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第127話 久しぶりの休暇


流石にロックが鍛冶に手掛けるスピードは格段に上がっており、色々なスキルが向上したため扱いが難しいとされる魔物の加工も非常に高いクオリティに仕上がっており、ロックも満足そうだ。


ムーアの様子も見てみると、いつのまにメイドさん達のサイズを測ったのかシロの属性糸から下着類を作成しており既に全員分出来ていた、普段着で行動しているときも安全なように先ずは下着から作ったそうだ。


続いて今着ているメイド服もシロの属性糸でカスタマイズし戦闘用メイド服に仕上げるらしい・・・


ロックもムーアも本当に職人気質なのか製作するときは楽しそうに作り拘りがある。


俺も見ているだけでは暇だったのでメイドさん達用のアイテムポーチを作り始めた、ベクターさん達に作ったような大きな容量は要らないのでミスリルからデザインに拘ったブレスレットを作って、武器も自由に取り出し出来るようにした。


これで緊急用のポーション類も各自で持って置けるし買物にも便利だろう。



『ニャハハ リーダーあたい達の事言えないニャー』


『あはは リーダーも作りだすと本当に凝りますよね、他にも装飾品作りたくなってきたんじゃないですか?』


『あはは そうだな言い返せないよ、でも物作りって楽しいよな』


『『楽しいです(ニャ)』』


『そろそろ、お昼ニャ昼食にするニャー』


『そっか、じゃ行くか』



切りの良い所まで進んだので俺達は食堂へ向かい昼食にすることにした。


食堂へ行くと既にミュウやメイドさん達が昼食を作ってくれており全員帰ってきていたので頂くことにする。



『ミュウ魔導書の進み具合どう?』


『えへへ 記念すべき第1号が出来たわよ!』


『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』


『うふふ ミュウちゃんの無属性魔法の1つを一応魔導書にしてみたの』


『ほほ~ 何を選んだのかな?』


『先ずは簡単そうな<クリア>で試してみたの、上手く出来ていると良いんだけど』


『やっぱ<ウィング>とか<ディスペル>は難しそう?』


『ロア姉さんと検討してたんだけど色々と複雑なのよー』


『でもミュウちゃんが手伝ってくれたから<魔法陣>のスキルも上がって来たし、何れ出来るかもよ』


『お~ なら何れは皆で空中散歩出来そうですね』


『あのね~ クオン君貴方達は簡単に飛んでるみたいだけど、覚えることが出来ても、すっごく練習しないと普通無理よ』


『ニャハハ あたい達も練習したニャー鬼ゴッコニャ』


『く クオン様達は空も飛べるのですか?』


『あれ、アーチカさんには、まだ見せてなかったっけ?』


『はい、見たことはありませんが本当に飛べるのですね、流石です』


『んふふ 魔導書が完成したら皆で空中散歩しましょうね♪』


『・・・・・・・・・・・』×11人


『最近どんなことを言われても、冗談に聞こえなくなってきてるんですけど・・・』


『わ 私獣人なので、空を飛ぶような高度な魔法なんて・・・今日も<クリーン>って言う生活魔法を教えて貰い出来るようになって感動したところなんです』


『おお~ パチパチパチ!!!』×9人


『おめでとう、魔法使いの第一歩だね』


『もう全員、簡単な生活魔法を使える用になったんですよ』


『おお~ 早いな流石アーチカさん』


『うふふ これで広いお城の、お掃除が出来ます!!!』


『フハハ 掃除以外でも便利だぞ、ワシも龍人だから魔法は苦手だったのだが今は手放せぬ』


『私も龍人なのですがオーラ様のように使えるようになりますか?』


『ワシの様な不器用な者でも使えるようになったのだ、生活魔法だけではなく色々な魔法が使えるようになるぞ』


『ほ 本当ですか、実は私初めて魔法を使うことが出来て感動したんです、頑張って練習します』


『わ 私も獣人なのですが初めて生活魔法を使えました、すっごく嬉しかったです』


『ムーア様も獣人なのに全属性持ちだとか、凄いです憧れます』


『ニャハハ 照れるニャ、あたいもミュウに教えて貰って初めて魔法が使えたときは嬉しかったニャ』


『私はエルフなので生活魔法ぐらいなら使えましたがミュウ様は桁外れです、どうやってそこまで魔法を極められたのですか?』


『んふふ 私もエルフの村では落ちこぼれだったけどロア姉さんに属性魔法の覚えたかを聞いて一生懸命頑張ったのよ』


『ロア様はミュウ様の師匠だったのですね』



メイドさん達が尊敬の眼差しでロアさんを見つめている。



『も~ やーねー私はちょっとだけ教えただけじゃない、全部ミュウちゃんの才能よ!現に今は私より全然凄いじゃない』


『んふふ そんなことないですよ師匠♪』


『も~ ミュウちゃんったら照れるでしょー』


『ところでアーチカさんメイドさん達の昼からの予定はどんな感じかな?』


『はい、昼からは引き続き生活魔法の訓練と身体制御に当てようと思ってます』


『なるほど、じゃ鬼ゴッコやろうかベクターさん達にも入って貰って』


『鬼ゴッコとは何ですか?クオン様』


『俺の国で流行った遊びなんだよ』


『クフフ 私達がやってきた戦闘訓練ですわ♪』


『・・・・・戦闘訓練ですか』×11人


『こらっ ライカ誤解を招くような言い方をしないように』


『んふふ 訓練なんだけど、とっても楽しいのよ♪』


『私も参加するのかね?』


『もちろんクロワさんもロアさんもね』


『わ 私もで御座いますか?』


『面白そうじゃない♪』



食事も終わり全員広い草原に集まってルールを説明した、行動範囲は見やすいように<アイスウォール>で壁をつくって準備完了だ。



『では俺達以外の全員参加で始めたいと思います、人数が多いので鬼役は2人で』


『あ~ ちなみに全員に着けている<加減之極意>は外しましたから頑張って下さいね』


『ええええええっ 』×14人


『ちょ ちょっとやっと慣れてきたのよー』


『あはは それが良いんですよ<加減之極意>の感覚は覚えてると思うので自力で取得出来るように頑張ろう!』


『では最初の鬼役はアーチカさんとクロワさんで!ではスタート!!!』


『どわっ 走るどころか歩くのも難しい・・・』


『ニャハハ クロワさん頑張るニャー』


『タッチです!!!』


『キャアアアアアア 次は私が鬼ですね、頑張っちゃいます』


『あはは クオン君走るのなんて子供の時以来だが、これだけ身体能力が上がると面白いね』


『おっ 流石ベクターさん身体の制御が上手いですね、その調子ですよ』


『女性相手に恐縮ですがタッチですぞ!!!』


『キャアアアア む 難しいです、でも面白くなってきました』


『あはは 面白いじゃないクオン君、君達こんな訓練してたのね』


『んふふ ロア姉さん、もうすぐ分かるわ鬼ゴッコの厳しさが』


『えっ どういう事なの?』


『タッチだロア君!!!』


『べ ベクター様、いつのまにそんなに早く動けるようになったんですか』


『あはは 油断大敵だよ』


『うふふ 私も行きますわ♪』



最初は元気よく動いていた皆も1時間ほどの鬼ゴッコで全員へとへとになるまで疲れてきたので休憩に入ることにした。



『み ミュウちゃんの言ってた意味が、分かったわ・・・これ楽しいけど、めっちゃ疲れるわ~~~~~』


『ひーひー ふーふー 』×14人


『ニャハハ あたい達も最初は面白くて夢中でやって動けなくなるまで訓練したニャ』


『あはは 懐かしいですね面白いからヘトヘトになるまで頑張っちゃうんですよね』


『そーそー これクオンが考えた楽しくて疲れを忘れさす訓練だから終わると分かるのよ』


『皆、人聞きが悪いぞ!でも皆さん最初の頃に比べたら格段に動きが良くなりましたよ』


『ふーふー 確かにこれでは動きも良くなってくるな、なにせ逃げないと捕まるからな』


『ひーひー 私も商人ですから体力には自信がありましたが、これだけ全力で動くと疲れますな』


『はぁはぁ でも面白かったです、こんなに楽しかったのは子供の頃以外なかったかも』


『ひぃひぃ 吃驚するぐらい早く動けます、ちょっとづつ慣れてきましたが、本当に私強くなったのが、やっと実感出来てきました』


『中々良い傾向だね、じゃしばらく休んでてねホットラッチジュース作ったから飲んでください』



俺は以前に作った事もあるホットラッチジュースを皆に配り飲んで貰った冷やすと甘くなる性質があるジュースなので疲れているときは特に美味しくなる。



『ふあ~ とても美味しいです』×11人


『何これ?飲んだ事ない味だけど、すっごく美味しいわ本当に色々と持ってるわね』


『ほほ~ これは美味い売れますぞこれは』


『あはは クオン君は食材は売らんよ』


『そうでしたな、いや~しかしこれは実に惜しいですな、私はこんなに美味い飲み物を知りませんでした』


『よし、じゃ久々に俺達もやろうか』


『『『『『えええっ!!!』』』』』


『ワシらもやるのか?』


『不意打ちニャー』


『あはは 俺達だけ楽出来ないだろ?さあ皆以前のルールでやるぞ』


『望む所だわ、今度こそクオンを捉えて見せるわ!!!』


『クフフ リーダー御覚悟を!』


『あはは 俺にタッチ出来たら御褒美を上げるよ、ムーアから行こうか、さあ来い!!!』


『行くニャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!』



俺達は別枠に囲った<エアウォール>の中で<ウィング>を使い立体的に飛び回る、もちろん鬼ゴッコなので<エアウォーク>を使い複雑な動きで飛び回る。



『な なんてスピードなの・・・・・殆ど見えないわ』


『これは予想以上だね、なんて動きだ。どうして空中であんな動きが出来るのか』


『き 消えちゃった。私には全く見えないわ』


『これ本当にさっき私達がやってた鬼ゴッコなの?もう次元が違うんだけど・・・』


『・・・動きが止まったときにしか見えませんわ、なんて楽しそうに飛び回っているんでしょう』


『あはは 凄い凄いわ、本当に飛べるなんて、いえ飛ぶなんてレベルじゃないわ鳥以上だわ』


『よし、そろそろ鬼役を二人にしようか今からライカも鬼役で行こう。俺だけを狙わないように』


『クフフ リーダー行きますわ♪』


『おっとと、こらライカ俺ばかり狙ってないか?』


『クフフ 気のせいですわ♪』



俺達の鬼ゴッコは超スピードで尚且つ6人で鬼役が2人だったため苛烈を極めた。


御褒美を付けたためか俺は大人気だ。2人から同時に追いかけられ俺も必死になって逃げた。


1時間ほど飛び回り俺達も程よく疲れてきたので、そろそろ休憩にすることにした。



『よーし、休憩だ』


『ハーハー くそう今日も捉えれなかったか・・・』


『リーダー手強すぎニャアア』


『クオンちょっとは手を抜きなさいよ!』


『駄目だリーダー感が良すぎますよ、僕タッチ出来るような気がしません』


『フーフー 流石ですわ♪』


『あはは 皆も良い汗掻いたな、オーラ動きが単調すぎるぞ、ムーアもフェイントを入れないと、ライカはまだ立体的に動けてないぞ、ロックは体長を活かして小回りで動こう、ミュウは視線が正直すぎだ』


『『『『『参りました(ニャ)!!!』』』』』


『・・・貴方達でもクオン君に触れないのね』


『クオンは感が良すぎるのだ、ワシ等の視線やちょっとした体の動きから予測されてしまう』


『次からハンデを希望するわ!』


『あはは いくら俺でも、そんなに余裕はないよ最初に比べたら皆良い動きになってきたぞ』


『さて、アーチカさん達も休憩出来たかな?』


『はい、かなり動けるようになりました』


『じゃ買物に行こうか、メイドさん達必要な物が、まだまだあるでしょ?』


『そうだな身の回り一式だから全員に金貨3枚ずつ渡すよ、色々と揃えに行こうか』


『えええええええっ』×11人


『そ そんなに貰って良いんですか?』


『えっ かなり少な目だと思うんだけど・・・』


『リーダーそれなら、あたいが作った下着を先に渡しとくニャ』


『ああ、そうだな皆の下着類はムーアが作ってくれたんで先に渡すね、ついでにお風呂に行って汗を流そうか』


『あはは <クリーン>でも良いのに本当にリーダーはお風呂好きですね』


『まあ、ついでだよ<ダンジョンワープ>で行こうか皆手を繋ごう』



俺達は手を繋いで<ダンジョンワープ>で風呂場へ移動し汗を流してからムーアから下着類を渡して貰った、アーチカさん達もブラジャーとかは初めて見たらしく女性陣の説明を聞いて貰った、全員に着用して貰うと皆胸が大きいせいか大変喜んでくれたようだ。



『凄いわこれ、なんて動きやすいのかしら』


『御主人様達が着けていたのは、これだったんですね凄く楽に動けますね』


『それに何て肌触りの良い生地なの、奴隷だった私達にどこまで高価な物を・・・』


『皆さん聞いてください、今から腕輪を配るから利き腕じゃない方に着けて下さいね』



俺はミスリルで出来た腕輪型のアイテムポーチを皆に配り説明をすることにする。



『こ これミスリルのような・・・なんて綺麗な』


『き 綺麗、なんて綺麗な装飾なの』


『す すみません、これも頂けるんですか?』


『うん、これから色々と渡すから荷物入れが居ると思って作ったんだよ』


『クオン様、荷物入れとは?』


『うん、アーチカさん以前にアーチカさんにも渡していたアイテムポーチの腕輪型なんだよ』


『えええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!』


『あ アイテムポーチって・・・・・・』


『あっ 知らない人も居るかな?今配った腕輪はアイテムポーチなので出し入れしたいと思うだけで収納出来ますから、お金も入れときました、取り出しと収納の練習しといてください』



俺が言った通り全員アイテムポーチの使い方が分かったようだ、でも酷く驚いている。



『ご 御主人様、何故に奴隷の私達にここまでしてくれるのですか?』


『もう奴隷じゃないだろ?俺達の本部でメイドさんをやって貰う方達の待遇を良くするのは当然だと思わないか?』


『身内と言っても奴隷商から買って貰い、欠損した身体を治してくれて、直ぐに奴隷紋を外してくれて間もないのに、豪華な部屋、豪華な食事に衣服、最高の待遇、高額のアイテムポーチまで、幸せすぎて怖いぐらいです』


『う~ん、他所はどうか知らないけど、これがサークル本部で働く事の普通の待遇だと思ってくれたら良いと思うよ、俺が求める事は秘密を守る事と、楽しみながら働いてくれる事、死なない事かな』


『最低限それが守れるぐらいのサポートはするからね』


『御主人様は本当にそれだけで良いのですか?』


『あはは うん言った通りだよ、出来たら思いっきり楽しんで欲しいね』


『分かりました、私は何があっても一生御主人様へ仕えさせて頂きます』


『私達も同意します、どうか宜しくお願い致します』×10人


『丁寧な挨拶ありがとう、これだけは言っておくよ俺は絶対に裏切らない何があってもだ!』



メイドさん達10人は、ようやく俺達の行動に理解してくれたのか皆涙を流して喜んでくれてるようだ、やはり会話をしながら共に行動するのが理解し合うのに必要だな。



『では話の続きを言うよ、ムーアが先ほど渡した下着類の他にメイド服の替えも作ってくれているから買物は普段着とか自分の欲しい物にしてください、武器類はロックが渡してくれます』


『僕もついでだから今渡しちゃいますね、以前話を聞いて内容を考慮して作りました、とりあえずアイテムポーチへ収納しておいてください』



ロックはそれぞれに製作した武器をメイドさん達へ渡していった、全ての武器には鞘やケースが付いており装飾も非常に凝っていて高級感が漂っていた、流石にやりすぎじゃないかとは思ったが俺も人の事は言えないので黙っていた。



『・・・あの、やっぱり高価なんですよね?』


『う~ん、僕達が取って来た素材で作ったので値打ちが分からないんですよ』


『あはは 商人の私が答えても良いのですが、知らない方が良いのではないですか?アイテムポーチの方は豪邸が数件建てれるぐらいの値段だと思いますがね』


『・・・豪邸が数件ですか?やっぱりそうですよねってことは武器はそれより遥かに高額ってことに・・・・』



アーチカさんを含むメイドさん達が汗をタラタラと流しながら武器を見つめている。



『あはは そんなに気になるんなら頑張って使いこなして下さい、僕達もその方が喜びますんで』


『ロックの言う通りだよ、まあ護身用なんで身を守れるようにね』


『あっ クロワさん用もあるんですよ、はい「ドラゴンスター」って言います渡しておきますね』


『なんと、ありがとうございます・・・えっ 今なんと?ドラゴンとか聞こえたのですが』


『龍の素材から作ったから、そういう名前にしました駄目でしたか?』


『ハハハ そうですか龍を倒されましたか・・・私のも護身用ですか?そんな贅沢しても良いのですか?』


『あはは クロワさんも頑張って使いこなしてください♪』


『なんとも、汗が止まりませんな、ベクター様私はどうしたら?』


『私も武器を貰ったのだが、それを見せようか?』


『・・・・いえ今はやめておきます』


『ニャハハ じゃとりあえず買物に行くニャ』


『んふふ せっかくだから皆で行きましょうか?』


『いや私が行くと、邪魔になるかもしれんから待っているよロア君は行ってきたまえ』


『私もベクター様と残っております』


『分かりました、では行ってまいりますわ』



俺達はアーチカさんを含むメイドさん達とロアさんを連れて町へ出かけることにした、とりあえず普段着から買う事にして洋服店に来て色々と物色しているようだ男性陣は、外で待っていることにした。


流石に女性の買物だけあって、ここは長引きそうだ、でもメイドさん達は嬉しそうに洋服を選んでくれているので、それを見ているだけでホッコリとした気分になる。


男性陣3人で店の前で話をしていると珍しい事に知り合いに出会う、レチクルのダンジョンで会ったリッカさん達だ。



『こんにちわ奇遇ですね、こんなところで会うとは』


『こんにちはクオンさん、買物ですか?』


『はい、女性陣が中で買物してまして待ってるんですよ』


『あはは そういう事なら、長くなるぞ』


『モランその前に言う事があるでしょ?』


『わあってるよリッカ、えとこの間は悪かったクオンさん、許してくれ』


『も~ モランもうちょっと言い方ってものがあるでしょ?』


『あはは 良いですよ確かマミさんでしたか?』


『名前覚えててくれたんですね、ありがとうございます』


『俺達は、気にしてないのでモランさんも謝らなくても良いですよ』


『あはは そうかありがとよ』


『リッカさん達も買物ですか?』


『いえ私達は訓練場に行くところなんですよ』


『良かったらクオンさんも一緒に訓練しねーか?』


『モランそれは自殺と同じですよ?』


『リッカこええ事言うなよ、どうせならクオンさん達の武器も見てみてーじゃねーか?』


『フハハ 願ってもないリッカ殿と手合わせ出来るとは』


『オーラ狡いですよ僕が先です♪』


『こらこら、今は不味いだろ?』


『分かっておる明日の朝なら行けるだろう?』


『困った奴らだな・・・リッカさん皆リッカさんと模擬戦したがってたんですが今日は都合が悪いので明日以降で手合わせ願えませんか?』


『・・・光栄ですが私ではとても相手にならないと思いますが?』


『フハハ ワシ等はギルドマスターとしか模擬戦をしたことがなくてなAランクの強者と是非模擬戦をやってみたいのだ、無理にとは言わんがどうだろう?』


『分かりました、それでは明日の朝、訓練場で宜しいですか?』


『ありがとうございます、女性陣も喜ぶと思いますよ』


『うはー 明日が楽しみになったな』


『モラン落ち着きなさい、では明日お待ちしております』



リッカさん達パーティは、そう言い残しその場を後にした、そういえば訓練場と言えば以前威圧しまくった所か・・・場所替えた方が良かったかな。



『クオン達おまたせ買物終わったわよ』


『以外と早かったね今レチクルのダンジョンで会ったリッカさんに会ったよ』


『へえ~ もしかして模擬戦の約束とかしてないでしょうね?』


『フハハ 鋭いなミュウ明日の朝だ』


『やっぱりね~ 当然私も行くわよ』


『クフフ 私が先陣ですね分かりました』


『ライカ誰もそんなこと言ってないニャー』


『あはは さあ次は、どこの店かな?』


『次は雑貨屋さん行こっか』



それから皆で雑貨屋さんに行き各自好きな小物を買い集め帰路へ着いた、買物をするのは久しぶりだったのか皆楽しそうにしていたのが見れて眼福だ。



『クオン様、私にまでお小遣いを頂きありがとうございます』


『いやいや、アーチカさんには真っ先に渡さないと、それに今はアーチカさんしか居ないので話すけど』


『アーチカさんに相談したかったんだ、メイドさん達のお給金は幾らぐらいにしたら良いかな?』


『私は他所より、お給金の良いリーバイ家で働いておりましたので日給銀貨2~3枚でしたのでご参考にして下さい』


『日給金貨1枚ぐらいで考えてたんだけど、多すぎかな?』


『日給金貨1枚ですか、そんな夢の様なお給金なんて聞いたことがありませんわ』


『じゃ日給銀貨5枚ぐらいにして、アーチカさんは金貨1枚で良いかな?』


『飛んでもないです、そんなにも貰えません銀貨5枚でも多すぎですよ』


『でも内で働いて貰うには色々と制限が多いから、条件は良くしたいんだよ』


『クオン様が、そうおっしゃるのでしたら宜しいかと、でも私も同じお給金で結構です』


『あはは 分かったよ、アーチカさんがそう言うなら他で埋め合わせするよ』


『いえ本当にお給金だけで結構ですクオン様の埋め合わせは飛んでもない物になりそうですから』


『あはは バレたか』



それから皆集まったのでサークル本部へ帰還することにした。



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