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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
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またか

2人が戦線離脱してから15分ほど。

俺はひとりひとりを正確にアイススピアで潰していく。

え?なんで一気に範囲攻撃を仕掛けないかって?だってさ。仲間が近くで寝てるのに、そんな自爆行為出来ないじゃん。そもそもなんつーかドラノに全部吸い取られそうだし。


15分で倒せたのは、40人程。中には木の陰から攻撃してくる奴もいて、倒し辛いったらありゃしない。やはり敵は100を超えるらしく、40ちょい倒したぐらいでは、敵も怯みはしない。

切り抜けられるだろうか?そう思っていた時だ。


「おい。あのヒョロヒョロで喋らない奴がいないぞ!?」


アッシュが言った。ヒョロヒョロで喋らない奴?チビッタの事か?

そう言われてあたりを見回してみたが、確かにチビッタがいない。


「Jr!チビッタどこ行った!?」


アイツの事はJrに聞けば大体わかる。因みに大きい声出さなきゃいけないのは、戦闘中という事もあるが、弓の発射時の風切りの音が凄すぎるからだ。


「ん?チビッタならソニックとカルエルの守護を頼んだぞ!」


ソニックとカルエル?そう思って辺りを見回すと、ソニックもカルエルも居ない。同じ場所に寝ていたドラノだけは、何故かそこに取り残され、何本か弓に刺された状態で寝ていた。まるで義経を守り切った弁慶のようだ。ん?死んでないよな!?死ぬなよ!?弁慶みたいに死ぬなよ!?


閑話休題。


ソニックとカルエルがいない。そしてチビッタも居ない。考えられるのは....


1.チビッタが安全な場所へと運んだ。

2.敵に捕まった。


仮に1なんだと考えると、ドラノが置いてかれてるのが分からない。もしかすると、ひょっこり戻ってきて、ドラノも運ぶ可能性は十分にあるけれけれど。

そう考えると、2の可能性が高いか?だとすると超厄介。何が虚しくて数日の間にそんなに誘拐されなきゃならないのだ。


「ぬ!」


そんな事考えてたら、Jrが弓に当たる。顔も元気が無いようで、見るからに魔力切れましたっていう顔している。まあ当然だろう。何たってもう、30分弱は戦闘を続けているんだから。並の魔法使いならぶっ倒れてるだろう。最近分かったんだが、学校でのAクラス所属級の魔法使いは、世界でもそう多くはいないようで、3級を超えると、それこそもう一握りの人間だって話だ。最近知ったって言うか、アザゼルが教えてくれたんだけどな。


っと...そんな話している余裕は無いな。そう思ってJrの方を見ると、もう眠っていた。今度はえらく即効性があるな。普通こんな早く眠るなんて有り得ない。まあ、それを言っちゃ剣と魔法の世界とか生きてかれないんだろうけど。

そんなことを考えていた直後。眠っていたJrが消えた。いや。正確には回収された。

敵に連れていかれたという線が捨てられないため、目を魔力で強化して、周囲を警戒していたのだが、確かに見るからにシーフっぽい奴がものすごい速度でJrを連れていった。


あー。やっぱ誘拐か.....



55000PV超えました!


PVはどんどん伸びるのですが....ptが....


皆さん。ぜひ、評価の方もお願いします。

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