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第156話 新店舗開店準備!


賑やかだったお風呂も上がり皆で楽しく食事をしてから早めに寝る事にした明日は開店準備が忙しそうだ。


いつもの様に清々しい朝を迎え顔を洗ってから食堂へ向かうと久しぶりにベクターさんとロアさんを見る。



『おはようございますベクターさん、王都から帰って来たんですね』


『ああ、おはようクオン君、色々と頼まれ事があってね~ 時間が掛かったよ』


『おはよー クオン君、話は聞いたわよお店を出すそうじゃない?』


『ええ、そうなんですよ今日リフォームが終わってる筈なので良かったら一緒に見に行きませんか?』


『もっちろん行くわ、色々とお土産も買ってきたのよ』


『ありがとうございます楽しみにしておきますね』


『ちょ ちょっとクオンさん、こちらの方は、まさか・・・』


『あれっ リップさん達とは会ってなかったっけ?』


『会ってないわよ、やっぱり大錬金術師ベクター氏なの?』


『うん、ベクターさんは俺達の錬金術の師匠でロアさんは魔法の師匠なんだよ、ちなみにどちらもクランメンバーだよ』


『・・・その若さでどうやって<錬金術>をそこまで取得したのか不思議だったけど、どおりで・・・』


『それに大魔導士ロアって私でも知ってるわよ、凄い人達がクランに居たのね』


『あはは 確かに最初は私が<錬金術>を教えたけど、もうとっくにクオン君には抜かれてるよ』


『駄目ですよベクターさん、もうベクターさんは一生サークルの師匠決定なんですから』


『あらっ そうなのかい?』


『んふふ そうですよベクターさんもロア姉さんも逃がさないわ♪』


『も~ ミュウちゃん相変わらず可愛いんだから、それと私は師匠って言わないでよ?もう私の何倍も凄い魔法使いなんだから』


『師匠とは呼ばないけど生涯師匠なのは変わりませんよ?』


『そう言うと思ったわ、新しい面子が増えてるのね王都から連れて来たの?』


『はい、俺が王都でスカウトしてきた新しい面子を紹介しますね、先ずは料理人のマリンさん新しい料理店を仕切って貰う予定です、同じく料理店を手伝ってくれるリップさん、ヘアーさん、ノノウさん、アイズさん、イリヤさんです』


『スカウトされたと言うよりもクオン君の料理に感動して土下座して弟子入りさせて頂きましたマリンです、宜しくお願いします』


『私達は王都で危ない所をクオンさんに助けて貰い王都に居られなくなったので面倒みて貰ってます、宜しくお願いします』×5人


『そして、新しい商店を仕切って貰う予定のトルネちゃんです』


『私も王都の奴隷商から助けて頂きましたトルネです、どうぞ宜しくお願いします』


『後はベクターさん達も御存知のローニアさんがクランメンバーに参加する事になりました』


『これからも宜しくお願いしますローニアです』


『クオン君は師匠と言ってくれるが私は友達だと思ってるんだ皆さん宜しく!後はローニア嬢ついにクランに入ったんだね、もうクオン君から説明は受けてると思うが頑張らないとね』


『はい、ベクター様、私はもう貴族だなんて思ってませんわ皆さんと同じように甘えなく頑張るつもりです』


『うふふ まあそういう子じゃなければクオン君がクランに参加するのを認めるわけがないしね』


『私はロアよ皆さん宜しくね』


『それとク・オ・ン君、ちょ~~っと聞きたい事があるんだけど?皆おっきいね・・・うふふ』


『言っときますけど偶然ですからね、本当に偶然なんですからね!』


『あらっ まだ私は何も言ってないけど~?』


『クオンもう諦めたら?だって此処に居る人って全員そうじゃない?』


『い~やミュウこれは大事な事だから、確かに好みですが本当に偶然です』


『ふ~ん、好みなのは認めるのね?』


『・・・まあ男なら皆好きな筈ですよ、ねえベクターさん』


『おおっと、こっちに振るのかい?まあそうなのかな?』


『ズルいベクターさん返答がフワッとし過ぎですよ、ビシッと言って下さい』


『あはは まあクオン君が選んでる訳じゃないと思うがクオン君が喜ぶような激運が働いているんじゃないかな?』


『あ~ なるほど、神様ありがとう』


『も~ やっぱり喜んでるんじゃない』


『し しまった・・・』


『あはははははははははははははははははは』×27人



帰って来た早々ロアさんには弄られまくりだ・・・ベクターさんから王都での話を聞いていると、やはり俺達の事も色々と聞かれたらしいベクターさんとは王都まで一緒に行ったから俺達と知り合いなのはバレてるしね。


俺達がキツイお仕置きしてきたメルダ・ゲランク伯爵は未だに悲鳴を上げながらのた打ち回っているらしい、まあ十分に後悔して貰おう。


ユマ王女からも俺達の事を聞かれたらしいが只の友達だから何も知らないと答えてくれたそうだ。


武術大会が終わってからの王都での出来事を色々と聞きながら食事も終わり、いよいよベクターさん達と共に新店舗に行く事になった。


新店舗に着くと親方が最後の仕上げだろうか職人さん達と作業をしているので声をかける。



『おはようございます親方』


『お~ 来たか、もうすぐ完成だ細かい要望があれば聞くので見てくれ』


『はい、もう商品とか並べていっても良いですか?』


『ああ、構わんよ棚は全て完成しているんでな』


『ありがとうございます、じゃ見てきますね』


『よし、じゃー最初は商品を並べて行こうか、手分けしてお願い』


『分かりました~ 』×25人


『あー クオン君、私も色々と商品を提供しよう』


『本当ですか?助かります正直に言うと少し商品が少なかったんですよ』



それから商品を取り出して並べていくカウンターにはポーション類、属性魔石類、ロック製の小型ナイフを並べていった、商品の説明書きを添えてガラス越しに見えるように工夫してある。


棚にはシャンプー、リンス、化粧水、石鹸、洗剤、布製品ではタオルから下着類、皮製品ではカバン、リュックサック、ウエストポーチ、ナイフ入れ、矢筒、マント等、雑貨品では冒険者用のテント、木皿、食器類、携帯調理器具、香辛料、調味料、保存食等、冒険者が必要な物を次々と並べていく。


クロワさんが王都から仕入れてくれたのは錬金術の素材になりそうな魔物の素材だ王都周辺に多い魔物素材は<エンゲルラント>で高く売れるらしい、これは予め作ってあったガラスケースの棚に並べていく事にした。


ベクターさんに出して貰ったのは魔道具ではライター、携帯コンロ、携帯ライト等で、装飾品ではステータスアップ系のアクセサリー類で腕力+5~10の指輪や敏捷+5~10の羽飾りなど色々出してくれた。



『うわ~ 凄く助かります、お陰様でカウンターや棚に隙間なく置けそうですよ』


『うん、正直アクセサリー等は君達が作った方が品質は良くなるんだけど良すぎるのもどうかと思ってね揃えておいたんだ』


『なるほど、確かにロックが作ったら腕力+100の指輪とかになるかもしれませんしね』


『後は目玉商品としてアイテムポーチを用意したよ、重さで言うと100キロぐらいしか入らないけど丁度良いだろう』


『そっか、小さい容量ならアイテムポーチも有りですね考え付きませんでしたよ流石ベクターさんですね』


『あはは 高くても目玉商品は必須だからね、今買えなくても値段を目標に皆頑張るんだよ、君達なら簡単に作れるだろうが大体これを目安に作ると良いと思うよ』


『流石ベクターさんですね値段の方も後で教えて下さいね』


『おいおい、価格設定の参考にするために教えるが、これらは私からのお土産だからお金は受け取らんよ』


『分かりました、何か他の物でお礼しますよ』


『じゃー 次は私から魔力が苦手な種族用の生活魔法リングよ、リングに溜めた魔力が無くなるまで<クリア><ライト>とか生活魔法が誰でも使える優れ物よ、ゴーレムのコアから私が作ったの魔力さえ補充すれば何度でも使えるのよ』


『ニャー それ良いニャー以前のあたいなら飛びついて買ったニャー』


『うむ、クオンに会う前のワシなら間違いなく欲しかった、魔力が少ない龍人には打ってつけの物だな』


『ウフフ 分かってるじゃな~い、そうね龍人とか獣人なら欲しいと思うわよ♪』


『なるほど、俺も魔法を覚えてから生活魔法の有用性は骨身にしみてますからね、これは違った意味で目玉商品になりそうですね』


『ベクターさん、ロアさん、クロワさん、ありがとうお陰様で贅沢な品揃えになりました良かったねトルネちゃん』


『す 凄いです、こんなに商品が揃っている商店なんてありませんよ、アイテムポーチから生活魔法リングなんて本当にありがとうございます』


『あはは 私達はクオン君にとても世話になってるからね気にしなくて良いよ頑張ってねトルネ君』


『うふふ そうよねベクター様の言う通り、こんなことで何時ものお礼が出来るなら安い物よ』


『ファファファ トルネこれから忙しくなるぞ、先ず価格設定をしなくては安くても高くても駄目なのが商売なんだよ』


『はい、師匠!私頑張ります!!!』


『もう少ししたらガデラスさんも来てくれると思うから価格設定やってて貰って良いかな?俺達は地下の食堂の設定に行ってくるよ』


『はい、分かりました後で価格表の確認お願いします』


『分かった、後で合流しよう』



ようやく1階にある商店の品出しも終わり予想以上の品揃いに驚く程だ、次は地下の食堂へ行き先ずキッチンを仕上げることにした。



『えへへ たっのしみだわ~ 私のお城~~ ♪』


『キャーキャーーーー って・・・ガクッ まだキッチンは出来てなかったか~~~』


『あはは マリンさんキッチンは僕達が作るんですよ!っと言うかリーダーの指示の元、後は設置するだけなんですが』


『キッチンまで任せたらマリンさん好みの配置に成らないかも知れないから今日作る事にしたんだよ、さあ組み上げていくからマリンさんとリップさん達も見ててね』


『は はい、クオン君ちゃんと見てます』


『えっ 私達もなの?』


『もちろん、台の高さとかね低すぎても高すぎても疲れるでしょ?』


『さっ 組んでいくよー 』



俺達は<アイテムBOX>から先ず流し台を出して取り合えず配置に従って置いていく、次は調理台、高火力コンロが複数、焼き鳥やウナギ用の網焼き台、続いて背後には巨大オーブン♪


壁には調理器具を吊る棚を設置し、空きスペースに炊飯器、上部には大きな換気扇を取り付けた。



『っと、大雑把だけど配置はこんな感じかな、どうマリンさん』


『す 凄いわ・・・これだけスペースがあれば色々置けるし配置も調理しやすい配置になってるわ流石クオン君』


『・・・調理台も既に私達の身長に合わせてあるじゃない?何も意見が言えないぐらい完璧だわ』


『うん、良かったよ、でも驚くのは是からだよ、ロックお願い』


『分かりました僕も作るのは初めて何ですが、なんとミスリル調理器具セットです!!!』


『魔力コンロなのでミスリルとの相性も抜群です大・中・小のフライパンと寸胴鍋、蒸し器を用意しました、もちろんオタマやボール、ザル等も全部ミスリル製で作りました!!!』


『続いてスノーピューマの牙で作ったアイスナイフセットです!!!何とこのナイフで切った素材は鮮度が落ちないよう工夫されています出刃包丁、小出刃包丁、牛刀包丁、鎌型包丁、刺身包丁、パン切り包丁、中華包丁、麺切り包丁等揃えました<硬度強化><自動修復><自動清潔><切断強化><毒無効>を付与してあります』


『まな板にはクリスタルトレントから作ったので汚れが分かりやすい透明の物を用意しました、もちろん<硬度強化><自動修復><自動清潔><毒無効>を付与してあります』


『そして最後に解体用カットナイフを全員に作りました、これは素材しか切れないので間違って指を切る何てことがありません!』



ロックは説明しながら棚に調理器具を並べていき説明が終わる頃には全ての調理器具が綺麗に並べられて光り輝いていた流石ロック俺が要望した以上の素晴らしい出来栄えだ。


案の定マリンさんはポカンと口を開けたまま固まってて動かない、とても驚いているようだ、リップさん達まで目を見開いて驚いている。



『ク クオン君、どれだけお金掛けたんですか~~~~~~~~~~~~~~~~~~』


『こ この包丁凄いわ・・・手に持っただけで冷気が伝わってくる、それに調理器具も何て綺麗なのよ触るのが勿体ないぐらいよ』


『あはは 良い料理を作るには良い道具が居るんだよ!!!実はかなり前から俺がロックに依頼して作って貰ってたんだ』


『も~ クオン本気すぎよ、そりゃー 皆驚くわよ』


『あはは 冒険者が見たら悔しがるような道具の数々ね』


『よし、配置が気に入ったら本格的に設置して行こうか』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』



俺達6人で次々と設置していったので作業は直ぐに終わり微調整をした後、丁寧に磨くと見栄えも素晴らしいキッチンが出来上がった。


マリンさん達に調理器具の使い方を説明し燃料に使っている魔石はサークル本部でレチクルの水晶から魔力補充が出来るので光熱費は掛からない本当に異世界は便利だ。


メイドさん達も助っ人で手伝って貰うかもしれないから全員に覚えて貰った。



『しかし本当に凄いわねクオン君、王都の高級料理店でも此処までの設備は無いと思うわよ』


『あはは そりゃそうだよ本気で考えてロックに作って貰ったんだもの、それと基本料理は此処で作って貰うんだけど2階まで運ぶのが大変だからマリンさん達のアイテムブレスレットも6人で共用部分を作るよ』


『えっ それってどういう事なの?』


『う~ん、簡単に説明するとマリンさんがアイテムブレスレットに収納した物をリップさんでも取り出せるようにするんだよ俺達の<アイテムBOX>もそうなってるんだよ』


『へええ~ 凄いわ、それなら離れていても物の受け渡しが簡単に出来るじゃない』


『そそ、便利だろ、そうしとけば地下1階で作った料理を2階まで運ばなくて済むし冷めないしね』


『うわ~ そんな事が出来るのなら本当に便利すぎるわ・・・レジェンド級のアイテムをこんなに気軽に使って良いのかしら・・・』



早速サークルメンバー6人でマリンさん達6人のアイテムブレスレットを1/10ぐらいの容量で共有化した、これで受け渡しの問題は無くなった。


次はお客さん用のお皿やコップを並べて行き店の左右にビールの木を置いた既にテーブルや椅子は親方が設置してくれていたので最後に内装を見栄えよく仕上げていく。



『ふ~ これで大体終わったけど、皆どうかな?』


『んふふ 良いじゃないすっごく感じの良い店になったわ殺風景だった壁もアドちゃんに頼んで蔦を模様代わりに伸ばして貰ったしエルフの私には森をイメージした此処は落ち着くわ』


『天井が高いせいか地下でも広々としていて良いですね~』


『ふむ、ワシも此処が気に入ったぞテーブルや椅子が大き目なのが良い』


『あはは オーラは大きいからね、でも僕でもゆったり座れるから気持ち良いですよ』


『クフフ 此処で早くマリンさんの料理が食べてみたいわ』


『ニャハハ あたいは魚料理が楽しみニャーー いっぱい獲ってくるニャ』


『不思議だわ・・・地下なのにどうしてこんなに明るいの?』


『それはね天井に採光窓を複数設置したし広めに掘り下げて低い所にも採光窓を設置したからだよ明るさも計算してたんだよ』


『ああ~ 何のための空間かと思ったら窓のためだったのね、どこまで深く考えてたのよ恐ろしいわね』


『うわ~ 本当に何から何まで凄いわね、もう何か泣けて来たわ・・・ありがとうクオン君私頑張るわ』


『いやいや、お礼何て良いよ俺の目的のためでもあるんだから』


『そーよ、クオンったら美味しい物を食べるためなら全然妥協しないんだからマリンさんは存分に腕を振るってくれればクオンも喜ぶわよ』


『あはは そうよね、よーし頑張るぞ~~~~~~~~』


『よし、次は調理場の奥に2階まで続く屋内階段を作って貰ったから行って見ようか』


『ここって階段だったんだ、なるほどね此処から上下に移動出来るなら便利だわ』


『本当は魔法陣で地下1階と2階に転送出来るように作ろうと思ったんだけど距離が近いから勿体ないかと思ってね』


『・・・クオンさん発想が凄すぎて想像出来ないんだけど本当に作っちゃいそうで怖いわ・・・』



屋内階段で2階に上がり店内を見て行くと俺の想像どおりの仕上がりになっていた流石親方良い仕事している。



『なっ なによこれ一面だけ壁がない・・・ウソっ これ全部ガラス窓なの?信じられないわ』


『うわ~ すっごい景色ね、これの為に高く作ったのね』


『あはは なるほど流石リーダーですね地下を作る時から、これを考えていたんですね<エンゲルラント>の町全体が見えますね』


『そうなんだよ、高く作ったこの広い空間では窓際で景色を楽しんで貰い反対側の個室では高級感のある優雅な食事が出来るよう工夫してあるんだよ、個室も色々な感じに仕上げたから来るたびに部屋を変えたら楽しめると思うんだ』



俺が皆に2階の説明をするとそれぞれが個室を見るために動き出した。



『うわ~ この部屋凄いわね、すっごく高級感があるわVIPルームなのね』


『ここは、薄暗いけどムードのある部屋だわ、分かった此処はカップル用なのね』


『うわっ こ この部屋全部クリスタルじゃないですか床も壁も全部透けて見えますよ足場がないみたいです』


『あはは ロック面白いだろう?その部屋だけ2階から突き出して作ってあるから床も地面まで見えるだろう浮遊感があって面白いかなと思って作ったんだ』


『よくこんなにアイデアが出るわね、それも見た事もないような部屋ばかりだわ』


『あの天井にぶら下がってるクリスタルは?信じられないほど綺麗なんだけど』


『あれはシャンデリアって言う照明器具なんだよ豪華に見えるかなと思ってね』


『・・・・・ねー 此処王様を呼ぶわけじゃないわよね?』


『ん~ 平民のカップルとか?商談用とか?メインは貴族さんかな~ 』


『本当の目的はマリンさんの新料理の試食部屋ニャー』


『あはは やるなムーア俺の考えがバレバレか』


『あはは じゃないわよ、こりゃー価格設定が難しいわよ』


『あ~ それもあるか、そろそろ料理の価格設定が終わってるかな?ついでにガデラスさんやベクターさんクロワさんにも相談してみようか』



俺達は2階を一通り見た後、地下1階に下りて様子を見に行った。



『おはようございますガデラスさん今日は忙しい所すみません』


『おはようクオン君、いや~ 全く素晴らしい品揃えだね驚いたよ』


『あはは ベクターさん達が頑張ってくれたんですよ、どうですか価格設定の方は?』


『うん、大体決まったよポーション類はトルネ君の希望もあり誰でも買えるように他の店と同じぐらいにしてメディカルポーションは他の店より安い設定にしたよ』


『はい、すみませんが私が怪我をして深く悲しんだので、どうしてもそこはお願いしたいのです』


『うん、良いね俺も賛成だよ』


『ありがとうございます、他の商品はガデラス様とベクター様、師匠と相談した後それぞれに価格を書いていきましたので御確認下さい』


『分かった、さー皆で見て行こう何か意見があったら聞くよ』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』


『分かりました』×メイドさん


『お父様このシャンプーとリンス、化粧水は私達が練習で作った物なんですが生産する際、同程度以上の品質になるかしら?』


『なんとっ ローニアもうこんなに上達しているのか驚いたよ流石クオン君だね』


『私が抱えている職人達でギリギリ同じぐらいで生産出来るかと思っていたんだが、まさか練習品だとはね』


『はい、私達が使っている物はクオン様が御作りになった物ですから数段高品質になります、かなり高ランクの錬金術師じゃないと作れないので量産は不可能になるかと』


『それは仕方ないですねサークルメンバーかベクターさんしか作れないと思うので贈り物用として何本かストックしてあります』


『ふむ、価格の問題もあるので丁度良いかも知れんな、では平民でも少し頑張れば買えるぐらいにしておこうか』


『そうですな安くし過ぎると生産が追い付かなくなるでしょう』


『んっ ただのシャンプーがそんなに売れるんですか?』


『売れます!!!』×20人


『そこは商業ギルドが保証しても良いですわ』


『あっ ミランダさん来てくれたんですね』


『おはようございますクオンさん、商業ギルドの方でも予約出来ないか殺到しておりますので、おそらく開店時には行列が出来るのが予想出来ます』


『うは~ そんなにですか?今ある在庫で足りるかな~ 』


『お お父様生産ラインの稼働は直ぐ行けそうですか?』


『うむ、どうやら急がねばならんな忙しくなりそうだ』


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