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残念なイケメンとの過ごし方  作者: M maker
残念なイケメン
4/14

先生、魅力的な敵キャラは時に主人公人気を上回るんですよ。

自分の殻にこもる。

って聞いたとき、皆なら男と女どっちを、

頭に思い浮かべる?

実は男性の方が、多いんだって

統計のデートとかパーセンテージで出すわけじゃないから、

信じるか信じないかは皆次第だけどね。

まあ何を隠そう、僕もその一人だからこそ言えるんだけど 六月


――――――――――――――――――― forth accident ――――――

放課後の教室で僕は幼馴染の瑠衣に捕まっていた。

朝方の縞パラの乱の件だ。

瑠衣「ちょっと六月!何よあの女!どっから出てきたのよ!

   どういう関係で、どこまでの関係なのか洗いざらい吐きなさいよ!」

こいつは一昔前なら、良い吐かせ屋の刑事デカになれていただろうな。

六月「どういうって今日の朝、初めて会ったんだよ。

   あの子のせいで遅刻したと言っても過言ではない。

  (いや多分遅刻はどちらにせよしてたんだけどさ)」

何故かこれを聞いて、顔が紅潮こうちょうする瑠衣。え、界王○使っちゃう系幼馴染でしたっけあなた

瑠衣「なんで!会うだけで!遅刻する!理由に!なるのよー!!

   そんなに時間が必要なほど、その・・・あらびき?してたの」

僕は、犬どころか豚か。いや豚嫌いじゃないよ、うん、ナイスポーク

あ、牛もあり得るな 夕飯は母さんにハンバーグ頼もう

六月「それを言うなら逢引あいびきだ。お前、頭良いのにこの手のワードになると、

   とことん弱いよな。」

瑠衣「う、うるさいわね!それで逢引きは?してたの!?」

真実は語れないが、何か言わないと引かない勢いで迫ってくる瑠衣。

仕方ない。

六月「ちょっと考え事しててさ、ぶつかったんだよ東条さんと、

   それで謝ったりなんかしてて遅れたんだ。(嘘は言ってない

   嘘は言ってない)」

怪しいと目で訴えつつも、瑠衣の追及の手が緩んだのを感じる。

瑠衣「まあ、何にもないなら良いわ。ふん」

何かあったとしても、付き合っていない瑠衣に、

わざわざ報告する義務があるとは思えないが・・・

六月「じゃあ、僕は帰るから。今日からネトゲのイベント始まったからさ、

   時は金なり、否、青春を売るなり だ。 アデュー!」

終礼のチャイムが鳴ったあとに校舎に滞在する時間は、

無駄な時間だと考える。一刻も早くMYパソコンを起動するのだ。

瑠衣「あ、ちょっと六月!上手いこと言ってるみたいだけど、

   後半キテ○ツ大百科みたいに脳内再生されるんだからね!

   って居ないし!・・・もう、バカ」


帰り路で、朝の事がフラッシュバックした。


「ほんと!最ッ低ッ!」


嫌われちゃったなあ・・・。やっぱ嫌われたよなあ・・・。


「君、私に何か恨みでもあるの?」


六月「は?」

振り返ると、そこには今朝の東条要が凛として立っていた。

六月「東条・・・その・・・朝のはごめん。

   言い過ぎたと思ってる。」

東条「それはもういいわよ。今はそっちじゃなくて、

   こっちの話」

そう言いつつ、地面を何故か指で指す東条

六月「えーっと・・・どっち?」

東条「ハァ・・・。だーかーら、なんで私の帰り道に居るのって

   言ってるのよ。」

六月「東条の帰り道も何も、僕も今自宅に向かって帰ってるんだけど」

六月・東条「」

嫌な予感が二人の背中を、走った。

あ、今、僕ニュータイプだった。一瞬ね。

六月「その時は、僕がシャ○だからな!」

東条「何を意味の分からないことを言ってるの」

その会話の後は、二人とも何も話さず、

お互いの目的地まで歩いた。

同じ場所で止まった。

正確には東条が僕の家を数10歩先に歩いてからだ。

ダメもとで表札を覗いてみる

『東条』

・・・ま、まじですか。

は、ははー分かってた。けどね、フラグがビッシバシ建設だったもの


クラスの皆には黙っていようと、

目線を合わせただけでお互いの思いが一致した。

バタン       バタン


六月・東条「」

六月・東条「え」

六月・東条「ええええええええええええええええええ!!!!」


お隣さんが出来ました。

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