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第157話 新店舗開店準備!2


『おはようございますサークルの皆さん』


『待ってましたよエイトールさん、皆さんにも紹介しますね共同経営者になるエイトールさんです』


『ほほ~ 私と同業ですな私は侯爵家のガデラスと申します宜しくお願いします』


『あっ いえ飛んでもない、こちらこと宜しくお願いします』


『ちょ ちょっとクオンさん、どうしてそんなに大仰な話になってるんですか?』


『あれっ 帰りの馬車の中で言ってなかったっけ?お金の使い道ないんでしょ?』


『そ それはちょっと言ってたけど私は只の受付嬢よ平民なのよ?』


『あはは 俺達も平民ですよ?』


『んふふ エイトールさん、きっと資産もっと増えるわよ楽しみね♪』


『ちょっとミュウさん、私をどこまで担ぎあげる気ですか既に緊張感が半端ないですよ!』


『どうせ、この店は冒険者ギルドと深い関わりが出来そうだから丁度良いではないか?』


『クフフ そうね食堂も商店も冒険者向けですわ』


『皆さん忙しい所すみませんが2階のレストランの価格設定もお願いして良いですか?』


『ああ、勿論だよ実は楽しみにしていたんだよ』


『あはは ガデラスさん中々の仕上がりになってますよ』


『マリンさん、一応ピックアップしたレストランで使う素材リストもお願い』


『はい、これがそうよ皆さんに配っておくわね』


『ありがとう、では行きましょうか』



今度は全員を連れて2階の高級レストランに向かう、先ずは各自で見て回って貰う事にした。


ガデラスさんが少し興奮した表情で全ての部屋を見て回っている。



『・・・信じられん、こんなにも大きなガラス板を見たのは初めてだよ、本当に此処の1席を私にくれるのかね?』


『はい、予約以外ではガデラスさんと俺達しか座る事は出来ないようになります』


『う~む、その権利だけで一体どれ程の価値になるのやら・・・』


『しかし、クオン君此処の価格設定は難しいよ?』


『ファファファ 私なら使う素材と此処の値打ちを考慮するとコースで黄白金貨と言うところですか』


『う~ん、金貨で1000枚か値打ちとしては妥当になるが・・・』


『えええええええええええっ 1食に金貨1000枚って、どんな食事になるんですか!!!』


『何を言ってるんだ?君達がいつもサークル本部で食べている食事は少なくとも此処の十倍はするんだよ?』


『あはは リップ私達いつも金貨1万枚の食事を食べてたんだ?』


『・・・・ごめん今、目の筋肉が痙攣してピクピクしてるんだけど・・・』


『どおりで美味しすぎるなと思ってたんだけど・・・』


『私から言わせたら素材の値段よりクオン君の料理技術やレシピの方が何倍も値打ちがあるわ』


『私達は奴隷になってから王様の何百倍も贅沢してたのね?もう笑うしかないわ♪』


『うむ、クオンその値段では流石に客が来んだろう?』


『う~~~~ん、マリンさん金貨3~10枚ぐらいのコースと金貨100枚から1000枚ぐらいのコースをどうかな?』


『えっと、例えばサークル本部で採れるリンゴなんだけど、あれ1つで値段はどれぐらいになるのかな?』


『そうですな大体売値にしたら金貨3枚ぐらいでしょうか?』


『・・・・・クロワさん、あれってそんなにするの?』


『はい、私でも見たことがない希少な果物ですし甘さと良い酸味と良い極上の果物ですな、そのまま王様へも献上出来るほどです』


『う~~ん、サークル本部で採れる素材では無理ね、高い方のコースじゃないと、とても出せないわ』


『参ったな、少し本気で作りすぎたか・・・』


『よし、あまり価格を下げ過ぎても問題になるからサークル本部産の素材は高い方のコースで安い方のコースはマリンさんの腕の見せ所だね』


『あはは クオン君、逆よ金貨3枚の予算があったら、すっごく贅沢なコース作っちゃうわよ♪』


『クオン君の普通が超超超贅沢なだけなのよ、いつも気軽に使ってるフォグレプやホットラッチだって超高級食材なのよ?』


『なるほど、食材を売らなかった弊害がこんなところで出るとは思わなかったよ』


『じゃー そこら辺の匙加減はマリンさんに任せるよ』


『只しばらくの間はサービスで安いコースでもサークル本部の果物や野菜も付けようか』


『うふふ 分かったわ大サービスね♪』


『今日は、食材の見直しと仕入れをするとして明日は試食会、開店は明後日にしようか』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』


『私は生産ラインを急がなければいけないので、今日は失礼するよ』


『ありがとうございますガデラスさん、後は開店日に招待される方は居ますか?』


『ああ、そうだ忘れる所だった私のお得意さんを1組招待させて貰うよ』


『分かりました御用意致しておきますね』



それだけ告げるとガデラスさんは急いで帰って行った地下1階へ下りると、どうやらお客さんが来ているそうなので見てみると、なんと領主様だった。



『おはようございます領主様、態々起こし願ってすみません』


『いや私が見たかっただけなので気にせずともよい、中々立派な建物ではないか』


『そういえば開店日が明後日に決まりましたのでお伝えしておきますね』


『ふむ、明後日なら私も来れるな1席予約しておいてくれ』


『分かりました他にも招待したい方が居られましたらお伝えください、少し金額は高いのでご注意を』


『ほほ~ 今聞いておこう、幾らぐらいで考えておるのだ?』


『先ほど相談していたのですが大体金貨3枚から金貨1000枚ぐらいまでのコースですね』


『なっ 金貨1000枚だと?いやサークルが用意する素材なら不思議ではないか・・・そこまでの高級料理なら話が変わるな、予約席はまだ入っておらんのだな?』


『はい、まだ1席だけですから領主様と合わせて2席しか決まっていません』


『残りは何席ぐらいだ?』


『そうですね全部で30席ぐらいなので残り28席ですね、良かったら見て行かれますか?』


『そうさせて貰おう』



俺は領主様を連れてもう一度2階へ上がり個室まで見て貰う事にした。



『す 素晴らしい私でもこんなに豪勢な所で食事をしたことはないぞ・・・クオンよ此処は<エンゲルラント>の自慢になるかもしれんぞ武術大会優勝と良い喜ばせてくれるな』


『クオンよ、出来ればまだ予約を受け付けないでくれ私から複数招待するかもしれん、忙しくなりそうだ私はこれで失礼するよ、早めに連絡を入れよう』


『はい、分かりました、ありがとうございます』



ガデラスさんに引き続き領主様も急いで帰って行った、まあお客さんを招待してくれるなら有り難い。


後は食材の把握と仕入れになるので料理場に行き、現状の食材を並べてみた俺達が今までストックしている食材も少し放出することにした。



『ウ ウソでしょ・・・クオン君達どれほどの食材をストックしてきたのよ?』


『凄いでしょう~ クオンって美味しい物を見つけると根こそぎだ~~~って言って採りまくるのよ、これでも1/10ぐらいなんだから』


『あはは こうやって見ると結構な量があるね~ 流石に店では出せない食材もあるしね』


『ニャハハ ダンジョンで獲って来た魚も大量にあるので渡しておくニャー』


『魚類も凄いわね、こんなに大きな魚見た事ないわ、しかもどれもこれも美味しそうだし流石<アイテムBOX>ね』


『ところでマリンさん、もうお昼ニャ、お魚大量にあるニャー』


『あはは 分かったわよ腕に寄りをかけて魚料理を作るわ』



料理には実際に此処で働くことになるマリンさんとリップさん達6人が行ってくれた、お試しを兼ねて良いかも知れない、しばらく待つと凄く良い匂いが立ち込めて幸せな気分になる。



『お待たせ~ クオン君、最高の使い心地よ流石ロック君だわ』


『えへへ 褒められちゃいました、照れますね』


『ちょっと凄いわよ、この包丁恐ろしいぐらいの切れ味よ、何だか料理が上手くなったような気がするわ』


『調理器具も使い終わって洗おうとしたら勝手に綺麗になっていくの、これって凄くない?』


『コンロの火力も最高だわ、これだけ高温が出せれば色んな料理が作れそうよ』


『フライパンも寸胴鍋もミスリル製だからね魔力コンロとの相性も抜群の筈だよ』


『このオーブンも良いわね、大きいから全員分の魚が一気に作れたわ』


『さー 並べていくわねサーモンの香草包み焼、白身魚の醤油餡かけ、アラ汁を作ってみたわ』


『おお~ 美味しそう良い匂い~ 』×26人


『いただきま~す♪』×26人


『モグモグモグ』×26人


『美味しい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♪』


『美味しいニャアアアアアアアアーーーーーーーーー幸せニャーーーーーーー』


『うん美味しいよ、前から思っていたけどマリンさん香草を上手く使うよね』


『うわ~い、クオン君に褒められちゃった♪うっれしいな~~ 私も色々な所で修行してきたからね香草には詳しいのよ』


『なるほど、じゃー 次はカレーを教えちゃおうかな、きっと気に入ると思うよ』


『も~ 大好きよクオン君♪どこまで私を喜ばせたら気が済むの?』


『楽しみにしてて』



食材を並べて足りない物を探した結果タマゴはハーピーのタマゴしかないため普通のタマゴを仕入れる事にした。


マリンさんに聞いた所、コッコと言う名前の鳥が居るらしくタマゴも取れるらしい。



『本当にハーピーのタマゴしか知らなかったの?今までの卵料理が全部ハーピーのタマゴなんて信じられないわ』


『そ そんな事ないよ、ちゃんとハーピーの異常種のタマゴも食べた事があるし』


『もっと希少じゃないの、どれだけ贅沢してきたの?』


『う~ん、贅沢と言うか僕達は冒険者だから自分で獲って来た物を中心に食べてきたからじゃないかな?』


『そっかサークルぐらい凄い冒険者になると、そうなるのか~ 』


『じゃ早速買いに行ってくるわ』


『あっ 俺も見て見たいな』


『私も興味あるわね見た事ないわけじゃないけど着いて行こうかな』


『ニャハハ 皆で行くニャー』



そう言えば市場にある食材は、あまり買って来なかったな・・・これを機に色々と見て見よう。


マリンさんは<エンゲルラント>に来て間もないのに、もう市場のチェックはしていたらしい流石料理人だ。


っと言う訳でマリンさん案内の元、皆で着いて行くとタマゴを打っている所へ着くと見慣れた大きさのタマゴが大量に並んでいた。



『お~ 俺の国のタマゴと同じぐらいの大きさだよ』


『これが普通のタマゴなのよ、ハーピーのタマゴには負けるけど美味しいのよー』


『なるほど、少し買っていこう試食したいしね』


『すみません、そこのタマゴとこっちのタマゴを全部下さい』


『・・・只の偶然って訳じゃなさそうね、貴方タマゴの目利きが出来るなんて普通じゃないわよ?』


『今日の朝取れたてのタマゴ分からない様に別々に置いといたんだけど・・・見事に言い当てたわね、はいどうぞ』


『あはは 只の感ですよ、ありがとうございます』


『ねーねー 貴方達って冒険者にしか見えないんだけど、そちらのお姉さんが料理人なのかな?』


『よく分かったわね、今度お店出すの良かったら来てね』


『どおりで見た事が無かった訳ね、お見せの名前は何て言うの?』


『『『『『『『あっ !!!』』』』』』』


『そう言えば、まだ考えてなかったわ・・・』


『店名の看板もなかったな・・・盲点だったよ』


『あはは まだ名前も無かったのね、じゃ場所だけで良いわよ』



俺達はタマゴ屋の女性に店の場所を教えて他の店も見る事にした。



『でも、鑑定スキルって便利よね~』


『あはは バレたか重宝してるよ』


『でも店名なんて完全に忘れてたわね、やっぱりマリンさんとトルネちゃんが決めるべきよね?』


『そんな、飛んでも無いわ、やっぱりオーナーであるクオン君が決めて貰うのが1番じゃないかな』


『まあ、帰ってからトルネちゃんにも相談して決めようか俺としては2人の名前を入れたいね』


『俺達は徹底的に潜って来たから2人にはベクターさんのような有名人になって欲しいんだ』


『あはは もうサークルは超有名人よ、なんてったってSランク冒険者なのよ』


『そこそこ強くなってきたから少し表に出たんだけど、真龍に思い知らされたからね世の中は広いよ』


『あんなに強いサークルでも勝てないなんてね』


『でも、いつか真龍も倒せる程に強く成るよ地上最強になるまでね』



色々と他の店も見て回り、この世界で人気のある食材をマリンさんに聞きまくった後、手当たり次第に買いまくった。


中々良い買物をしたと思う、大方お店で出す分だが俺達で食べる分もストックしておいた。


新店舗に帰り早速トルネちゃんと相談した結果、俺の意見を尊重してくれ「マリントルネ」になった、2人の名前を並べただけだがゴロが良かったので良いだろう、名前を売るのにも最適だ。


店に飾る看板も皆で作り、中々良い感じに仕上がった。



『ふ~ 段々出来ていくのが楽しいな』


『おう、ワシ等の仕事は完成したぞ見ておいてくれ』


『ありがとうございます親方、先に賃金の方を払っておきますね』


『ガハハハハ 賃金の方はもう領主様から貰っておいたぞ、しかも多めにな』


『あらっ いつの間に・・・分かりました親方また追加注文があったらお願いしますね』


『ガハハハハ お前達の腕が良すぎて、こっちはやりにくいわ、だがまた何時でも受けてやろう』


『あはは ありがとうございます、店にも食べに来て下さいねサービスするよう伝えておきますよ』


『ガハハハハ ありがとよ、じゃーな』


『しっかし自分の名前が店名に入ってるのも、なんか照れるわね』


『ほ 本当にそうですよ、私なんかの名前を使って貰って良いのかなと思いますし』


『実際に2人の店だから良いじゃないか?』


『でもね~ 何から何までお膳立てして貰ってるし、こんな凄い店を私が仕切るなんて実感が湧かないわよ』


『わ 私なんてもっとですよ15歳で店が持てるなんて信じられませんし』


『此処までは俺達が色々と段取りしたけど、これからは2人で自由にしてね厳しいと思うかもしれないけど今から俺達が提供する素材等はお金も取るからね、そうしないと2人にも張り合いがなくなるでしょ?』


『ええ、勿論よ見ててクオン君、<エンゲルラント>で1番のお店にしちゃうんだから』


『私も頑張って<エンゲルラント>で買物するならマリントルネって言われるぐらい頑張ります』


『クオン様、領主様からの伝言をお預かりしております明後日の予約は全て押さえてくれとのことでした』


『おおっと、流石領主様やることが早いなマリンさん予約いっぱいだって』


『うは~~ 凄いわね、しばらくは暇だと思ってたのに、こりゃー頑張らないとね』


『商店の方も商業ギルドのミランダさんがシャンプーの宣伝頑張ってくれたから忙しくなるかもね』


『はい、私頑張ります、私もう1度品物見てきますね』


『んふふ 凄い勢いで走って行っちゃったね、本当に楽しそうだわ』


『クオンさん、私達の賃金なんだけど、これからはマリンさんに貰う事にするわ』


『うん分かった、でも俺達からの賃金の方が高いかもしれないよリップさん?』


『うふふ 確かにクオンさんには破格の賃金で雇って貰ったけど、私達もマリンさんと共に頑張ってお店を盛り立てていきたいのよクオンさんから賃金を貰ってちゃモチベーションが下がるでしょ?』


『あはは 確かにそうだねリップさん達にはウエイトレスから料理人、商店の店番、ボディーガードから情報収集までお願いするから大変だとは思うけど宜しくお願いするよ』


『ブッ や やけに仕事が増えてないかしら?』


『あはは 俺達から依頼するときは別途報酬を用意するし特技は生かさないと?』


『も~ 分かったわよ頑張るわ』


『後はアーチカさん達メイドさんも初日は忙しいかも知れないから手伝って貰って良いかな?』


『分かりました服装はメイド服で宜しいですか?』


『ああ、返ってそれが人気が出るかもしれないしね』


『あのクオン様、私にもメイド服を頂きたいのですが宜しいですか?』


『えっ 流石にローニアさんにメイド服は渡せないよ』


『・・・何か私だけ仲間外れのような気がして落ち着きませんの・・・』


『ニャハハ リーダー 本人が希望してるんだからどうかニャ?』


『う~ん・・・分かった、でもあくまでも社会勉強だからね?俺がガデラスさんに怒られるので』


『ありがとうございますクオン様、ムーア様、それに侯爵令嬢より此処のメイドさんの方が優雅だし贅沢ですわ♪』


『あはは 確かにそうかも』×10人


『ニャハハ 早速帰ったら作るニャー 』



それからは1つ1つの料理価格設定や実際にお客が入ったとき、どれぐらいのスペースを取られるか等、最終調整をしていった、翌日も試食会を開きメニューを決定し日替わりランチも作った。


メニューの方は最初は少なめに2階のレストランではコース料理だけにし安いコースから高いコースまで出す食材で調整することにした、お酒は別料金でビール、ワイン、ウイスキー、ブランデーの4種類と豪華だ。


大衆食堂の方はお酒はビールだけにし料理も魚料理、肉料理、日替わりランチの3種類だけにした。


ガデラスさんとは生産の発注から販売権を調整したところ、生産を任せているにも関わらず売り上げの5割も貰えることになった最初は7割だったが遠慮して5割にして貰ったぐらいだ。


エイトールさんは武術大会の賭け金で光金貨100枚を稼ぎ使い道がないと言っていたのでサークルの出資者の1人に成って貰おうとしたが光金貨1枚でも金貨1万枚になるので、この店舗全部合わせてもそんなにしないため、いっそのこと全部出して貰ってオーナーになって貰う事にした。


細かい調整も終わり、いよいよ明日の朝開店だお店には既に色々と貴重品も置いているため店舗に<ライトシールド>で包み込み誰も入れないようにしてから帰路につく。



『あの~ クオンさん、元々ミュウさんに貰ったようなお金だからお金を出すのは全く問題ないんだけどオーナーってどういう事なの?』


『この店舗の所有者って事だよ、今度商業ギルドで手続きしとくよ』


『いや、あのそういう意味じゃなくて、どうして私がそんな大それた立場になるの?』


『ん~ だってエイトールさんも絡みたいでしょ?もうオーナーぐらいしか開いてる枠がないのよ』


『そりゃー仲間に入れて欲しいけど・・・・そ そういう問題でオーナーになっちゃって良いのかな~』


『実際にお金を出してくれるからオーナーじゃないか?』


『・・・まあ良いか・・・・・こんな事でもない限り、お金払わせてくれないでしょうしね』


『じゃー 早速オーナー権限としてガデラスさんと俺達で永久予約席を1席ずつ持ってるんだけど、俺達もそんなに紹介する人も居ないので誰かレストランに招待したい人が居たら俺達が持ってる予約席を使って下さい』


『わ 私も、こんなに高い店紹介する人なんて居ないわよ?』


『まあ、居ないなら居ないで良いから、紹介したい人が居たら教えてくれたら良いよ』


『ええ、そういう事なら良いわ』


『エイトールさんも、せっかくお金持ちになったんだから家でも買えば良いのに』


『ミュウさん、そう言っても降って湧いたようなお金なんだもの使いにくいわよ』


『じゃー ミランダさんにお願いしておくよ妹のタリリちゃんと好きな家を選んでね』


『えっ ちょ ちょっと待って、いきなり現実になるのも戸惑うんだけど?』


『あはは ほんの手始めじゃないですか今度僕達も遊びに行きますね』


『あー もう負けたわ、じゃ遠慮なく使わせて頂きます、きっとタリリも喜ぶわサークルの皆さんありがとう』


『『『『『『いえいえ(ニャ)!!!』』』』』』



ようやく長かった準備も全て終わり、いよいよ明日の朝から俺達の新店舗「マリントルネ」が開店だ!


色々な方達が店の宣伝をしてくれたのでお客さんは来てくれるとは思うけど閑古鳥が鳴いていたら寂しいなと少し不安にもなる、まあそうなっても気長にやっていくのも良いけどね。


明日の事もあるので今日は皆早めに休む事にして、いつもより早く起きることにした。


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