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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
51/117

突入

100の弓矢に囲まれ、逃げ場は無い。絶対絶命。まさにこの言葉が今の状況には似合う。だが然し、この世界には魔法というものがある。

俺は自分を全方位囲ってしまうサイズのバリアを周囲に張り、すべての矢を弾く。正直こんなのどうってことない。誰だ。絶対絶命とか言った奴は。

俺か。


まあとにかくだ。すべての矢を弾いて、また前進する。

すると、更に数歩歩いたところにトラップ。弓が放たれるも、やはり弾き返す。

魔法使いに弓など効かんわ!と、少し調子に乗っていたら、右の方にあった、狛犬のような感じのドラゴンの口から火が出てきて、少しビビった。ビビった際に、思わず目からビームを出してしまい、ドラゴンは跡形もなく砕けた。器物損壊はしたくなかったんだが...。


ま、そんくらい気にしなくていいな。しっかし、びっくりしたら、目からビームってどういう原理だよ。想像なんてしてないのにな。帰ったら先生に聞こう。


(帰れるようにせいぜい頑張れ)


うい。そうだな。皆で帰るしかないんだ。

俺は歩き続けた。

最終的には、アジトに着くまでに20回位弓×100≦が来たから、結構時間掛かった。(それでも数分)

これだけトラップが発動してなおも、人のひの字も見つからないなんて、普通におかしい。何かあったんだろうか。

アジトの入口は、普通に普通なドアだった。どうやら「開けゴマ」とは言わなくても良さそうだ。

一応中に人が居ることを想定して、ゆっくりとドアを開け、少しの隙間から奥を覗く。

少しガヤガヤという、騒ぎ声が、遠くから聞こえる。やはり人はいたか。と、思いつつ、辺りを見回すが、近くに人は居ないので、そのまま侵入。特にトラップも無く、人も居ない。奥の方で多くの人達が少し賑わっている事が、聞いているとよく分かる。宴会でもやってるのだろうか。

昨日俺が50数人を無双したのにも関わらず、宴会は流石に無いよね。


奥へ進むと、大きい扉があった。その奥から、多くの人の気配。気配が仮になくとも、人々の騒ぎ声で普通に気付くだろうけど。あ、それも気配か。

その扉の隣には、下へ向かう階段があった。あたりを見回したものの、上への階段は無い。ピラミッド型何だからきっと、上に向かっていくのかと思っていたけれど、地上は一階しかないのだろうか?それとも、黒の時と同じで、隠し階段でもあるんだろうか?

残念ながら俺には、そういうのを察知する力は全く無いので、いくら探したって見つからないだろう。

そういう事は自分でもわかっているので、わざわざ人の多そうな奥の部屋に入るか、下に降りるかの二択だ。勿論、わざわざ敵陣に一人で入るような馬鹿らしい事はしたくないので、即決で後者を選ぶ。


俺は階段を降りて、下へ向かうことにした。



ーーーーーーーーーー



階段を降りると、薄暗い空間が広がっていた。

ランプもなく、光系統の魔法が使われている訳でもなく、ただただ、階段から漏れた光がぎりぎり入ってきた、と言った感じだ。

人の気配は特に無いので、光魔法で、あたりを照らす。そこには、いくつかの牢屋のようなものが、いくつも設置されていた。が、そこにはアッシュたちはいない。その他にも人は一人もいない。たまにネズミが走り回っているような感じだ。相当長い事、掃除等もされていないらしく、ホコリが滅茶苦茶溜まっている。そう考えると、黒はまだいい方だったかもしれない。あれでもホコリは気にならなかったからな。

パッと見、ただホコリが溜まっているだけに見えたが、よく見るといくつかの足跡がある。その足跡を辿ると、また新たに、降りる階段を見つけた。


階段からは、人のいびきのような音が聞こえた。

俺は間違いないと思い、その階段を降りていった。

なんと!なんとなんとなんと!

今回で

50話目となります!\(^ω^\Ξ/^ω^)/イェイ!イェイ!


ということで、私自身も、自分の実力が気になり始めた今日このごろです!


そこで皆さん!


今回は50話記念ということもありますので、是非とも皆さんにはきらり♦評価♦をしていただきたいのです!(。 ー`ωー´) キラン

正直な評価ウェルカムです!今後のモチベーションにも繋がってくるので、何卒よろしくお願いします( ̄^ ̄ゞ

1点1点でも大丈夫です!出来れば感想で良くなかったところなどを教えていただけたら嬉しいです!


今後ともよろしくお願いします( ̄^ ̄ゞ




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