロックその魔物どうしたんだ?』


『キツネなのよね?赤いキツネなんて珍しいじゃない?』×ミュウ


『えへへ 何故か懐かれちゃって連れて来ちゃいました♪』×ロック


『『『『『お~~~♪』』』』』


『良かったじゃないかロック、やっとロックにも魔物の友達が出来そうじゃないか?』


『はい、そうなると嬉しいですね♪』


『ニャハハ モフモフで可愛いニャー♪』×ムーア


『ほほ~ フレイムフォックスと言うのか、名前は決めたのか?』


『はい、「コン」って呼ぶことにします♪』


『コンコンッ♪』


『キュキュキューーーー』


『クークククーー』


『ムーームーー』


『ミーミミミー』


『何か話をしているみたいだな・・・』


『可愛いわね~♪またモフモフが増えてクオンが喜びそうね』


『あはは その通りだったりして♪一応<鑑定>してみよう』



【アンサー フレイムフォックス(妖獣):消えては現れ、現れては消える実体を感じさせない存在に幻と呼ばれた特殊個体】


*********************************************


【ステータス】


名前:???


LV:???


種族:フレイムフォックス(妖獣)


HP:???/???


攻撃MP:???/???


回復MP:???/???


攻撃:???


防御:???


敏捷:???


器用:???


魔力:???


精神:???


潜在能力:<妖狐>


*********************************************


『『『『『『・・・・・・』』』』』』


『今度は妖獣?』


『聞いた事ないわね・・・』


『少し変わった魔物だとしても、ワシ等にとっては今更だろう?』


『ニャハハ 確かにそうニャ♪』


『クフフ 可愛いし良いのではありませんか?』


『なんか何時も特別感があるんだがロック頼んでみたらどうだ?』


『はい、頼んでみますね~♪』



ロックは頭の上に乗っているフレイムフォックス(妖獣)抱えて顔を覗き込みながら話掛けている。



『僕達は冒険者なんだけどね、色々な場所で活動しているんだよ良かったらコンも一緒に冒険しないかな?』


『コンコンッ♪』



【サークルがフレイムフォックス(妖獣)の<テイム>に成功しました】


【フレイムフォックス(妖獣)の潜在能力<妖狐>が開眼されました】


【フレイムフォックス(妖獣)が種族スキル<霊体化><狐火>を取得しました】



『おっ どうやら仲間になってくれたみたいだな』


『これで俺達の仲間も、また増えて嬉しい限りだな♪』


『コンコンッ♪』


『んふふ 気に入ったみたいね』


『僕はロックって言います、これから宜しくねコン♪』


『コンコンッ♪』


『私はミュウよ宜しくねコン』


『あたいはムーアニャ宜しくニャ、コン』


『私はライカですわ宜しくねコン』


『俺はクオンだ宜しくなコン』


『コンコンッ♪』



コンはモフモフの手をシュタッと上げ俺達に挨拶をしてくれているようだ。


どれだけ知能が高いのか地球の様な挨拶に驚くが懐かしくて嬉しくもある♪


でも念願モフモフ友達が出来てロックはとても嬉しそうだ。


後はライカだけか・・・



『・・・羨ましいですわ』×ライカ


『まあまあ、その内ライカの下にも現れるよ?』


『そうですね気長に待つ事にします♪』


『さて、潜在能力の確認のため、もう一度<鑑定>してみるか』


*********************************************


【ステータス】


名前:コン


LV:85


種族:フレイムフォックス(妖獣)


潜在能力:<妖狐>


種族スキル:<霊体化><狐火><レインボーブレス><炎ブレス><炎結界><雷体><放電><剛腕><剛体><収納><真空鎌><氷塊><五属ブレス><ブレス強化>


*********************************************


『・・・なあクオン、サークルってのはテイムまで出来るのか?』×ゼン


『言ってませんでしたか?』


『聞いてなかったけど、その小竜や妖精みたいなの見てたら分かったよ?』


『あはは 後はライカにもテイム友達が出来たら全員になりますね~♪』


『全く多芸過ぎるだろ?』


『俺もそう思うよ♪』



その後地下20階のボスであるマダラサーペントをサクッと倒し先に進む事にした。


若干サジタリウスに白い眼で見られたが、俺達の強さを隠す意味も無くなって来たので良いだろう。


地下21階から森林フィールドになっており、美味しい食材や新たなお酒も手に入った。


地下30階のボスであるブルーオーガを一撃で倒すと、流石に白い眼からジト目に変わってきた・・・



『俺達の目標が、こんなにアッサリと・・・』


『ちょっとどうしてくれるのよ?皆落ち込んじゃったじゃない』×ローラ


『えっ ええっ そ そんな事言われてもさ・・・そうだっ 文句ならクオンに言ってよね?』


『ええっ お 俺か?倒したのはオーラだろ?』


『ワシに振るな、順番だったではないか?』


『いや、すまんサークルの強さは分かっていたが、実際に見ると俺達とは桁違いなのが理解出来たよ』×ゼン


『俺達もサークルに負けない様に頑張るさ♪』


『うふふ そうね♪ちょっと追い付ける気がしないけど?』×ローラ


『それを言うなって?』


『あはははは♪』×サジタリウス


『ロックも新しいお酒を見つけてから、ずっと上機嫌ね?』×ミュウ


『えへへ 今飲めないのが非常に残念です♪』×ロック


『うふふ シャンパンの実ですものね、私も楽しみですわ♪』×ライカ


『ふむ、クオンはヤシの実と言っていたがな?』×オーラ


『ああ 俺の国にあるヤシの実ってのにソックリなんだよ』


『ニャハハ そこはダンジョンの不思議ニャー♪』×ムーア


『大量に採ったから帰ってから楽しもう♪』


『私はプリン茸が嬉しかったな~ メチャクチャ美味しいんだもの♪』×ミュウ


『どっちも簡単には見つからないんだけど、どれだけ強運なんだか』×ローラ


『んふふ クオンが美味しい物を見逃す訳ないでしょー♪』


『俺が食いしん坊みたいじゃないか?』


『・・・・・・・』×全員


『・・・分かったからジト目で見るのは止めてくれ』


『しょうがないだろ?美味しい物は正義なんだぞ?』


『それってクオンが作った格言でしょ?』


『そうとも言うな?』


『あはははは♪』×全員


『サークルと居ると上級ダンジョンに来てる事を忘れそうだよ?』×ゼン


『あはは まあ楽しく行きましょうか♪』



俺達は地下31階に降り立つと、そこは広大な運河だった。


どうやらこの運河を下っていくらしい。



『・・・・・・・・』×全員


『こんなのどうやって進むんだよ?』×ケルン


『流石に泳いで行ける場所じゃないわね・・・』×ローラ


『流石ダンジョン、色々と楽しませてくれるな♪』


『ロックさっきの森林エリアから木材を取ってこようか?』


『なるほど、イカダですね?』


『流石ロック話が早いな♪』


『あはは サクッと作っちゃいますね~♪』



それから俺達はサジタリウスの皆にも手伝って貰いながら、大きなイカダの制作に取り掛かった。


12人も居るので、少し大きめのイカダが良いなと思いつつササっとスケッチした。



『こんな感じでどうだロック?』


『うはー 相変わらず凄いですねリーダー これはもうイカダとは言わないかもですよ?』


『ん~ そうか?まあこれぐらいの方が楽だろ?』


『あはは そうですね♪』


『・・・ねえ、本当にあんなの今から作っちゃうの?』×ローラ


『うふふ 私達にとっては珍しくも無い事だからね♪』×ミュウ



それからはオーラが木を切り倒し、ムーアが枝を払い、ライカが時間を進め木材を乾燥し、ミュウが魔法で形を整えていく。


サジタリウスの皆には木材を支えて貰い、俺とロックが組み上げていく。


約1時間ほどコツコツと制作していくと、そこには中型船が佇んでいた♪



『・・・・・・・・・・・・』×サジタリウス


『なあ これってイカダって言うのか?』


『これがサークルのイカダなんだろうな・・・』


『いや、色々とおかしいだろ?おかしいよな?


『あ 頭が痛くなってきたわ・・・』


『あはは こんなの城作りに比べたら片手間ですよ♪』×ロック


『ニャハハ リーダーのスケッチ通りに作っただけニャー♪』


『ごめんね~ クオンの頭の中っておかしいのよ?』


『こらこら、ミュウなんて事言うんだよ?』


『いくら図面があっても、正確に木材を調整して組み上げてるのはロックとムーアなんだぞ?』


『あの~ リーダー図面には部品になる木材の形状から寸法まで書いてあるんですけど?』


『・・・まあ、そこは適当だからな?』


『ジトーーーーーーーーーーーーーー』×サークルメンバー


『・・・なあ、ゼン普通これぐらい出来るよな?』


『悪いがとても同意は出来ないぞ?』


『分かった分かった、俺はちょっとおかしいんだ』


『ちょっとじゃないでしょーーーーーーーーーー 』×全員


『くそう、俺に味方は居ないのかーーー 』


『あはははは♪』×全員



誰も俺に同意してくれないのを悲しみながらも、俺達はイカダに乗り込み運河を下る事にした。


帆も付けたので俺達の風魔法なら上流へ遡る事も出来るんだけど、ここは流れに任せて進むことにした。


いざ出航してみると天気も良いし頬に当たる風が気持ち良く、清々しい気分になる。



『ん~ 気持ち良いですね~ 頑張って作った甲斐があります♪』


『んふふ そうね、まさかダンジョンで船旅をするとは思わなかったけど♪』


『何知ってんのよ?それは私達の言葉でしょ?』×ローラ


『貴方達以外なら、こんなこと絶対無理よ?』


『まあ、普通ならな?』


『普通じゃないって便利だったんだね?』


『言っておくが普通では無いのはクオンだけだからな?』×オーラ


『ニャハハ ミュウもちょっと普通じゃないニャー♪』


『ちょっと何で私まで巻き込むのよ?』


『フフフ いらっしゃい♪』×クオン


『幾ら何でもクオンと一緒にしないでよー 』


『おいおい、そりゃないだろう?』


『あはは 俺達から見たらサークルの皆は全員超人だよ♪』×ゼン


『間違いない・・・』×サジタリウス


『・・・・・・・・』×サークル


『・・・私だけは未だ人の範疇かと思うのですが?』×ライカ


『ニャー そんな事全然ないニャー 』


『ライカはサークルの秘密兵器だからな♪』


『あはは やっぱり僕が一番普通ですね♪』×ロック



それからしばらく普通合戦が続いたが、サジタリウスの皆には呆れられてしまった。



『もう、不毛な言い争いは止めましょうか?』


『うふふ そうですね♪』


『しかし、このまま運河を下るだけってのも暇だよな、釣りでもするか?』


『ニャー 賛成ニャー お魚いっぱい捕るニャー♪』


『あはは ちょっと待って僕釣り竿作るから♪』


『糸ならいっぱいあるニャー♪』



それから瞬く間にロックとムーアが全員分の釣り竿を作ってくれた。



『全く呆れた行動力ね?』×ローラ


『釣りは久しぶりだな、どうせなら勝負しないか?』×ケルン


『フハハ 面白そうではないか♪』×オーラ


『待って待って、サークルと勝負したら勝てそうにないから混合にしない?』×ノンナ


『混合ってどうするの?』


『じゃあさ男女対決で良いんじゃない?』×エスモ


『うふふ 面白そうですわ♪』×ライカ


『んふふ クオンを負かすのも面白そうね♪』


『言ったなミュウ?ぎゃふんって言わせてやるからな?』


『じゃあ魚の数で勝負しましょうか?』×ローラ


『いや、そこは公平に魚の総重量で勝負しようじゃないか』×ゼン


『ふむ、デカい魚の方が有利ってことだな』×オーラ


『ニャハハ あたいはどっちにしても嬉しいニャー♪』


『うふふ 勝負と言うのでは何を賭けるのでしょうか?』×ライカ


『そうだな、じゃマッサージでもして貰おうかな♪』×クオン


『ぜぇぇったい私にマッサージして貰うんだから♪』×ミュウ


『うふふ 丁度良いわ、最近肩が凝ってたのよね♪』×ローラ


『おいおい、もう勝った気でいるのは早いんじゃないか?』×ゼン


『ニャハハ 勝負ニャー♪』



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