第155話 新店舗準備
『ありがとうございます、では本題に入りますね』
『うむ、先日ローニアに持たせてくれたシャンプーとリンスの生産だろう?』
『・・・驚いたな流石ガデラスさんですね』
『フフ 褒めずともあれだけの物が売れない訳が無い、しかし実際に生産となると冒険者である君達では手が回らないのは容易に想像出来るからな』
『お見込みの通り、俺達だけでは厳しいので生産の方はガデラスさんにお願いして販売の方は共同でどうでしょうか?』
『もちろん、ガデラスさんにも特典を考えています』
『ほほ~ 興味深いな今聞いても良いかね?』
『はい、実はトルネと一緒にマリンさんと言う料理人を王都からスカウトしてきたんですよ、その方に同じ場所で料理店を建築している最中なんですが地下1階は大衆食堂、1階はトルネ商店、2階には高級レストランを開こうと思っています』
『その高級レストランの1席をリーバイ家にリザーブしようと思います、つまりガデラスさんの紹介なら、何時でも御利用になられると言う事です』
『ちなみにマリンさんには俺達が絶対に売らなかった食材を提供しようと思っています』
『・・・あの料理が何時でも食べれると言うのか?いやしかし、そのマリンと言う者はクオン君に匹敵する料理人なのかね?』
『俺なんて趣味で作っているようなものですから、マリンさんならきっと俺が満足する料理を作ってくれると楽しみにしてるんですよ』
『分かった引き受けよう、いや此方からお願いしたいぐらいだ、私の予想ではその特典の価値は計り知れんぞ』
『あっ でも高級レストランにする予定なので値段の方は高くなると思います、相場にあった価格設定の方も御相談したいのですよ』
『ああ、分かった専門の者を用意しよう』
『しかし、以前私達が頂いた食事なら貴族でも手が出んと思うぞ?』
『えっ ステータスが上がる食材を避けて、最低限あれぐらいにしようと思っていたんですが・・・』
『いやいや、あのレベルで出されては超高級料理店になり誰も行けなくなるだろう』
『そうですか、やはりガデラスさんに相談に来て良かったですね』
『では、生産を頼みたい物をピックアップしておきましたから詳しい生産方法や販売価格の設定等は後日決めましょうか』
『ああ、分かったよそれまでに私も色々と動かないといけないからね』
『お父様私からもお願いがあるのですが』
『どうしたんだローニア?もちろんお前も商談に入って何かを担当したいのだろう?』
『ええ、商談の方もやりたいのですが、しばらくクオン様の下で訓練をしても良いでしょうか?』
『何の訓練をするのかね?』
『私はこの数日間でクオン様から様々な事を学びました、身を守る技術や魔法、料理から錬金術まで学ばせて頂きました』
『すみませんガデラスさん侯爵令嬢にこんな事教えても良いのかなとも思ったのですが、次に魔物に襲われるような事態も無いとは言えないので少しだけ強くなるよう訓練をしました』
『あはは 構わんよ、クオン君の事だローニアが結婚するに際して障害になるとでも思ったのだろう?』
『ええ、もしそのような事になれば申し訳ないと思ったのですが、この世界は決して安全とは言えません死んで欲しくないんですよ俺は』
『なーに心配は要らんよ、もし行き遅れたとしてもクオン君が貰ってくれれば良いではないか?』
『なっ そ それは幾らなんでも・・・』
『ははは 私としては、そこら辺の貴族に嫁がすよりクオン君に嫁に出した方が何百倍も嬉しいがね』
『なっ 何を言い出すんですかお父様、クオン様にはミュウさんや素敵な女性が沢山居られます』
『なっ ちょ ちょっとローニアさん、どーして私だけ名指しなのよ?』
『そ そんなの見ていれば分かりますわ』
『あはは 良いではないか何人でも、ローニアもその中の1人に成れるよう頑張りなさい父と母は応援しているぞ』
『も もうお父様、冗談が過ぎますわ』
『もちろん冗談ではない、そういうことだからクオン君が迷惑じゃなければ気が済むまで鍛えて貰いなさい』
『も~ お父様ったら・・・でも分かりました、ではしばらくの間アーチカと共に勉強して参ります』
『アーチカ、もうお前に頼むのもおかしいかも知れんがローニアと仲良くやって欲しい』
『滅相も御座いません旦那様、お嬢様とは生涯仲良くしたいと思っております』
『ありがとうアーチカ。では、そういう訳で娘の事を頼むよクオン君』
『そ そういう訳って?参ったな・・・本当に侯爵令嬢を俺達のような冒険者に預けても良いんですか?』
『クオン君なら構わんよ、しかしライバルは多そうだがね?』
ガデラスさんは今日来ているサークルの女性陣全員に視線を配っている。
『ニャハハ リーダーも大変ニャ、頑張るニャー』
『あらっ ムーア人事みたいに言って、誤魔化したって駄目よクオンに惚れない女性が居たら見て見たいですわ』
『むっ それもそうだなクオン君に既婚者の女性は会わせない様にしないとな』
『なっ ライカ、ガデラスさんまで誤解を招く発言はやめてくださいよ』
『『『『『『『『『あはははははははは』』』』』』』』』
何か話が変な方向に行ったが、相談と頼み事の方は無事終わったので後日詳細に話を詰める事になった。
丁寧に挨拶をしてからリーバイ家を後にし、ついでに親方に大きなガラス板を渡すため新店舗の建築地に行く事にする。
『クオン様、ごめんなさいお父様が変な事言って・・・』
『あはは 良いよそれだけ信用してくれてるって事だしね、それにローニアさんみたいに可愛い子に好かれたら嬉しいし』
『ほ 本当ですか?うふふ お世辞でも嬉しいですわ♪』
・・・う~ん、背中にミュウの視線が突き刺さるようだ、まあ実際ローニアさんは可愛いし胸も大きいし・・・あれっ 本当に俺の周りには胸が大きい女性しか居ない様な気がするな・・・こりゃー誤解されても仕方ないか。
そうこう思っている内に建築現場に着いたので親方を探すと、もう1階の内装が終わり2階に取り掛かってるようだ。
『おはようございます親方、めちゃくちゃ進むの早いですね』
『お~ 持ってきてくれたようだな、だが本当に手に入ったのか?おめぇーが言うような大きなガラス板なんて見た事がねーぞ』
『ええ、俺が作りましたから今出しますね』
俺は作業中の2階に大きくて分厚いガラス板を何枚も取り出し並べていった、ガラス板作りはサークル本部を作った時に散々やったから簡単に作ることが出来た、でも今回作ったのは景色を良くするため足元から天井まである大きなガラス板だ。
かなり大きさがあるため、それなりに分厚く作ってある。もちろん<硬度強化>と<自動修復>を掛けてあるので多少の衝撃や破損は大丈夫だろう。
『なんてこった、見事なガラス板だな、こんな技術を持ってるのに冒険者をしてるのかよ』
『おめぇ~ 本当に内で働かないか?』
『あはは ありがとう、よしこれで足りる筈ですよ』
『ああ、後はやっておく明日には大体出来てるから見に来てくれ』
『本当に早いですね、分かりました明日の朝もう一度来ますね』
『トルネちゃんも、1階の方どうだった?』
『はい、スケッチで見てましたが実際に見ると感じが全然違いました、実際より広く感じるし商品棚がすっごく見やすいです、これなら少ないスペースでも大量に置けると思います』
『それに店内とは思えないほど明るいですね、よく見たら窓が大きくて天井にも窓があるんですね』
『うん、商品が見やすいように出来るだけ明るくなるように窓を設置してあるんだよ』
『実際に完成してから商品を並べたら、また感じが変わると思うから楽しみにしてて』
『はい、もう夢のようです』
親方にガラス板も渡したので、そろそろ帰って昼からやる予定の錬金術の準備をしないといけないので帰る事にした。
陳列予定の品々をクロワさんとトルネちゃんを交え相談した結果、俺達からは各種ポーションとシャンプー、リンスそれと新たに化粧水を作った、サークル本部の源泉から作った自信作だ。
丸薬系も少し考えたんだが量産に向かないし効果が凄すぎるから控える事にした。
クロワさんからは王都でかなりの商品を仕入れてきたらしく<エンゲルラント>で高く売れる物を卸してくれるらしい。
流石にプロの商人だけあり動きに無駄がない、転売のノウハウもトルネちゃんに指導していたので俺も安心だ。
転売と言えばゲームでも胡椒が有名だったけどサークル本部で作っちゃったからな、ひょっとしたら高く売れるのか。
まあ、そこら辺はレストランの方で還元しようかな、俺達も遠征するときは気を付けておこう。
サークル本部に帰ると訓練に力が入ったのか皆グッタリしていた。
『あれっ 皆<リフレッシュ>覚えたのに使わなかったの?』
『ハァー ハァー お おかえりクオン君、何回か使ったんだけど疲れを取っちゃうと訓練した気にならないのよ』
『あはは でも訓練しすぎても逆効果なんだよ、さあ<リフレッシュ>して昼食にしようか』
王都の武術大会の報酬で貰った<リフレッシュ>だが、使ってみるとかなり有効な魔法で<ヒール>とはちがい疲労感を取り除いてMPも徐々に回復してくれる、自然回復の上乗せみたいだ。
まさに訓練には打ってつけの魔法だがリップさんが言うように疲労感が無さすぎるのも問題か・・・
でも訓練を真面目に頑張っているのか皆良い動きになってきた、慣れて来たせいもあるかな本当に武術大会に出ても良い所まで行けるかもしれないな。
とりあえず昼食を済ませ、いよいよ<錬金術>の訓練に取り掛かった、最初は薬草で回復ポーションの作成から始まりハイポーション、フルポーション、マジックポーション、デトックポーション、メディカルポーション、ディスペルポーション、ミュウと大量に取って来た珪砂と他の素材からからポーションの瓶、お酒の瓶、ビールジョッキ、ワイングラスと次々と作成していった。
流石に<錬金術+10>のスキルを付与してあるだけあり皆見事に作成していくがワイングラス等の形成は難しいようだ、俺達のようにクリエイター系のスキルがある訳ではないので、これは仕方ない。
各自でポーションの作成時間や魔力の流れ等を良く覚えておいて貰い<錬金術+10>の付与を外して自分で取得するよう頑張って貰った結果驚く程早く全員<錬金術>スキルを自らで覚えてしまった。
『やっぱりコツを掴んでからスキル上げすると覚えるのも早いね~ 』
『やったわ、一気に難しくなったけど頑張った甲斐があったわね、これからコツコツスキル上げも頑張るわ』
『うん、マリンさん毎日使ってたら自然にランクは上がっていくから頑張ってね行き詰まったら、また<錬金術+10>付与するよ』
『ふむ、ワシ等の持っているスキルならこの方法で早く取得出来そうだな』
『うん、魔力の流れを感じる事も大事だから、そこら辺は<感知五感之極>のスキルが役立っているんだと思う』
『<錬金術>のスキルである熔解→捏和→精製→昇華→固定→凝華等を覚えて行くうちに料理にも応用出来る粉砕や抽出が出来るようになってきた、ここまで覚えていくと<鍛冶師>にも役立つ』
『ふぅ~ 難しい・・・かなり複雑になってきたわね』
『うん、でもこれ等を覚えると、かなり便利になるよ色々と応用出来るしね』
『あはは 私は料理のためにも頑張って覚えるわ』
『私も商店で売れる製品が作れたら、とっても便利なんですが錬金術屋さんに成っちゃいそうですね』
『あはは まあ安く仕入れて売るのも、安い素材から製品を作って売るのも商売だよトルネちゃん』
『フォフォフォ 私もこの年になってから錬金術を覚えるとは思いませんでしたぞ』
『クロワさんも覚えておいたら絶対便利だから頑張ろう!』
続いてシャンプーとリンス、化粧水の作り方を説明し全員でスキル上げを兼ねて作っていく、流石にサークルメンバー程の出来栄えには成らなかったが皆が作る物も十分売り物にはなるだろう。
サークルメンバーが作った高品質の品々は高級品として贈り物用としてストックしておくことにした。
人数も多い事から大量に仕入れておいた薬草類も見る見る内に減っていきポーション類も、かなりストック出来たのでしばらくは持つだろう。
お酒の入れ物として作った瓶も中々凝ったデザインにしてバーボンやウイスキー、ワインがとても美味しそうに見える、中でもライカが熟成させたお酒は高級品として分けておいた、これもお祝い用か贈り物用にしよう。
ビールジョッキも作ったしバーボンとウイスキー用のグラス、ワイングラスも用意した。
お皿をどうするか悩んだが大衆食堂は他の店と同じように木皿にしてレストラン用に<アースメイク>で形成した皿にガラスコーティングし高級感のある様々な色の皿を用意した。
今度みんなで陶器の作成に挑戦してみても良いかも知れない。
日が暮れる頃には皆慣れて来たのか作成方法もマスターしスキルもドンドン上がっていった、ひょっとしたらクランメンバーでも俺達と同じようにスキル補正があるのかもしれない、これならカンストするのもそんなに時間は掛らないだろう。
いよいよ明日からは商品の陳列や食器類などの準備に行く予定だ2~3日後にはオープン出来るだろう。
後は大事な仕上げがあるのだが、それは既にロックと作成済みだ明日のお披露目が楽しみで仕方ない。
今日は、朝から訓練もし汗も掻いているから食事の前に皆で温泉に行く事にした。
『ん~ もう最高に気持ち良いわ~ 』
『いや~ 私も各地を回って行商をしておりますが、ここの温泉は格別ですな』
『やっぱり町に温泉を作っても流行るかな?』
『ファファファ 間違いなく流行るでしょうな、しかし温泉を掘るのは大変ですし出るかどうかも分かりませんでな』
『頑張ったら出来そうな気もするけど、探せばもう少し適した場所もあるかもしれないですね』
『んふふ それだけ温泉を作るのが難しいから、皆此処に驚くんでしょ』
『そりゃそーか、俺の野望の1つだったからな、大変だったけど作って良かったよ』
『あっ あの~ 作ったって、まさか皆さんで此処の温泉を作ったんですか?』
『ニャハハ トルネちゃん、温泉と言うかサークル本部は6人で作ったニャーー』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』×19人
『そ そうなの・・・貴方達って本当に人間なんでしょうね?』
『クハハ クオンが新店舗の図面をスケッチしていただろう?あんな感じでサークル本部の図面もクオンが短時間で書いたのだ、ワシ等はそれを元に石材とかを取って来て建てたのだ』
『ほんっとーーーーに貴方達って規格外なのね、よくこれだけ毎日人を驚かす事が出来るわね?』
『貴方達より前から此処に来ている私達も驚かない日なんてあったかどうか分からないのに・・・』×ソーマ
『慣れって怖いけど、ここまで慣れない所も珍しいわよね?』×ラスク
『気にしちゃ負けよ?』×ミミ
『あはは 何言ってるの?まだまだ是からだよ驚いて貰うのは』
『・・・「無限のクオン」か誰が言ったのか知らないけど、まさにその通りね』
『ところでクオン様、気にはなっていたのですが、このプカプカ浮いている可愛い生き物は何ですか?』×アーチカ
『ああ、そう言えば紹介してなかったね新たに仲間になった「ハム」って言うんだ皆宜しくね』
『キュキュキュー♪』
ハムは俺が紹介したのが分かるのか温泉に浸かっている皆に挨拶をするように片手を挙げて可愛い鳴き声をあげる。
『か かっわいい~~~~~~~~~~~~~』×19人
『な 何なのこの可愛い生き物は?』
『あ~ うん、実は真龍バハムートの子供なんだよ』
『えっ えええええええええええええええええええええええ!!!』×19人
『し 真龍って死を覚悟したって言ってた、あの真龍よね?』
『ああ、その真龍バハムートが縁を残すって言ってバハムートの幼体を俺に預けていったんだよ、っと言う訳でシロ・アドちゃん・カー坊に続いてハムが仲間になったんだ、これからは「フレンド」って呼ぼうか、一応テイムした形になるのかな?』
『あはは 妖精2体と神獣と真龍をテイムしたんだ、あはははは』
『ちょっとリップしっかりして、これは現実なのよ?』
『・・・ええ、そうよね分かってるわハムちゃん宜しくね私はリップよ』
『ハムちゃん、ようこそサークル本部へ♪』×18人
『キュキュキューーーーーーー♪』
ハムも温泉が好きなのか仰向けでプカプカ浮かびながら気持ち良さそうにしている、カー坊はいつものように犬かきのように泳いでいるしシロとアドちゃんは湯舟には浸からずムーアとミュウの肩に座っている。
この4体で<エンゲルラント>を亡ぼすだけの力がある事は黙って居よう・・・
そういえばハムのスキルもまだ試してないな・・・とりあえず新店舗が落ち着いてから試しに行こうかな。
『あの御主人様、少し良いですか?』
『ああ、良いよエポックさん、どうしたの?』
『はい、私もテイムスキルがあるのですが気に入った子が入ればテイムしても良いでしょうか?』
『もちろん良いよエポックさんのスキルって<和癒>だったよね、お陰でフラッ君達も喜んでるし助かるよ』
『いえそんな、フラッ君達は私が好きでお世話しているので全然良いですよ、皆可愛いですし』
『どんな仲間が欲しいのかってある?』
『いえ、とりあえず希望があるとすれば御主人様達のように小さくて、いつも一緒に居られたら最高ですね』
『なるほど、今度色んな所へ探しに行こうか?』
『い 良いんですか?凄く嬉しいです』
『うん、ロックもライカも欲しがってるから行くときは誘うよ』
『ありがとうございます楽しみにしておきます』
狼の獣人であるエポックさんは尻尾をブンブン振り回して喜んでくれている、う~ん今度耳とか撫でさせて欲しいな・・・
『クオン・・・尻尾撫でたいと思ってるでしょ?』
『ち 違うよ耳とか触りたいなと思ってただけだよ』
『も~ やっぱりそうなんじゃない、本当にクオンって獣人の方が好きね』
『あはは だって可愛いじゃないかモフモフを触ると気持ち良いんだぞ?』
『あ あの~ 私の尻尾で良かったら何時でも?』×エポック
『えっ 本当?ありがとう、じゃお風呂から上がったらお願いしようかな』
『私の耳も良いですよ?』×キキル(虎獣人)
『あらっ 私の大きな尻尾も何時でも触ってくださいね』×ソーマ(狐獣人)
『貴方達獣人で良いわね~ 私も御主人様に撫でて欲しいな・・・』×ミミ(ヒューマン)
『ね~ 羨ましいな~ 』×ココ(エルフ)
『あはは 獣人が羨ましがられる時があるなんて嬉しいわ♪』×エポック
『貴方達は、まだ良いじゃない私の角なんて誰も触りたがらないもの』×シタ(龍人)
『そーよねー 角触る人って居ないわよね』×レイア(鬼人)
『そんなことないわよ、クオンは珍しがって私の角を良く触ってましたわ』×ライカ
『そういえば私の耳も触りたがってたわね、恥ずかしいから逃げてるけど・・・』×ミュウ
『んっ だって自分に無いものって触りたくなるだろ?』
『あはは リーダーが巨乳が好きな理由が分かったような気がします!』
『なっ ロックそれはまた別の話だよ』
『ニャハハ それはリーダーがエッチなだけニャー』
『ムーア言い方が悪いぞ、男なら皆好きなはずだ!なー オーラ?』
『き 来たか、来るとは思っていたが・・・皆って事はないとは思うが多い事は否定出来んな・・・』
『それよりもクオン、確か尻尾とか角は簡単に触れるものではないと思うぞ、よほど親しい間柄か家族ぐらいしか気安く触れない筈だ』
『えっ そうだったのか?ごめん俺オーラとかライカの角も触りまくってるな』
『クフフ リーダーなら何時でも触ってくれて良いですわ♪』
『フハハ ワシもクオンなら構わんよ』
『もちろん私達の角でも良かったら触ってください』×シタ・レイア
『あはは ありがとう嬉しいよ、よしこうなったら全員の頭を撫でちゃおう!!!』
『えっ ちょ ちょっと僕の頭はいつも撫でると言うよりグリグリしてるじゃないですかー』
『あはは ロックの頭は丁度撫でやすい位置にあるんだよ』
『キャー 耳は駄目ーーーーーー 恥ずかしいのよ!!!』
『頭を撫でるついでだよミュウ』
『ついでじゃないわよ~~~~~~~』
俺は親愛の証を込めて全員の頭を撫でていった、もちろんクロワさんは失礼なので遠慮しておいたが年上でもリップさん達の頭は撫でまくった。
『ちょ ちょっと頭を撫でられるなんて子供の時以来なのよ?』
『あはは でもたまには頭を撫でられるのも良いじゃないリップ、懐かしい気分になれたわ♪』
『もうノノウってば、まあクオンさんには逆らえないけど・・・』
『んっ 嫌ならやめとくけど?』
『嫌じゃないわよ!!!』
『あはは んっ 分かった今度から撫でまくる!』
『えへへ 私は毎日でも撫でて欲しいです♪』×トルネ
『ファファファ なら私も』
『いや、クロワさんは自重します、ええします!流石に失礼だ』
『私も一応年上なんだけど?』
『んっ マリンさん、まだ教えてないレシピいっぱいあるよ?』
『へへ~ クオン様、私の頭ぐらい何時でも撫でて下さいませ!』
『あはははははははは』×25人