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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
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戦線離脱

マジで言ってるのか?地球では誘拐なんて一生に一回もないはずなのにも関わらず、数日で2回も起こるとかマジないから。大体この世界は物騒すぎるんだよ。もう少し警察に頑張って欲しいね。あ。良く考えるとすぐそこに警官(衛兵の某大将)が寝てるわ。


閑話休題。


Jrが連れていかれた。これだけの情報で、ほかの3人の行方ももうわかった。もうほぼ確実に、敵の手の内だ。

助けに行かなきゃ。


(まずは此処から切り抜けろ)


そうだな。アッシュと一緒に切り抜けよう。

ドラノも運ばないと。


「おい!アッシュ!撤退だ!大将連れて逃げるぞ!」


と、言ったのはいいものの、返事が無い。

まさかと思い、振り向くと、そこにアッシュの姿はなかった。もうここには、俺とドラノしかいない。ど


遅かった...と、思ったものの、このまま行くと俺も殺られかねないので、すぐさまドラノの方へと走る。うしてドラノを連れていかないのか…と、最初は思っていたものの、後々になって、大人は洗脳しにくい。更に、男の大人は奴隷価値が少ない。という二つの考えに至った。と、いう事は、今回の襲撃目的は、俺達を洗脳させて戦闘員にでもするか、もしくは奴隷として売り飛ばすかだろう。

後者の場合、早く助け出さないと、手遅れになってしまう可能性も有りうる。そうなると、最悪だ。

そういう考えもあって、とにかく速く逃げるためにも、全力で走り、ドラノを抱え込む。持った直後は重かったものの、すぐに全身を魔力強化したので、割と簡単に持てた。もしかすると魔力を吸い取られるのではないかと、少し不安だったが、どうやら意識のある時にしか効果は発動しないようだ。

ドラノを抱え込んだ俺は、例の空飛ぶ技を発動。


例の空飛ぶ技では言いにくいので、スカイウォーカーという名前をつけた。勿論、こんな状況でそんな事考えた訳じゃなくて、もっと前から考えてたんだよ。


閑話休題。


俺は高速で戦線離脱。周囲を見渡して街を見つける。大して遠いところにあるわけでもないので、街の様子はここからでも大体は見える。一応魔力で目を強化して、街を見渡す。街の隅には、大きな門がある。恐らくあれが関所だ。関所という事は恐らくは国境。国境の街。周囲にはそれ以外に街がないので、俺達が目指していた街だ。割と小さめだが、大通りには大量の人が居る。俺はその街に向かって高速移動を始める。

だいぶ高度を上げたので、弓は全く届かない。


安全圏に逃げることができた俺は、少し安心したものの、追跡されるのが怖いため、自分の姿を隠すためにバリアを張り直す。


そうして俺は、念には念を入れつつ、国境の街、サンドランへと向かった。

チラチラと後ろの方を見ながら、魔力が切れないように速足で進んでいく。


そうして数分間で、俺達(一名気絶)は国境の街サンドランにたどり着いた。


事実上の敗北は初めてですね。それにしても治安が悪い。


ユニーク8500突破!

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