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ダンジョンで閉じ込められました

今回はちょっと短めです。

外伝もよろしくお願い致します!

「なあ。地図通りならここがダンジョンなんだけどさ。あってるの?」


「え?私に聞かないで」


「...」


レミナスさんに依頼を受けるように進められ(正確には断れない状況にされた)、地図を頼りに森に向かう。

レミナスさんは準備が良かった...といえば良いのだろうか?俺達が依頼を受けるかどうかすらも決まっていないのにも関わらず、先に馬車をレンタルしているという準備万端ぶり。


そのおかげか、歩いて数時間かかる道のりも1時間行くか行かないかでついてしまった。


で、その地図をたどったらここに行き着いたわけなんだが。

なんか祠みたいなのがあるのかな?なんて思ってたら、まさかの下へ向かう階段だけ。階段の奥には外国のお墓を連想させる大きめの十字架が1つ地面に突き刺さっている。


感想を一言でまとめるならば...普通に怖い。もうなんかこの階段降りたらもう帰ってこれない気がする。もう見た目通り墓場に繋がってそうな感じ。

ここがお前の墓場だ!...言葉通りでございます…。


「すっげえ危険な香りしかしないんだけど」


「そうか?ガリュー君?僕はワクワクドキドキの冒険の香りしかしないよ」


「それどんな香り?」


「さあ?」


普通に怖い。前世でもお化け屋敷とかダメだったしな…。ホラーってダメなんだよね。


ちょっと入るのをためらっていると、後ろから思い切り突き飛ばされる。


「んのあ!?」


とっさに転がって回避運動をするが、勢い余ってそのまま階段の方に突っ込み、そのまま転がりながら落っこちる。


「ってぇな!ふざけるな!」


「ごめんごめん。なかなか進まないからさ」


けっこう優しい顔して酷いことをしてきたのはアッシュ。

俺に続いて階段を降りてくる。

それに続くように皆も降りてくる。


全員が降りきったその時、いきなり階段のあった所の部分が閉じた。石の天井のような物が、階段の上の部分をガッチリと閉める。


ガタンという大きな音を立てて外界との唯一の連絡口は閉ざされ、あたりは暗闇に包まれる。


「え?ちょ!なにこれ!ちょっとなになになんなのこれ!?」


カルエルがパニック状態になる。あまりに一瞬の出来事で皆の反応が遅れた。


一先ず俺が光を魔法で灯す。

しかしこれも魔法か?センサーのように皆が階段を降りきったと同時に閉まるなんて、無駄にハイテクだな。


「これ帰れないとかないよね!?」


「さあ?」


ちょっとパニックになっている皆。カルエルの心配をよそに、我関せずと言いたげな顔でアッシュが返答する。


「ちょっといいかね?アッシュ君?」


「どうしたんだいガリュー君?改まった言い方で」


「君これ帰れると思うかね?」


「さあ?」


「だから「さあ」じゃねえよ!」


結構ガチで怒る。数分間説教をしていたが、埒が明かない上に、今の状況が良くなるようにも思えないので、ひとまず何か行動することにした。


「もうガリューがなんか魔法のぶち込んでぶっ壊しちゃえば?どうせ石で出来てるんだから」


カルエルが結構危険な発言をする。

それでも、それ以上に良い案も見つからなさそうない。


「わかった。やってみるから皆下がって」


「了解」


皆が下がったのを確認し、魔法を放つ準備をする。俺はどんな魔法を使うか悩む。

火じゃダメだな。魔法だからどうとか知らないけど、密閉空間で火を起こせば中毒死しそうだからな。

っていうか火の場合爆発メインだから、それこそ自爆行為だしな。文字通り。


とすると水?いや、水でどうやって壊すんだよ。

せいぜい水素爆発ぐらいだろ。やっぱ自爆ですね。


土か?土で爆散させるのもいいかもしれない。最悪土爆発で周りの土を吹き飛ばせば出れるかな?って...爆発ばっかだな...。


アイススピアかな...?でも威力足りなそうな気がする。でも石だし、殴れば割れたりしないかな?


試しに思い切りパンチをしてみると、ガッっていう音がして、俺の手の骨が悲鳴をあげた。


無理ですね。

本気でやらなくて良かった...。

じゃあなんだ?光か?目からビームとかあれ使えるのか?

オリハルコン焼き切ったし、意外と使えるかも?


俺は目に魔力を溜めて、光魔術を展開。一気に、収束された光のビームを目から発射させる。

わざわざ目から出させるのは雰囲気の問題なので気にしないで欲しい。


そこから数秒、1点にそのビームを当て続け、溶けるのを待った。


が、溶けるどころか、黒い跡すらも残らない。


ただの石じゃないのか?

もたもたしていると、アッシュがやってきた。


「何やってんの?僕がやるよ」


アッシュはそう言うと、腕に炎を纏い始める。

その腕を思い切り振り上げたアッシュは、そのまま石をぶん殴った。


そして石は...





今日見てみると、評価人数が一人増えてた!

とっても嬉しいです!いつも読んで下さる皆様。本当にありがとうございます!

特に評価は嬉しいですね!心なしか打ち込む速度が早くなっているような気がします(笑)


明日はできれば数話一気に投稿したいと思っています。

0時に一回目の更新ができるかどうか...?と言ったところです。


よろしくお願い致します。

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