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第122話 レチクルのダンジョン攻略7 永遠の絆


『も~ 何て物作るのよ、思いっきり食べたわ!これに贖うことは不可能よ』


『ワシは満足だ!肉は大好きだが、こんなにも満足したことはない最高だ』


『僕もお酒無しで、こんなに満足出来るなんて』


『私も魔族なのに木の実ばかりだったけど、やはり肉は最高だわ』


『あたいも魚より美味しい肉を初めて食べたニャ、これヤバいニャ』


『肉も美味しいけど、ステーキソースって言うの?これがすっごく美味しいのよ魔法の調味料だわ』


『分かってくれて嬉しいよ、これが醤油の魔力だ!』


『スープも最高だったわ、まさかあんな蜘蛛みたいな魔物がここまで美味しいなんて』


『フハハ ワシも戻って狩りたいぐらいだ』


『『『『『満足だ(ニャ)御馳走様ニャ!!!』』』』』


『そういえば<神の声>聞こえてたけど食べるのに夢中で分からなかったわ』


『うん、<五感強化>と<食経験値>がカンストしてレベルも53になったよ』


『うは~ 凄いですね、でも<五感強化>ってかなり前だったのに何故上がったんだろ?』


『それは五感の中に味覚があるからだと思うよ、それが今回の食事で一気に上がってカンストしたんじゃないかな』


『なるほどね、しかし怖いわね食べる度にレベルが上がっていったら、どうなっちゃうんだろ?』


『それは今回が初見だったから美味しく感じて経験値が大量に入ったんだと思う、普通の食事なら大丈夫だよ』


『『『『『いつも美味しい(ニャ)!!!』』』』』


『あはは ありがとう、いっそ前人未到のレベルまで上げちゃおうか?』


『クオンそれは冗談じゃ済まなくなるぞ』


『そーだ久しぶりにステータス見てみようか』


『そういえば長い事見てないわね、でもちょっと見るのが怖いわね』


『ニャハハ 楽しみニャ』


『僕達がどこまで強く成ったのか、想像もつきませんね』


『よし見るぞ<ステータスオープン>!!!』


ブンッ!!っと音を立て目の前にステータスウィンドウが出現する


*********************************************

【ステータス】


名前:クオン

LV:53

種族:ヒューマン

HP:3440/3440

攻撃MP:3445/3445

回復MP:3445/3445

攻撃:2201

防御:2194

敏捷:2197

器用:2203

魔力:2208

精神:2206


ユニークスキル:<+><〇>


潜在能力:<直感>


ユニークパーティスキル:<能力開眼><ウィンドウ><クリエイター><ハンター><スペースグラスプ><スペースタイム>


パーティスキル:<神の声><ステータス><マップ+10><サーチ+10><鑑定+10><パーティトーク><MP分割><統合><イクウィップクリエイター+10><エンハンス+10><合成+10><オールクリエイター+10><スキルハンター+10><マジックハンター+10><テイム+9><アイテムBOX+10><空間操作+9><時空操作+8>


クランスキル:<クラントーク><指名トーク><ステータス+α><スキル付与>


戦闘スキル:<剣技+10><格闘+10>


特殊スキル:<錬金術+10><鍛冶師+10><付与術+10><裁縫術+10><料理術+10><罠師><身体強化+10><敏捷強化+10><腕力強化+10><打撃強化+10><切断強化+10><突強化+10><感知之極><自然回帰><激運+5><HP回復+10><MP回復+10><HP吸収+10><MP吸収+10><魔王の威圧+7><五感強化+10><縮地+10><解体+10><統率+10><刻印><加減之極意><真偽眼><消費魔力減少+10><言語解読+1><交渉術+10><経験値10倍><食経験値10倍><魔力増大+10><魔法強化+10>


耐性スキル:<状態異常無効><魔法耐性+10><物理耐性+10>


神癒魔法:<ヒール><ハイヒール><ハイエストヒール><ラストヒール><デトック><メディカル>


攻撃魔法:<神火属性>〈ファイアボール〉〈ファイアメイク〉〈ファイアウォール〉


<神水属性>〈ウォーターボール〉〈ウォーターメイク〉〈ウォーターウォール〉


<神風属性>〈エアボール〉〈エアメイク〉〈エアウォール〉〈フライ〉〈エアウォーク〉


     <神土属性>〈アースボール〉〈アースメイク〉〈アースウォール〉


     <神氷属性>〈アイスボール〉〈アイスメイク〉〈アイスウォール〉


     <神雷属性>〈サンダーボール〉〈サンダーメイク〉〈スタン〉〈サンダーボルト〉


<神光属性>〈ライトボール〉〈ライトメイク〉〈ライトシールド〉〈ホーリー〉


<神闇属性>〈ダークボール〉〈ダークメイク〉〈ドレイン〉〈マジックドレイン〉〈スリープ〉


     <神無属性>〈ディスペル〉〈ダンジョンワープ〉〈ウィング〉〈サモン〉


装備


偃月輪 青幻 (重斬修硬)


ファントムガントレット(重衝修硬)


鬼哭鉢金改(威修硬)


青幻闘着(重闘コ修硬)


青幻斬靴(重斬衝修硬)


ミスリルリング(即)


*********************************************


『『『『『『・・・・・・・・・・・』』』』』』


『ちょっと待てクオン、確か前に見たときは攻撃力900ぐらいだったぞ』


『・・・魔力も900ぐらいだったのが2208って』


『やっぱり<太古之力>ヤバかったね・・・一人一人の基礎ステータスが上がったから、それも加算されて凄い事になっちゃったね』


『もう魔王より強かったりして、んふふ そんなことないよね?』


『クフフ たぶん魔王なら、もっと強いですわ・・・おそらく?』


『これでもスキルで加算されている分は表示されてないから、全部数字にしたら凄い事になってるんでしょうね』


『もう十分凄い事になってるニャ』


『オーラじゃないけど、もう人外って所までは来たと思うよ、でもまだまだ強い魔物は居る筈だ、ここだって中級ダンジョンだし上級・得上級・超級・特超級とかある筈だしね』


『フハハ 安心したぞ、もう強くなるのも終わりかと思ったわ』


『誤解させちゃったかな?でも皆安心してくれ、ようやくスタート地点には着いたと思うよ』


『『『『『・・・・・・・・・・』』』』』


『あれっ 皆どうしたの?嬉しくないのかな』


『とっても嬉しいわ、こうなったら本気で私達が種族最強になるのよ』


『ニャハハ 望む所ニャ獣人最強はあたいニャ』


『ワシは龍人最強か!まさにワシの夢だ』


『あはは 僕はドワーフ最強ですか』


『魔族最強ですか?では私が魔王ですね クフフ』


『エルフ最強は私よ、誰にも負けないわ』


『『『『『クオンはヒューマン最強じゃなくて世界最強だ(ニャ)!!!』』』』』


『もちろん頑張るよ、やるぞーーーーーー』


『『『『『おう(ニャ)!!!』』』』』



変なテンションになった所で寝る準備も進みベッドに横になる明日でこのダンジョンも制覇出来るだろう。


最近は広いサークル本部の個室で寝ていたから、こういったテントの中でゆっくりと話をする機会も少なかったので久しぶりにゆっくり皆と話が出来ていた。


そんな中、最近ずっと気になっていた事を皆に伝えるかどうか悩んでいる事があったんだが確信が持てていないので、まだ時期尚早かと思い黙っていた事にミュウが気付いていたのか、その事に触れてきた。



『クオンせっかく変なテンションにしてまで私が盛り上げて上げたんだから、言いたい事があるなら言いなさいよ』


『フハハ クオンよ、もうどんな事を聞いてもワシ等は驚かんよ』



いつの間にか全員心配そうな表情で俺を見ていた。



『そっか、皆にも気付かれていたのか、ごめんね外には出さない様に気を付けているんだけど』


『クフフ そんな必要はありませんわ、でも気付いたのはミュウですよ』


『なるほど、流石ミュウだな分かったよ、まだ確信が持てないから皆には言ってない事があるんだ聞いてくれるかな?』


『『『『『もちろん(ニャ)』』』』』


『実はクランを結成したとき、そうベクターさん達が入った時に気付いたんだけど、みんなパーティ編成ってどこでやるか知ってるよね?』


『ええ、教会でしょ知らなかったのはクオンぐらいよ?』


『そうらしいね、でも俺達は俺の能力【プラス】の効果でパーティを組んでいる、クランも同じで俺達が認めた者をクランに登録出来る、では解除するときはどうするか?』


『同じように解除を願ったら出来るんじゃないですか?』


『そうなんだ俺には感覚的に解除出来る事が分かるんだ』


『まだ何が言いたいのか分かりませんわ?』


『うん、ここからなんだけど俺達パーティの解除は教会で出来ると思うかい?』


『いやクオンが何らかの操作で解除出来るんじゃないのか?』


『そうですね僕達は【プラス】の能力でパーティを組んでいるから教会では無理でしょうね』


『なるほどね、分かったわクオン私達を舐めてるの?流石に怒るわよ』


『ミュウいきなりどうしたんニャ?』


『俺には感覚的に【プラス】の能力が分かるんだよ、クランメンバーは自由に解除出来る、でもパーティメンバーは解除出来ない、どうしても解除のイメージが湧かないんだ』


『分かりやすく言うと私達は一生サークルから外せないかもってことよ、それをクオンは気にしてるの』


『ミュウそう言うが、一生他のパーティと組めないって事だぞ?』


『『『『あはははは 何かと思ったらそんな事か』』』』


『そーよ、皆からもクオンに言ってやってよ』


『フハハ そりゃーミュウが怒るのも無理もないぞ』


『どうしてなんだ?』


『クフフ 本当に分からないの?私達は生きている限りサークルを抜けるなんて考えてないってことですわ』


『あはは 僕はサークルから抜けろって言われても絶対足にしがみ付いてでも離れませんよ』


『私は、サークルから抜けろなんて言われたら自殺するわ』


『クフフ 私もサークルから抜けるぐらいなら死んだ方が良いですわ』


『ワシも、どんな手段を取っても一生付いていくぞ』


『あたいもニャー 当たり前ニャ』


『ありがとう皆そこまで言ってくれて嬉しいよ、でも本当に分かってる?俺達の一生って何年ぐらいなんだ?』


『何言ってるのよ、エルフの私でも精々100年も生きたら死ぬわ』


『まさか・・・・』


『ライカには分かるよね?』


『本当にそうなのね・・・』


『ライカどういう事ニャ?』


『つまりクオンの懸念してることは私達は老衰で死ぬことはないってことよ』


『『『『えええっ 』』』』


『そうか<時空操作>ね』


『そうだ俺達なら、まず間違いなく不老に出来る100年200年1000年10000年経っても同じパーティって事なんだ』


『なら生きるのに飽きるまで宜しくなクオンよ』


『んふふ そーいうこと永遠に宜しくねクオン』


『あはは それなら僕も永遠にお世話になりますねリーダー』


『ニャハハ 永遠に美味しい物が食べれるニャ宜しくリーダー』


『クフフ ではそういう事で一度ぐらい結婚してくださいねリーダー』


『ちょっとライカどさくさに紛れて何てこと言うのよ』


『あらっ 長い人生何だもの一度ぐらい良いじゃないのかしら?』


『そういう問題じゃないでしょーーーーー』


『クフフ 最初はミュウに譲りますわ♪』


『なっ も も~~ ライカーーーーーーーー』


『ニャハハ あたいは妾で良いニャ』


『ムーアまで何言ってるのよ、冗談に聞こえないわ』


『あはは モテモテですねリーダー』


『フハハ 顔が赤いぞクオン』


『皆ありがとう本当にありがとう、皆永遠に宜しく!』


『『『『『こちらこそ(ニャ)!!!』』』』』



俺は皆とパーティを組めて神様に感謝している、だがもしも今のメンバー以外の人とパーティを組んでいたらどうなっていたか・・・パーティ解除出来ないかもしれないと思ったとき俺が異世界に来た謎のヒントがあるような気がした。


只今は俺と永遠にパーティを組んでくれると言ってくれた仲間達と過ごせる事に満足した。


俺は静かに感動しながら頬を伝う涙を感じながら眠りに落ちていた、朝目覚めると既に全員起きており挨拶をしてくれる。



『『『『『おはよう、さあ今日も頑張ろう(ニャ)!!!』』』』』


『おはよう皆、スキル<統合>するね』


『・・・朝の挨拶がそれなの?』


『鬼ニャー 鬼が起きたニャー』


『あはは でもタイミング的には今ですよね』


『クフフ 帰ってからなら、また大変ですわ』


『フハハ 朝食を食ってからで良いだろう?』


『あはは うん、そうしようか』



『皆・・・・・・・・・・ありがとう』


『『『『『フハハ んふふ あはは クフフ ニャハハ』』』』』



俺達はテントを収納し<アイテムBOX>に入っている物で簡単に朝食を済ませ冒険の準備を終える。


いよいよスキル<統合>に移る事にした。



『よし、まずは身体強化から連続で行くよ』


『『『『『さーこい(ニャ)!!!』』』』』


『あはは 覚悟してね』



【<統合>スキルの発動が確認されました。<身体強化+10><敏捷強化+10><腕力強化+10>が<統合>され新たに<体之極意>を取得しました。】


【<消費魔力減少+10><魔力増大+10><魔法強化+10>が<統合>され新たに<魔之極意>を取得しました。】


【<打撃強化+10><切断強化+10><突強化+10><魔法耐性+10><物理耐性+10>が<統合>され新たに<攻守之極意>を取得しました。】


【<HP回復+10><MP回復+10><HP吸収+10><MP吸収+10>が<統合>され新たに<再生之極意>を取得しました。】


【<五感強化+10><感知之極>が<統合>され新たに<感知五感之極>を取得しました。】



『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』


『んふふ どうしよう?昨日とは桁違いの力を感じるわ制御出来るかな・・・』


『その気持ちは分かるよ俺でも少し不安になる、急激なレベルアップ・新たなスキルによるステータスの底上げ・魔法属性自体のレベルアップとこれだけの事が一気に起こったからね』


『でも予想どおりレベルが上がったから<体之極意><魔之極意>この2つの<統合>による反動はない筈だよ』


『ふ~ しかし我ながら恐ろしい力だな』


『ニャハハ 体が軽いニャ』


『クフフ 今なら何でも出来る気がしますわ』


『僕も早く試してみたいですね』


『あはは 慌てないで、まずは<ウィング>から試して魔物を見つけたら昨日と同じ威力で魔法を撃ってみよう違いが分かる筈だよ』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』



俺達はそれぞれ<ウィング>を使い空へ飛び立つが神無属性になり<魔之極意>を取得したためか余りの速さに制御を失う。



『あわわわわ 』


『きゃあああああ』


『うおっ 』


『ニャアアアア』


『うわっ ととと』


『くぅ これは少し慣れないと進めないね、皆慣れるまで此処で練習しようか』


『そうね、これじゃー危なくて進めないわ、でも大体コツは掴んだわよ』


『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』


『流石ミュウだな、魔法に馴染む速度が桁違いだ』


『ほほ~ なるほどな、見ていたら大体分かるな』



それから俺達は<ウィング>を初めて練習した時のように飛び回り1時間ぐらいで制御出来るようになった、原付バイクから1200ccのバイクに変わったような感覚だ。


もてあますポテンシャルを制御しながら操作するような感覚だ、これなら移動でもかなりの時間短縮が出来るだろう。



『慣れてくると呼吸をするみたいに自然と飛ぶことが出来るわ、今までなら結構魔力を注ぐのに意識してたのに』


『詠唱から発動までの時間も桁違いに早くなりましたね』


『<エアウォーク>を使えば特に良く分かるわ身体操作も今までとは桁違いだわ』


『ニャハハ <ウィング>からの<縮地>が出来るニャ』



【サークルが特殊スキル<空縮地>を習得しました。】



『『『『『あっ!!!』』』』』


『ニャハハ スキルになったニャ』


『も~ ムーアったら簡単に新しいスキル覚えちゃうんだから』


『んふふ でもこれ面白いわね全方向に瞬間的に移動出来るわ』


『あはは これすっごく機動性が向上しましたね』


『クフフ 確かに面白いですわ』


『ふむ、これは戦闘でもかなり使えそうだなワシも練習に力を入れよう』


『皆流石だなスキルの助けもあるだろうけど、今までとは桁違いの動きだよ慣れてきたし進もうか』


『ここは<ウィング>を使わずに歩いて行こう<体之極意>にも慣れないとね』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』



全てがクリスタルで覆われた道を進んで行くと森のような所へ出た、森といってもクリスタルで出来た森だ一見芸術作品にも見える空間だが、どうやら魔物も混じっているようだった。



『どうやらクリスタルで出来た木が魔物みたいですね』


『<鑑定>したらクリスタルトレントって言うみたいニャ』


『結構な数が居るな、では昨日と同じぐらいの加減で攻撃だったな』


『ああ、オーラから行こうか』


『分かった<エアメイク>カッター!!!』



オーラが繰り出した風の刃は昨日まで使っていた風魔法とは明らかに違う魔力を帯びており、その切味は無数に飛ぶ風の軌跡に存在を否定するかの如く切り刻んでいく、全く消える素振りのない風の刃は見えなくなるまでクリスタルで出来た木を薙ぎ倒して消えて行った。



『スパパパパパパパパパパパパパパパン ドドドドドドドドドドドドン!!!』


『『『『『・・・・・・・・・・・・・』』』』』


『オーラ・・・環境破壊ニャ』


『こ これはヤバいぞワシは昨日と同じと言っても少し手加減したんだぞ』


『あーあ、オーラ普通の木まで切り刻んで、めちゃめちゃだわ』


『クフフ 皆オーラを虐めすぎですよ』


『あはは まあ皆も分かっただろう生活魔法並みに絞って練習していこうか』


『『『『『了解ニャ!!!』』』』』


『ふぅぅ 参ったわ、ワシからも忠告しておくが予備動作が全く無くなったので注意せねば危険だ』


『ニャハハ オーラが魔法の忠告ってのも珍しいニャ』


『あたいは、ちゃんと手加減するニャー<アースボール>!!!』



ムーアが放った<アースボール>は個数こそ少なかったが、どう考えても質量がおかしい土の塊がクリスタルトレントに着弾した後、地面に突き刺さり、その衝撃は半径10メートル程の空間を吹き飛ばしていった。



『クハハ ムーア環境破壊だぞ クククッ』


『ニャアアア そんな筈ないニャアアアア』


『言っただろうワシも昨日ぐらいと言いつつ少し手加減したと』


『んふふ 無理もないわ魔法の手加減は難しいのよ、一度放ったら消しにくいからね』



ミュウの言う通り俺も試してみたが昨日とは大違いだった、昨日は小石を投げている感覚が今日は大岩を投げている感覚に変わっていた。



『ドロップ品が出てますよ枝と大枝ですね、大枝の方は魔法用のロッドかステッキになりそうです』


『へええ 良いじゃない普通のクリスタルも欲しかったし皆が環境破壊したクリスタルも回収していきましょうか』


『クフフ ミュウも厳しいですわ♪』


『むぅ これは早く慣れないと言われ放題だな』


『ニャアアアア あたいも早く慣れるニャー』



俺達は練習がてらにクリスタルトレントを探しては討伐していった、深い森だったので練習には持ってこいの環境だったせいか俺達も次第に魔法制御に慣れて行きコントロール出来るようになっていった。



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