表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
127/183

第126話 メイド達の潜在能力


『お 終わったの?』


『す 凄い力が漲っている、何て凄まじい・・・』


『ようこそサークルへ、皆歓迎するよ』×5人


『ありがとうございます、これから宜しくお願い致します』×11人


『じゃ今から指輪を配るから全員装備してね、あっ そーそー 皆もう先ほどまでとは違うんだから力の制御に気を付けてね、石ぐらいなら握り潰せるから』


『ええええええっ ほ ホントですか?』×11人


『あはは 私はちょっと試してみたいかも』



全員にエスクリングを装備して貰い準備は整ったので、食事の時間まで歩く練習をして貰う事にした。



『この指輪は何のためなんですか?』


『う~ん説明が難しいから、しばらく付けておいて時期が来たら回収するよ』


『分かりました』



メイドさん達を誘導して広間に連れて行ったが、ここに来るまでにも面白いぐらい転んでいる。



『なっ 歩くことも儘ならないなんて・・・』


『あはは 俺達も急激に力を付けて来たから分かるよ、でも今日は時間もないから全員に<加減之極意>ってスキルを付けるからとりあえず頑張って』



引き続きメイドさん達には歩く練習と力の制御に慣れて貰うことにし、俺はメイドさん達のスキル確認をすることにした。


全員の潜在能力を見ていくと、中々面白い能力もあった。



アーチカ<理力>:【アンサー <魔力変換>:魔力を腕力へ変換する能力。】


キキル<獣王>:【アンサー <獣王之力>:ランクに比例して身体能力向上する能力。】


ソーマ<九尾>:【アンサー <妖力解放>:魔力が上昇し変化能力等の特殊能力が備わる。】


ラスク<重力>:【アンサー <重圧>:一定範囲内の重力をコントロール出来る能力。】


ココ<必中>:【アンサー <必中>:遠距離及び投擲攻撃のみ必ず命中する効果。】


ミミ<音波>:【アンサー <力之音>:同じパーティの物理攻撃力が上昇する効果。】


ウルカ<回復>:【アンサー <癒力>:回復に属する効果が倍化する効果。】


ルルカ<風力>:【アンサー <風之力>:風属性に関する攻撃力が上昇する効果。】


エポック<調教>:【アンサー <和癒>:魔物に対してテイムする確率及び調教能力が向上する能力。】


シタ<結界>:【アンサー <物理結界>:物理に対して強い結界を張る能力。】


レイア<一角>:【アンサー <鬼気角>:鬼気を角に集め身体能力を向上させる能力。】



っと言う感じでスキルが一気に11個も増えて把握するのも大変だ、それぞれが魅力のあるスキルで鍛えれば相当使えそうな気がする。


中でもアーチカさんの<魔力変換>は俺達の魔力全てを力へ変換したらどうなるのか考えても恐ろしい・・・


メイドさん達を見ると<加減之極意>を付与したせいか、なんとか力の制御に慣れて来たようだ、でも<加減之極意>を外したらどうなるのか・・・


メイドさん達は<鑑定>がないので、それぞれの潜在能力と新たに解放されたスキルを紙に書いて全員に伝えたところ不思議そうにキャーキャー言いながら楽しそうに見ていた、まるで女子高生をみているようで気持ちが和む。


ほのぼのとした気分に浸っているとクロワさんが帰ってきた。



『おお、クオン殿ダンジョンから帰られましたか』


『うん、クロワさんも、おかえり相変わらず忙しそうですね、あっ そうそうマジックアイテム受取りましたよ、ありがとうございました、とても満足です』


『いやいや、ベクター様の腕のお陰ですよ』


『丁度食事の用意をしてたんですよ、クロワさんも食べてください、あっ この指輪を装備して貰って良いですか』


『はい、良いですがこれは?』


『あはは また説明しますよ』



そろそろ良い時間になりクロワさんも帰ってきたので食事にする事にし、ベクターさん達を食堂へ招いて全員座って貰った。


『クロワさん帰ってたんだね』


『ベクター様、マジックアイテムの作成ありがとうございました、今クオン様からお褒めの言葉を頂いた所です』


『さっ 話は後にして食べましょうか』


『ベクターさんとロアさん、この指輪を付けといて貰えますか』


『・・・また何とも凄まじい指輪だね、これから私がどうなるのか恐ろしいよ』


『あはは ベクターさんには説明しなくても良いから助かりますね』


『も~ どんな性能なのか聞くのが怖いわよ、見た所メイドさん達全員付けてるみたいだし』


『さってじゃー今日は、俺達がレチクルのダンジョンで取って来た食材をメインに御馳走したいと思います』


『最初は昨日も飲んで貰ったエールです、では新たにサークルクランに入ったメイドさん達の歓迎を込めて』


『乾杯~~~!!!』


『かんぱ~~い!!!』×19人


『ゴクゴクゴクゴクッ プハーーー』×19人


『美味しい~~~~~~~』×19人


『あはは 皆飲むの早すぎ!』


『仕方ないですよドワーフの僕でも、このエールは最高です』


『えっとラスクさん、どうかな感想は?』


『はい、私が今まで飲んだ中では最高のエールです、でもこれ本当にエールなんですか?私の知っているエールと全然違うのですが・・・』


『ニャハハ あたいもそう思うニャ、いっぱい取って来たから毎日飲めるニャー』


『き 今日が特別なのではないのですか?』


『んふふ エールぐらい毎日飲めるわよ♪』


『さって、じゃ料理に移るよ、最初はスノークラブのスープです!』


『美味しい、濃厚なのに何て優しい味なの、初めて食べる味だわ』


『うわ~ 皆食べるペース早いね、もう全部飲んじゃった?』


『すみません私達、今日は何も食べてないので』アーチカ


『あっ 俺がお腹減らしとくように言っちゃったから、ごめんね』


『いえいえ、そのお陰で今感動するほど美味しく頂いてます』


『少しずつコースで出していくけど、気に入った料理があれば後で幾らでも御代わり出来るからね』


『続いて、スノーピューマのローストです!大きな肉の塊をジックリと焼いて薄切りにしました、ステーキソースで食べてね』


『お 美味しい・・・何て美味しい肉なの、こんなに時間が立っているのに料理が全然冷めてない・・・』


『私も以前、食事を頂いた時に思ったのですがクオン様の料理は時間が立っても冷めないんです』


『クフフ それもどうしてなのか直ぐに分かりますわ』


『よし次は、クリスタルシュリンプの蒸し焼きです!切れ込みが入れてあるので割って食べてください、ソースはタルタルソースって言います』


『何て綺麗な・・・これ本当に食べ物なんですか?凄く良い匂いしてますが、殻も身も半透明でキラキラしててプルプルなんですけど』


『フハハ 殻を割ってから食べてみたら分かるぞ!』


『パキッ 本当だわ簡単に割れる、パクッ モグモグ、うわ~~~~~ あっ ソース付けるの忘れてたわ、パクッ お 美味しい~~~~~』


『美味しいわ、初めて食べる味なんだけど涙が出そう・・・』


『美味い・・・いや美味すぎる、クオン君なんだねこのソースは?』


『ベクターさん気に入りました?俺の国で人気のあったタルタルソースって言うんですよ』


『エビとか揚げ物に最高に合うソースです!』


『ああ、最高に美味いよ私でもこんなに美味い物は初めて食べたよ、金貨100枚でも売れるかもね』


『えええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!!』×11人


『そ そんなに高価な物だったんですか?』


『あはは リーダーは絶対に食材は売りませんから金貨100枚では食べれませんよ』


『あわわわわわわ』×11人


『皆勘違いしないでね、全部俺達が取って来た食材だから無料なんだよ』


『んふふ ベクターさん達もクオンの料理食べちゃったから、もう病み付きになるわよ、絶対に他では食べれないんだから』


『・・・全く料理まで規格外なのね、本当に底が見えないわね』


『あはは 食いしん坊なだけですよ!次はミルク貝のフライです、熱いから気を付けてね』


『これは今のタルタルソースかデミグラスソースで食べて下さい』


『ハフハフ お 美味しい、どっちのソースも最高に美味しい』


『ハフハフ、駄目冷めるの待ってられないわ!』


『ちょっとクオン君、ソースも何種類もあるの?どれだけ作れるのよ』


『う~んと、料理に合わせて数百種類は作れますよ!』


『は はいっ?数百種類って、冗談でしょ?』


『珍しいのかな?俺の国では普通なんだけど・・・』


『・・・どんな所で育ったのよ』


『あはは 食いしん坊の国ですよ!さて次はいよいよメインのクリスタルバイソンのサーロインを使ったスキヤキって料理です!卵を絡めてからお米と一緒に食べてください』



さーこれは俺も楽しみだ、さー食べるぞ!まずは肉だ・・・くぅぅ 美味い最高だ肉が口の中で融ける!!!なんてこったこれは確実に日本以上だ、そして米!!!久しぶりってレベルじゃない・・・なんてモチモチで深い味わいのある米だ異世界で作るとこんなにも美味くなるのか、自然と涙が出るな醤油・肉・米・・・最高だ!!!


俺は感動で我を忘れていると、周りは無言でバクバクと食べ続けていた、良かった皆も気に入ったようだ。



『ブハー これはいくらクオンの料理だと言っても美味すぎる!食べるのが止まらぬ』


『これがクオンの言ってた醤油と米なのね、濃厚な肉が卵に絡まってお米が凄く甘くてすっごく美味しいわ』


『あああ、駄目食べるのがやめらんない』


『美味しい、涙が止まらないわ』


『ああああああああ私辛かったけど生きてて本当に良かったわ』


『グスッ ウッ ウッウッ美味しいよ~~~~』


『皆喜んでくれて俺も嬉しいよ、違う肉も出すね次はキングマンモスの肉です地下40階のレアボスからドロップしました、希少な肉なんで1人1枚しかないですが、食べてください』


『なっ キングマンモスとは・・・私でも一生食べれないような物なんだが』


『・・・商人の私は気を失いそうですよ、一体どれほどの価値があるのか』


『もう何も考えられないわ、食べるわよ!』


『クハッ 』×19人


『な 何?体が光ってるんだけど?』


『なんたる美味さ、それに思い出した確かキングマンモスには飛んでもない付加価値があった筈』


『流石クロワさん、よくご存知ですね。基礎ステータスがちょっと上がるっぽいです』


『はああああああああ???』×14人


『えっと今確認したけど全てのステータスが200程上がりましたね』


『ちょっとクオン君、ちょっと強く成るだけって言ったじゃない?』


『ウソじゃないですよ』


『200上がったら飛んでもない事になるわよ』


『俺達のステータスは2000を軽く超えてますから、それに比べたらちょっとですよ』


『えええっ あっ うううう』


『んふふ ロア姉さん諦めて大丈夫よ、なんてったって私達の1割なんだから』


『君達が規格外すぎるのよー 』


『いったい御主人様達のステータスって、どれほど凄いのかしら・・・』


『皆さんクオン様達は規格外ですから深く考えてはいけませんよ』


『分かりましたアーチカ様』×10人


『スキヤキで口の中が重くなったと思うので最後はクリスタルフルーツを出しますね、これも割ってから食べてください』


『うわああああ、凄く綺麗です食べ物なんて信じられないぐらい』


『割るのが勿体ないです・・・・』


『あはは そういわずにいっぱいあるから、食べて食べて』


『あっ 簡単に割れるんですね、パクッ お 美味しい~ 何て爽やかな甘みお腹いっぱいなのに幾らでも食べれそうです』


『美味しい~~~~~~』×10人


『まさかクリスタルフルーツとは、クオン様レチクルのダンジョンを制覇したのでは?』


『うん昨日制覇してきたんだよ』


『やはり流石クオン様ですな、っと言う事は?』


『あはは そうまたクロワさんに預けるよ今度は前以上に素材がいっぱいあるよ』


『・・・・なんとクオン様には、いつも驚かされますな、私も明日からまた忙しくなりそうですな』


『う~ん、たぶん明日は動けないと思うよ?どうしても用事があるなら俺達が送るけど?』


『それはまた、理由を聞いても宜しいですかな?』


『クロワ殿、信じられないかも知れないがクロワさんのレベルは今30を超えてるのだよ、私もなんだがね・・・』


『つまり以前のように練習して慣れないとってことだね』


『はっ ベクター様、今なんと?私のレベルは10ぐらいですぞ?』


『じゃ皆纏めて説明しますので聞いといてね』


『食事をする前に渡した指輪は、美味しい物を食べると経験値が入る装備です!』


『えええええええっ!!!』13人


『ざっと見た所、今皆さんのレベルは平均30でステータスの方は後で個人個人言いますね、予定どおり冒険者ランクで言うAランククラスの実力は十分付きました』


『かと言ってもステータスが上がっただけなので普通に動くだけでも訓練しないとです』


『明日に皆さんの武器や装備を渡すので自由に動けるぐらいには各自訓練しといてください』


『・・・・・・・・・・・・』×13人


『まさか本当にAランク並みに強くなるなんて・・・でも分かる確かに圧倒的な力が漲ってる』ラスク


『うふふ 疑ってなんて無かったけど、まさに奇跡だわ』ルルカ


『あっ そうだ既に皆さん魔法が使えるようになっているので生活魔法ぐらいから練習してください』


『アーチカさんメイドさん達に教えて貰って良いですか?』


『はい、分かりました』


『いやはや、何とも理解が追い付きませんな・・・』


『あはは クロワさんは外回りが多いので半ば強制的に強く成って貰ったけど、上手く使いこなしてください、きっと役に立ちますよ』


『あはは 私は新しい素材の事で頭がいっぱいですぞ、そういえばオークションに掛けていた残りの素材も高値で売れて既にギルド口座に入っておりますので、御確認を』


『ありがとうクロワさん、お礼代わりと言ったら変だけど明日、新しい武器を渡しますね』


『あはは 商人の私が武器ですか?』


『後で僕とどんな武器にするか検討しましょうかクロワさん、中距離武器を考えてます』


『説明はこれぐらいにして気に入った料理があれば、どんどん食べて下さい、後はデザートに甘い物や新しいお酒もいっぱい用意してるんで』


『おお~ パチパチパチ!!!』×14人


『もう、こうなったら飲むわ、細かいことは明日よ!』


『んふふ 流石ロア姉さん♪』



全て予定していた段取りが終わり、俺達も飲み明かす事にした予想以上に<食経験値10倍>の効果でレベルが跳ね上がり俺達もレベル65まで上がり、加えてキングマンモスの肉の効果でステータスも跳ね上がった。


ロックも楽しみにしていたウイスキーを楽しそうに飲んでいた、俺達も強いお酒に慣れて来たようだ。


メイドさん達もデザートとお酒に一喜一憂し、過去の辛い事を吹き飛ばすように楽しんでくれていた。



『アーチカ様、私お酒って初めて飲んだけど、こんなに美味しかったんですね~』


『料理もデザートもお酒も最高だ~ あはは こんなに楽しい気分になるの初めてかも』


『貴女達、お酒に慣れてないなら飲みすぎちゃ駄目ですよ!』


『ニャハハ アーチカさんも飲むニャー』


『えっ あっ ムーア様、ゴクゴク プハッ ・・・・飲んじゃいました』



しばらくすると案の定、皆酔い潰れていき部屋まで運んで寝て貰う事になった。


辛い眼にあってきたメイドさん達に喜んで貰えたなら良かったなと心から思う。


一通り片付けも終えて俺達も寝る事にした、また明日から色々と忙しくなりそうだ。


朝目覚めると窓から光が差し込んでおり、気持ちの良い朝を迎えた昨日は思わず大宴会になってしまったが楽しかったので良しとしよう。


いつもよりちょっとだけ早く目が覚めたのか、食堂へ行っても誰も居なかったので庭に出て、体を動かしてみる。


ダンジョンでも出さなかった偃月輪を出して、素振りをしてみるが自分でも驚くぐらい体が動き風を切る音が全然違う事に気付く。



『ヒュン!ヒュヒュヒュヒュヒュン。パンパパパパパンッ ブンッ ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒュン!!!』


『凄まじいなクオン』


『んっ オーラか気付かなかったよ』


『フハハ どうやら考えていることは同じみたいだな』


『クフフ リーダー綺麗な武でしたわ♪』


『二人共体を動かしに来たんだろ、軽くやろうか?』


『『えっ 』』


『待て軽く運動するだけだ』


『わ 私もです、リーダーと模擬戦やったら軽くでは済みませんわ』


『あはは 久しぶりに武器を振ったけど二人共驚くと思うぞ』


『フハハ 試してみよう』


『私も試しますわ』



オーラとライカも軽く武器を振り、身体の変化を確かめていた二人共種族のせいか戦闘センスは抜群だ。


軽く武器を振っているだけなのに、人を魅了するような綺麗な動きに見惚れてしますようだ。



『ふむ、やはり凄まじいな格段にステータスが上がっているのが良く分かる』


『ええ、依然やっていた動きを見直さなくてはいけませんわ』


『しかし、二人共長尺武器だけあって見応えがあるね』


『フハハ ワシのはデカいだけよクオンの攻撃を捌くのには骨が折れそうだ』


『そうですわ、オーラと私は連続攻撃を捌くのには厳しいですわ』


『おっ 皆も来たようだな』


『やっぱり訓練してるのね』


『ニャハハ あたいも試したかったニャ』


『あはは 僕もです、やはり違いますか?』


『今も言ってた所だが、体の動かし方を微調整しないと駄目かもな』


『皆にも以前言ったけど力やスピードが上がっても、すぐに強さに繋がる訳じゃないからね』


『ああ強さの本質だったな、クオンに教えて貰わなければ一生分からなかったがな』


『そりゃそーよ、レベル=強さ、ってのが普通の考え方よ』



それから俺達はダンジョンでも出さなかった武器を持ち、現在のステータスに馴染むように訓練した、朝なので早めに切り上げ朝食の段取りに向かうとアーチカさん達が既に取り掛かってくれていた。



『おはようございます皆様、こんなに朝早くから訓練なんて流石は冒険者ですね』


『おはようございます、朝食の段取りありがとうございます』


『あはは メイドにお礼なんて言わなくて良いですよクオン様』


『そーだ、俺達が取って来た食材も渡しておきますね、それと畑の収穫物と果樹園の方も自由に食べてくださいね』


『・・・どれも高価だと思うのですが、宜しいのですか?』


『大丈夫だよ、渡すと言ってもほんの一部だから、それだけ大量に取ってきたんでエールの木とウイスキーの木も何本か渡しておきますね』


『ありがとうございますクオン様』



それからベクターさん達を呼んで朝食を取る事にし、今後の予定を皆で話し合う。



『私はクロワさんと一緒に皆が取って来た素材をしばらく研究するよ』


『私も上がったステータスの調整と魔導書の研究しとくわ』


『俺達は、しばらく自由期間にしますので各自やりたいことをやってると思います』


『私達は生活魔法の訓練から急激に上がったステータスに馴染む訓練と大忙しです』


『僕は、武器作りがしたいので鍛冶室に居ますね』


『あたいも洋服作りしてるニャー』


『私はロアさんと魔導書の研究しよっかな』


『俺はロックとムーアに付いとくよ』


『ワシは孤児院に顔を出してくる』


『ん~ 私はアーチカさん達のレベル・ステータス・潜在能力・スキルを書いて渡しておきますわ』


『ライカありがとう助かるよ』



こうして、それぞれが行動に移り時間が流れていくロックは今回魔物の素材をメインとした武器製作に取り掛かり次々と製作していった。


クロワさん用に武器を考えたところ戦闘経験が少ないので中距離用にモーニングスターにした素材はクリスタルヒュドラの牙から「ドラゴンスター」と名付けた。


メイドさん達には、それぞれ意見を聞いてからスキルを考慮し魔物の素材からロックが作っていく。




アーチカ<理力>ヒューマン:<魔力変換>:クリスタルヒュドラの爪→ヒュドラの双剣


キキル<獣王>虎獣人:<獣王之力>:サンドワーム→デザートクロー


ソーマ<九尾>狐獣人:<妖力解放>:バジリスクの牙→ゴーゴンソード


ラスク<重力>ヒューマン:<重圧>:バジリスクの牙→デッドリーポイズンソード


ココ<必中>エルフ:<必中>:キングマンモスの牙→太古の弓


ミミ<音波>ヒューマン:<力之音>:スノーピューマの牙→アイスランス


ウルカ<回復>ヒューマン:<癒力>:クイーンキラーマンティスの鎌→マンティスサイズ


ルルカ<風力>エルフ:<風之力>:スフィンクスのコア→マジックランス


エポック<調教>狼獣人:<和癒>:キングマンモスの牙→太古の剣


シタ<結界>龍人:<物理結界>:マウントラヴァタートルの甲羅→ラヴァアックス


レイア<一角>鬼人:<鬼気角>:グランドヒポポの牙→力の大剣


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ