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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
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弓の雨

なかなか更新ができない.....

「んく....」


相手は手馴れた精鋭軍団だった。敵は全員で100を超えると思う。魔法は一切使わず、弓だけの攻撃。これは明らかに黒の攻撃ではないと、ドラノが言った。そんなドラノと言えば、初っ端で弓に射抜かれてしまったわけで、先程まで、カルエルが治療していたのだが、いくら治療魔法を使っても、治る事はなく、ただただ血が流れるだけだ。

それに困ったカルエルが、ドラノに聞くと、


「俺は治療魔法も吸収するんだ」


とのこと。何のためにここまでカルエルが治療してきたのだろうか?そう問いたくなった。せめてもうちょい早く言って欲しかった。


閑話休題。


黒でないと分かったからと言って、この状況が打開される訳もなく、ただただ数の暴力に圧倒されていくばかりだった。全方向から100を優に超える弓の雨。1本1本に関しては、コントロールなどは関係なく、一見無茶苦茶に放っているようだが、それが雨のように降ってくるとなれば、逃げ場は全くない。

初めに弓の餌食となったのは、ソニックだった。どんな物でも、速度を下げる事が可能なソニックは、自分の方に飛ぶ矢だけでなく、仲間、特にヒーラー役のカルエルの方の弓の速度も下げた。だが、弓の数は多い上に、数秒でその数は倍に増える。彼の能力はいくら凄かろうと、あくまで指定した物しか遅く出来ない。ソニックも生き物な訳で、指定できる数も限られている。それこそ、神レベルの脳ミソが無ければこの数の弓は防げない。いくら人間(ソニックは獣人だけど)が脳を強化しても、限度というのは必ず存在する。

戦闘開始から10分弱。ついにその時が来た。ソニックは弓の雨を抑えきれず、数本の矢が能力の隙間をすり抜け、3本の弓がソニックに刺さる。足と腕にしか刺さらなかったので、死ぬ事は無いだろうが、戦闘からは抜けてもらい、カルエルに治療を頼む。

が、その後カルエルも負傷。カルエルは、患部に手をかざして治すのだが、腕を負傷してしまった。

それだけなら良かったのだが、敵もヒーラーを潰す気満々だったのだろう。カルエルの腕には力が入らない。恐らく即効性の麻痺系の毒が、矢に塗ってあったのだろう。

さらに、怯んでいるうちに、もう片腕の方も射抜かれ、完全に動きを封じられる。カルエルは、ヒーラーから盾役に変わる。腕は動かないので、横にブラブラと力なく垂らしている。

最初のうちは頑張っていたカルエルだが、やはり腕が使えないと走りづらいようで、守り切れなかった矢からは逃げられず、数本が掠る。


そこから数分がったった時だった。ソニックとドラノが気がついた時には眠っていたのだ。初めのうちは、なんでこんな時に...。と、思っていた。が、さらに数分後、カルエルがいきなり崩れた。そこで気づいた。この弓は、睡眠薬が塗られているんだ。と。

それでも俺は、アッシュと俺がいればなんとかなる。そう思っていた。


が、ソニック、カルエルの2人が役から抜けた途端に、戦況は更に悪くなった。

感想ください。様々な感想は、反映してなんぼだと思っています。できる限りは感想の反映がしたいのですが、感想もあまりなく、皆さんの意見が聞けないのが、少し不安にもなってきます。

図々しいかも知れませんが、この話の良くない所、良い所を教えていただけないでしょうか?



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