先生、幼馴染キャラはハーレムものには必須ですよね。
「要するに人は誰しも自分が1番好きで大事だろ!?」
声を大にして、僕こと「人無 六月」は力説していた。
―――そう、なぜかデデニーランドで・・・。
やあ、僕、六月。ん?この挨拶はね上の件のミッ○ 略
ハッ!こ、ここは?なんか白黒で笑みを浮かべたネズミみたいな・・・
気を取り直して!
今は17歳で、共学の私立高校に通う男子高校生だ。
家柄は中流階級で言うと上、上流階級で言うと中、
容姿はまあ自分で言うのもなんだが、恵まれている方だ。
顔は小さいし、背も平均以上ある。
筋肉質な身体のお陰で暴飲暴食(そこまでじゃあないっすよ?)してる割には、
引き締まっている。
知能も勉強で苦労したことはない程度、
運動神経も平均以上は授かっている。
さあどうだ!参ったか!
ん?どうした、なになに?性格はだって?
愚問だね。 ((至高ッッッ サッ ッサ ッサ ッサ ッサ))
さて、性格を尋ねられたのに、
至高というある種、哲学的な返しを放ってきたこの男のどこが残念なのか、、
あーこの時点で残念とかは受付しておりませーん。
ゴ、ゴホン、ま、まあご覧あれ
あ、これから僕が話すときは「六月」でいくから!苗字嫌いなんだよ!だってなんか人(割愛
――――――――――――――――――― first accident ――――――
六月「春、それは新しき出会いの季節。
花は咲き、風は爽やかでいて涼やか、新しいことに満ち溢れていて、
無限の可能性を感じる。それが・・・春。」
??「あー、これはまた無駄にルックスが優れている痛いポエマーさんだこと」
そう言って後ろから自転車に乗って声を掛けてくる少女
自転車に乗っているからか、風に靡く亜麻色の、
髪は肩を少し超えるくらいのショートだ。
六月「その褒めているのか貶しているのか分からない様に、
貶してくる言葉の暴力女は、瑠衣ィ 吉かぁ~↑わぁ~↑」
瑠衣「なぜ苗字と名前を逆にした!英語は出来ないくせに!」
目鼻立ちはくっきりし過ぎず、丁度良いバランスで、
肌も白過ぎずといったところ
六月「出来ないんじゃない!嫌いなんだ!」
紹介しよう何を隠そう、この吉川瑠衣は僕の幼馴染キャ ゴッッ
六月「何するんだ!人のナレーション中にいきなり後頭部を殴るなんて!」
瑠衣「ナレーションって何?!意味わかんないから!」
take2 紹介しよう何を隠そう、この吉川瑠衣は僕の幼馴染キャ… わ、分かった!
修正するから!
その上空に準備された肘を納めろ! なに?! 普通にだと?!ふざけるな!
それじゃあ僕の流儀に反すっ はい、はい。わかりました…。
profile
名前:吉川瑠衣
年齢:17歳
職業:女子高生
趣味:映画鑑賞(要は特にないってことだろ?)
特技:いいや
幼馴染歴:んーいつからだっけ?
バスツ:80?いやそんなにないか
ウェスツ:しまってればいいや
ヒップ:キタキタキタ――――!!これがまた中々の物をお持ちなんだよ な? ゴッ
ッテェー!こ、この!さっきと全く同じ箇所を、脳を守るアーマーにヒビを入れるつもりだな。
瑠衣「最低っ!映画鑑賞はちゃんと趣味だし!
特技いいやってなによ。いつから幼馴染かも覚えてないし、、
覚えておきなさい!小学生からよ!一緒によく帰って・・・あ・・・
そ、それに!!変な言い方にすれば3サイズ言ってるのバレないとでも思っ
た!?」
六月「ドウドウ、静まりたまえ森の主よ」 シュウウウ
後頭部の細胞が死滅しているのを感じる
瑠衣「だーれーがぁ~ 森の主・・・だああああああ!」
六月「ヒ、ヒイイイイイイイイイ!
そんなことより瑠衣、始業式始まっちゃうから僕は先に、
行ってるからね(ウィンク)」
僕は駆けた。まさに友(自分)を救う為に走る男の様に、
待っててねマナビヤンティヌス
逃げ切らせてね
暴君ルイオニウス王。
瑠衣「だぁれのせいで、そんなことになってると思ってんのよ!」
瑠衣「あ!待ちなさいよ―――!六月―――!」
待てと言われて待つのは、愚か者のすることだ。
僕くらいの上級ひねくれ野郎になると、
そっくりそのまま、言われた言葉の反対を選択する。
つまりBダッシュだ。 え?古いかな?
と、まあこんな感じで始まった訳だけど、
全然残念じゃなくてごめんね。(直後両耳を両手で封鎖)
普通、1話の冒頭の文って1話目で回収するだろ!とか、
主人公は性格が残念なのか、アニオタだから残念なのかとか、
色々言いたいことはあると思うけど、
話が進めば分かると思うから 多分
そんなこんなで、
今年も僕の春が始まった。