第118話 レチクルのダンジョン攻略3 冒険者との会合
アクセルの戦闘は非常にバランスの良いパーティでタンク役の男性が上手く引き付け、効率良くダメージを与えていき危なげなく倒し戦闘を終えていた。
『ふ~ ナイスだ』
アクセルの皆は勝利を祝って全員でハイタッチしていた、俺達も良くやるが他のパーティのこういう所を見るのも良いもんだなと思う。
『悪い待たせたな』
『いえいえ、勉強になりましたよ』
『あはは しかし驚いたな本当に飛んでもなく強いんだな』
『でも、どうして全員魔法しか使ってないの?』
『それは俺の指示なんですよ、俺達は全員魔法が使えるのですがミュウ以外は前衛よりなんで訓練とスキル上げの為に制限を掛けてるんです』
『・・・信じられないわ全員あれだけの魔法を使うのに訓練中だって言うの?』
『ありがとうございます、でもミュウ以外魔法は、まだまだですよ』
『も~ 照れるでしょクオン褒めすぎよ』
『得意の戦闘も見て見たい所だが、訓練の邪魔しても悪いし諦めるか』
『ニャハハ ごめんニャ、またどこかで会ったとき見せれると思うニャ』
『すみませんディアさん、進みましょうか』
『ああ、気にしないでくれ只の興味本位だから』
それから先ほどより色々と突っ込んだ話題になるが、答えにくい事は聞いてこないとこは本当に良い人達だ。
またも俺達の索敵に魔物の反応があった、次は大型の魔物1体のようなので一応相談してみることにする。
『ディアさん、次はかなり大型の魔物が1体居るようなのですが、どうしますか?』
『大型ってことはキラーマンティスか、もしそうなら俺達のパーティでは手に余る』
『しかし、飛んでもない索敵能力だな、俺には全然分からない』
『ふむクオンの方針でな、目隠しのような状態でダンジョンを進み訓練したんだ』
『『『『『・・・・・・・・・・・・』』』』』
『訓練も飛んでもないな・・・』
『あはは でも訓練の甲斐があって、かなり索敵能力も付きましたよ』
『見えて来ましたわ、どうやらキラーマンティスで間違いなさそうですわ』
『むぅ あれはキラーマンティスの中でも、かなりデカいな』
『君達は、あれ相手でもやるのかな?』
『はい、行ってきますね』
キラーマンティスを見てみると巨大なカマキリだった、さっきのアウルベアが小さく感じるほどだ、ライカのファントムデスサイズよりデカいカマが左右に2本ついている。
『皆ドロップ品を壊さない様に単発に絞ろうか』
『『『『『了解!!!』』』』』
『<ライトシールド>!!!』×6人
『<マジックドレイン>!!!』×6人
『<ファイアメイク>バード!!!』
『<エアメイク>カッター!!!』
『<アースメイク>リードル!!!』
『<ウォーターメイク>ウルフ!!!』
『<アイスメイク>ランス!!!』
『<サンダーボルト>!!!』
俺が放った<サンダーボルト>で倒したらしく巨大な体が消えていきドロップ品が残った。
ドロップ品を見るとカマキリの大きな複眼と薄羽だった、両方共凄く綺麗で見栄えが良かったエイトールさんの高値リストには入っていないが高く売れそうだ。
俺達はドロップ品を回収し、また進むことにする。
『さっきから驚くばかりだが、魔法を連発して危なくげに戦っているように見えるが、普通に戦闘したらどんな感じなんだ?』
『そうですね、防御が柔らかそうでしたから俺達なら誰がやっても一撃で終わると思います』
『『『『『・・・・・・・・・・』』』』』
『あはは 本当に次元が違うのね、君達の若さで飛んでもないわ』
『全く冗談にしか聞こえない事を、あっさりと言われると怖いぐらいだよ』
『しかし俺が言うのもなんだが、君達ぐらいの強さがあれば俺達と共に進むのは足手まといになるだろう?快く了承してくれたのは何故だい?』
『そんなことないですよ俺達は冒険者になってから数ヶ月なんで、以前も他のパーティから有用な情報を頂いてとても助かりましたし』
『それに目立たない様に、ずっと実力を隠していたのですがAランクになったことや噂と見た目の若さが手伝い絡まれるようになったので、少しだけ実力を解放することにしたんですよ』
『冒険者が皆アクセルの皆さんみたいな方達なら、良いのですが・・・』
『ニャハハ 以前は他のパーティがいたら手加減が大変だったニャ、普通に戦闘出来るって嬉しいニャ』
『あはは 魔法のみに制限されてても嬉しいって、よっぽど実力を抑えてたのね凄いわ君達』
『そうか君達のような才能に恵まれた者達でも苦労はあるんだな』
『フハハ ワシ等は才能があるどころか、落ちこぼれだったんだがクオンが鍛えてくれたのだ』
それから地下16階に下りてからもディアさん達と行動を共にし、アクセルの方達もキラーマンティスに挑むことになった、もちろん危なくなれば俺達が助ける予定だ。
キラーマンティスは複眼のためか左右からの同時攻撃をすると一瞬動きが止まる隙が出来る事を伝えてあり、上手く盾役がヘイトコントロールし討伐に成功した。
『『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』』
『やったぞー ワハハ初めて勝ったな』
『リーダー クオン君達のお陰でしょ、先にお礼言わないと』
『ああ、そうだったなありがとうクオン君、君達のような若者に助けて貰うのは心苦しいが正直勝てて嬉しいよ』
俺達は嬉しそうなアクセルの方達にハイタッチしていき、勝利を称えた。
強者に初めて勝てた喜びは良く知っている、俺達も自分の事のように嬉しい気分になった。
『残念ながら複眼はドロップしなかったが薄羽が出たぞ、これで武器を新調出来そうだ』
『うふふ 私もやっと欲しかった装備が買えそう♪』
『キラーマンティスに勝てるなら、これから稼ぎが増えそうだな』
『ああ、しかしあのカマは脅威だ油断は出来ないぞ』
『そうだぞ見ろ、この盾を何回も食らったら持たねえぞ』
タンク役の方が言うようにキラーマンティスの攻撃を数回受けた盾が凹んでいる。
『ふむ、それも新調しないとな』
『もうすぐ昼なんで、その時に僕が治しましょうか?』
『あはは ありがとう冗談としても嬉しいよ』
『良いですかリーダー?』
『ああ、ディアさん良かったら昼食にしませんか?』
『良いね、そうしよう』
草原の中に少しだけ土が見えているところで、いつものようにロックが<アースメイク>で皆の椅子を作ってくれる。
『ほほ~ 土属性を持っていると便利なんだな』
『あはは 重宝してます、少し盾を見せて貰って良いですか?』
『ああ良いよ、少し凹んじまっているがね』
ロックはニコニコしながら盾を見て、どうやって補修するか考えているようだった。
『ふむふむ、黒鉄とダマスカス鋼の合金ですね、とても上手く出来ています』
『おいおい、ダマスカス鋼を使ってあるのが分かるのか?見えない筈だぜ』
『わざとダマスカス鋼が見えない様にしてるんですか?』
『あはは 凄いな本当に分かるのか、いやいや本当は全部ダマスカス鋼にしたかったんだが予算が足りなくてよ、一番安い方法で作って貰ったんだ』
『なるほど、なら見えちゃっても良いですね?』
『それは構わないが、そんなこと聞いてどうするんだ?』
『えへへ 僕の趣味なんですよ、見ててください』
ロックはいつも使ってる携帯用の炉を出してテキパキと準備を整え<コンパスの聖火>で一気に火力を上げ、錬金術と<鍛冶師>の技術を組み合わせ、見る見る内に盾の補修が仕上がっていく。
『なっ なんだと、こんなところで本格的に鍛冶をやるなんて、それになんてスピードだ補修どころか、これじゃー再生じゃねーか』
アクセルの皆が見守る中、盾の表面にはダマスカス鋼の紋様に加え見事な細工が施されており見えない内側には黒鉄で補強されていた、もちろん繋ぎ目なんて見えないほど精巧な仕上がりだ。
ロックのオマケなのか<自動修復><硬度強化>が付与されていた。
『はい、補修終わりましたよ、ついでにバランスも整えておきましたから、試して置いてくださいね』
『なっ なんてこった、驚きすぎて声が出ねえよ』
『ロック君、何者なの?どんな技術してるのよ?』
『えへへ 僕サークルの<鍛冶師>なんです、ついでに剣も研ぎなおしますねー』
ロックは、ついでと言いながらアクセルの方達の武器を全て研ぎなおし、新品のような輝きに全員驚いていた、もちろんオマケ付きだ。
『いったい何が起こった・・・新調しようと思っていた俺のバスターソードが見たこともないような輝きを放ってやがる』
『ロックズルいニャ、あたいもサービスするニャ』
『お姉さんたちローブ手直しして上げるから、脱ぐニャ』
『ええっ そろそろ新調しようと思ってたから良いのよ?』
『大丈夫ニャ、あたいに任せるニャ』
ロックに触発されたのかムーアも動きだした、事前に魔糸は使っちゃ駄目だと言ってあるので、どうやらカラークロウラーの糸で作るようだ。
ムーアはアクセルの女性2人にローブを受取り、代わりにマントを渡して待っていて貰うようだ。
『う ウソでしょ?どうして道具もないのに糸から生地が出来ていくの?』
『て 手が見えない・・・どんどん裁縫されていってるけど、まさか縫ってるの?どれだけのスピードなのよ』
今度はムーアの<裁縫術>にアクセルの方々が釘付けになっている。
『出来たニャ、来てみるニャア』
『ちょっと待って、私夢でも見てるのかしら何処が手直しなの?原型が分からないわよ、どうしてこんなに立派なローブになるの?』
『うわー サイズもぴったりだわストラも着てみなさいよ』
『リネルのローブも新品みたいじゃない?どうなってるの?』
『早く着てみなさいよ、すっごく気持ち良いんだから』
『なにこの裏地、滑らかでスベスベしてとっても気持ち良いんだけど?』
『此処で狩ったダイアウルフの毛皮を使ったニャ、オールシーズン用に薄くしたニャ』
『ちょっと待ってダイアウルフに手を出したの?あれに攻撃したらドンドン仲間を呼ばれて大変なのよ?』
『なるほど、それであんなに集まってきたんだ』
『ニャハハ 全部倒したニャ』
『『『『『『・・・・・・・・』』』』』』
『しかし見事な腕だな・・・ありがとう、これだけの物だ足りるか分からないが、持っているだけ全部のお金を払うよ』
『ニャハハ ついでニャ、ロックも絶対に受け取らないニャ』
『おーい、食事が出来たぞ』
『オーラが呼んでるニャ、食事にするニャ』
『さっ 皆さん行きましょうか、リーダーの食事はとっても美味しいですよ』
アクセルの皆さんは武器や装備が新調したように立派になったことに驚き、俺の料理に吃驚し食べ終わる頃には全員放心状態だった。
『『『『『『美味しかった・・・』』』』』』
『もう驚きすぎて何が何だか分からないわ』
『なあ、俺起きてるよな?』
『俺も夢としか思えんよ、でもこの盾を見ると現実って分かるよな』
『私は夢でも嬉しいわ、このローブ最高なんだもの♪』
『今食べた食事なんだけど覚えてるか?』
『死んでも忘れねーよ』
『クオン君、全員から集めたお礼だ、とても足りないのは分かるが受け取ってくれ』
『あはは 俺達の趣味ですから、受け取れませんよ、それに役立つ情報も色々教えて貰いましたしね』
『クフフ 逆にいくらお金を積まれても、私達が装備や食事を作る事なんてありませんわ』
『そうか、なら全力でお礼を言わせてくれ、皆っ』
『『『『『『ありがとう!!!』』』』』』
俺達は運が良いな、今日はとても気持ちの良い人達に出会えた、昨日とは大違いだ!
食事も終わり、また地下へ向けて進みだす、もうキラーマンティスもかなりの数を討伐していった、勿論アクセルの方達もだ。
『未だに信じられないなキラーマンティスって、こんなに楽に勝てたのか?』
『お前にも分かるだろ?戦術と装備のお陰だ』
『あはは 見てくれよ複眼と薄羽がこんなにドロップしたぞ』
『私も手入れして貰った杖のお陰でMP管理や魔力コントロールがウソのように楽になったわ』
『僧侶の私の仕事が無くなるような勢いですよ、さっきから補助魔法しか使ってませんよ?』
俺達はアクセルの方達と順調に狩り進め地下20階のボス部屋に辿り着いた。
『クオン君、俺達は荷物もいっぱいになったから、此処で引き返すよ君達はもっと進むんだろ?』
『はい、行けるとこまで行って見ます、色々と教えて頂いてありがとうございました』
『冗談だろ?俺達の方が色々とお世話になってしまって年上として面目が立たないのにお礼なんて言わないでくれよ』
『あはは でも本当に助かりましたよ』
『それと君達の実力はともかく、ロック君とムーア君に作って貰った装備については神に誓って誰にも言わん!これが俺達に出来る小さなお礼だ』
『ディアさん、此方の真意を汲み取ってくれて感謝しますよ、また何処かでお会いしましょう』
『ああ、楽しみにしてるよ君達なら大丈夫だとは思うが気を付けてな』
『はい、頑張ってきます!』
『では失礼する』
『あっ ちょっと待ってストラ姉さん』
『あはは 姉さんだなんて嬉しい事言ってくれるじゃない♪』
『ストラ姉さん、最後にハグさして貰って良いかしら?』
『あら?寂しくなっちゃったのかな、良いわよ来なさい♪』
『えへへ ありがとう』
ミュウはストラさんに抱き着いて小声で何か話をしているようだが、俺達には<五感強化>があるので聞こえていた。
『ストラ姉さん、いつから左目見えないの?』
『ふふ、気付いてたの?もうかなり前の事よ冒険者やってるんだもの、怪我は当り前よ』
『ねえストラ姉さん、これは私からの感謝の印よ、でも内緒でお願い』
『<ラストヒール>!!!』
『なっ ミュウちゃん、貴女・・・』
『またね♪ストラ姉さん』
ミュウはストラさんから離れ俺達の下まで戻って来たので、俺達は大きく手を振り別れの挨拶をしてからボス部屋に入る。
『行っちまったか、しかし末恐ろしいぐらいのパーティだったな・・・』
『あはは 全くだ、いつかSSSランクになるんだろうな俺達の自慢になるぞ』
『おいっ ストラ何故泣いてるんだ?そんなに寂しかったのか』
『ストラどうしたの?えっ 貴女、まさか左目の傷が消えてるわよ!』
『そうなんだ、傷まで消えてるのね・・・ねえ皆聞いて、私見えるの、何も見えなかった左目がはっきりと』
『なっ なんて子達だ・・・まさかエリクサー並みの魔法まで使えるなんて』
『なにも口止めしなかったあの子達が、この魔法は内緒にしてねって言ってたの、それだけ私達の事を信用してくれたのね』
『ねえ皆お願い、あの子達の秘密は守って』
『『『『『当然だ!!!』』』』』
『『『『『そして良かったなストラ!!!』』』』』
『あはは どうしよう涙が止まらないわ』
『良かった本当に良かった、私達の涙も止まんないわよ、どうしてくれるの?』
『でかい借りが出来たな、サークル俺達はいつか、この恩を返してみせるぞ』
俺達はバス部屋へ入り、いつものようにボスの<鑑定>をしようとしたときミュウが話だす。
『皆ごめんなさい、どうしても我慢出来なくて、<ラストヒール>使っちゃった』
『フハハ ワシは嬉しかったぞ』
『僕も気になってたんですよ』
『ニャハハ 確かにちょっと軽率かもしれなかったけど、あの人達なら大丈夫ニャ』
『くふふ 本当に駄目だったらリーダーがちゃんと止めてますわ』
『あの人達じゃなかったら止めてただろうな、でも1つの行動が全員に圧し掛かるって事もある、何かしたい時は皆で相談してからにしよう』
『すみませんでした』
『いや、分かってくれたら良いよ』
『さあ、とりあえずボス戦だ気合を入れていこうか』
『『『『『了解!!!』』』』』
『じゃ恒例の<鑑定>から行きますね』
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【ステータス】
名前:クイーンキラーマンティス
種族:インセクト(希少種)
LV:44
HP:450/450
MP:200/200
攻撃:219
防御:170
敏捷:221
器用:225
魔力:110
精神:90
スキル:<食経験値><魔王の威圧+3><敏捷強化+5><腕力強化+3><切断強化+4>
種族スキル:<真空鎌>
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『何か不思議なスキルが見えるな』
『<真空鎌>は言葉どおりと思うニャ』
『<鑑定>しといた方が良いですね、でも取りたくないスキルだったらどうします?』
『う~ん、今までそんなスキルが無かったからな、クオンどうする?』
『とりあえず見てから決めようか』
【アンサー <食経験値>:食事を取るたびに経験値が加算される能力。美味補正。】
『これクオンが魔王になるスキルじゃない?』
『クフフ 私達のためにあるようなスキルですわ』
『まあ、これなら良いんじゃないか?』
『でもこれから欲しくないスキルがあったときの対策も考えないとだな』
『おそらく<統合>スキルで操作出来るとは思うんだけど、試したことがないんで何とも言えないね』
『よし、問題ないみたいだし<ウィング>から空中戦でやろうか』
『羽があるからボスも飛べると思って戦闘するよ』
『『『『『了解!!!』』』』』
もうレアボスと戦闘するのが当たり前になってきたが、まあ良い事だと思う事にする。
定番の<ライトシールド>から<マジックドレイン>を織り交ぜ<ウィング>で空中戦に挑む。
魔法使いが空を飛べたら既に反則なんだが、ボスも飛べるかもしれないので低空と上空に分かれて戦闘することにした。
全員が属性別に魔法を繰り出しているが、やはり火属性はスキルが高いこともあり威力が違う。
空中戦にあっても以前から<エアウォーク>で訓練しているので、素早い移動については問題はなく、難なく回避していき危なげなく終わりそうだ。
途中何度か<真空鎌>を使ってきたが、<感知之極>を取得した俺達には楽々回避出来た。
【レベルアップしました。サークルがレベル34からレベル37に成りました。】
【サークルが特殊スキル<食経験値>を習得しました。】
【サークルの<激運+1>が<激運+2>に成りました。】
【サークルの<統率+1>が<統率+2>に成りました。】
【サークルの<魔王の威圧+4>が<魔王の威圧+7>に成りました。】
【サークルの<経験値増大+2>が<経験値増大+4>に成りました。】
【サークルが種族スキル<真空鎌>を習得しました。】
【サークルの<火属性+9>が<火属性+10>に成りました。】
【サークルの<水属性+7>が<水属性+8>に成りました。】
【サークルの<土属性+4>が<土属性+5>に成りました。】
【サークルの<風属性+6>が<風属性+7>に成りました。】
【サークルの<氷属性+4>が<氷属性+5>に成りました。】
【サークルの<雷属性+4>が<雷属性+5>に成りました。】
【サークルの<光属性+8>が<光属性+9>に成りました。】
【サークルの<闇属性+2>が<闇属性+3>に成りました。】
【サークルの<無属性+1>が<無属性+2>に成りました。】
俺達6人は、ハイタッチして喜びを分かち合う。
『ようやく火属性がカンストしたわ、私今から闇属性担当するわね』
『分かった無属性を除いて、一番スキルが低いから妥当だろう』
『ドロップ品が出てるニャ』
『えっと宝箱は金箱ですねムーアに解除して貰ってから<鑑定>します』
『あっ また付与の指輪にゃ今度は20個入ってるニャ』
『おー 丁度良かった、もうちょっと欲しかったんだよ』
『また、何か思いついたんですね』
『あはは そんなところだよ』
『まー 残りを<鑑定>しよう』
【アンサー クイーンキラーマンティスの複眼:複眼の上位素材。非常に美しく美術品として使用される。】
【アンサー クイーンキラーマンティスの薄羽:薄羽の上位素材。軽く美しく上部なため装備品として高値で売買されている。】
『う~ん、ロック何か出来そうかな?』
『少なくとも装備になりそうには、なりませんね』
『ドレスになら良い装飾になりそうニャ』
『なるほど、じゃクロワさんと相談して決めようか』
『よし、じゃ次に進もうか』
流石にコンパスと同じ中級ダンジョンだけあって、あれから遥かに強くなった俺達には、まだ楽だった。
階段を下りて地下21階に辿り着くと、そこは砂漠だった・・・
『・・・暑い・・・・・・ってほど暑くないか?』
『んふふ 火属性カンストしたのよ、かなり暑さにも耐性が付いた筈よ』
『でも砂漠だけあって、やっぱり暑いですね我慢は出来ますけど』
『以前の火山地帯よりは、かなり楽ですわ』
『ニャハハ ディアさんから砂漠地帯があるのは聞いてたニャ、以前作ったマント着てみるニャ』
『ラヴァタイガーの皮から作った<耐火効果>が付いたマントニャ』
『『『『『おお~ パチパチパチ!!!』』』』』
ムーアが作ってくれたマントは流石に<耐火効果>がついていることもや日差しが防げるために、快適に動けるようになった。
『ムーアこれ最高に快適だわ』
『ふむ、デザインも良いな』
『ニャハハ あたいらのシンボルでデザインしたニャ』
『クフフ 確かに私達の原点ですわ』
『〇の中心から突き出た+かシンプルだが確かに原点だ』
『こうやって見ると僕のマント小さいですね・・・いや丁度良いんですが』
『ニャハハ お得で良いニャ』