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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
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王宮にて

2日ぶり?の投稿です。今回はあまり長くないですが、一応は本編です。多少蛇足っぽい所もありますので、次の話がある時に読む場合は、飛ばしてもあまりストーリーに変化はないかと。まあ、個人の判断ですが。


ツギクル、勝手にランキングもお願いします!

俺は今、イケメンに担がれています。とても恥ずかしいので、できれば下ろしてもらいたい。

言っておくが俺はゲイじゃないから、全然心はときめかないぞ。実際イケメンだっつっても禿げてるしな!


「坊主。名前は?」


大将がいきなり話しかけてくる。


「が、ガリューです」


俺はさっきから、なんとか此処から抜け出そうと、俺に巻きついた大将の腕を払い退けようとするが、全く動かない。いつもなら普通に払い退けられるはずの手が、ビクともしない。


「いくら足掻いても無駄だ。俺の精霊の力に置いて、君の身体強化は全く効かないんだよ」


.......。まじか。もしかして罠にはめられたとかじゃないよね?こいつも黒とグルだったりとかないよね!?て、いうか、どんな精霊の力だよ!


「安心しろ。何もとって食うなんてこたぁしない。普通に城に行って話聞くだけさ」


何でそんなに考えてる事が分かるんだろうか。俺ってそんなに顔に出るのかな?なんか心配になってきたんだけど。


そんなこんなで、城の入口にたどり着く。


「ドラノさん。その肩に載せているのは....?」


門番が質問。やっぱり大将というだけあって、有名なんだな。


「客だ。後ろのちびっこ達もな」


後ろを見ると、はぁはぁ言いながら、ソニック達がやってきた。ソニックに限っては、もう顔が真っ赤だ。戦闘後に走るとなっちゃとてつもなく辛かっただろうに。


今度(・・・)は人攫いですか?いい加減にしてくださいよ」


門番が尋ねる。

今度は?今度はってなんだよ?こいつ前科アリかよ!しかも人攫いってどういう事!?


「冗談はいいから、通してくれ。今回は(・・・)、本気で重要なんだ。一応国王に、黒の幹部を捕まえたと、報告を頼む」


色々と意味深なことを言わないでくれ!ムチャクチャ怖いんだけど。


「ちゃんと始末書書いて下さいね。いつもいつも私が責任を追われるんですから。何でアイツを勝手に入れたんだ!って。上司の命令に逆らえないから入れたってのに」


そう言って、門番は俺達を王宮に通した。

結構簡単に入れるみたいだけど、簡単すぎて危なくない?監視が甘々じゃないか。門番は愚痴が多いけど、監視は甘いな。


城の門を通ると、俺は降ろされた。


「この中は安全だ。安心するといい」


安全って.....。絶対セ〇ムした方がいいよ。門番もいらないし。


どちらにせよ、ここから皆で逃げるわけにもいかないので、大将についていく。

城の中は非常に綺麗だった。ベルサイユ宮殿が、もっと清潔になった感じだね。

壁には幾つかの絵が飾られている。その中には、大きな雷の絵があった。ど真ん中にどーんと。ライコウ王国の話が、この絵には隠されているのだろうか?雷光ってことで。そんな単純じゃないかな?


しっかし、上を見るとシャンデリアがこれでもか!という程に吊り下げられているな。落ちて来ないんだろうか?そう考えると超絶危なっかしいな。

反対に下を見ると、凄い真っ赤な真紅のカーペットがある。こんなカーペットは、ドラマや漫画だけでしか見れないと思ってた。ほんとに真っ赤なんだよ。血じゃないのってくらいに。

横を見ると、びっちりと隙間なく並べられた、銀色の甲冑が並んでいる。勿論イギリス風のナイトって感じだ。よくアニメとか映画で出てくるやつ。

鎖国状態って聞いてたから、ちょっと日本っぽい感じがあるかな?と、思ったんだけど、あんまりそういう感じじゃないんだな。ちょっと残念。

考えてみれば、刀だって無いんだろうな。SAMURAIやNinjaはすっごいかっこいいと思うんだけどな。


城の内部を堪能していたら、気がついた時には一つの扉の前に立っていた。まあ、言ってみれば何の変哲もないただのドアだ。特別大きい訳でもなく、かと言って隠し扉でもない。


「入ってくれ。話は中でじっくり聞こうと思う」


大将が入るようすすめる。罠っぽい感じの匂いがする。が、入らないわけには行かない。入れという重圧が、後方からムチャクチャ来てる感じがする。

身構えて扉を開けて中へ入ったが、中は普通に応接間って感じだ。


「おいおい。そんな恐る恐る進まなくたって、何も出てこやしないって。少しは信用して欲しいな」


ちょっと悲しそうな顔で、大将が言った。

お前の言い方が悪いんだよ。


「んで?どうやってこいつを捕まえた?お前らが知ってるかどうか知らないが、こいつは少なからず隊長クラスだぞ」


さっきの顔から一転。急に真面目な顔して大将が言った。お前顔コロコロ変わりすぎ。


「えーっとですね....実は.....」


俺はこれまでの経緯を、大将に話すことにした。ある程度細かく正確に。ただし、教えてはならないと思っている事は、上手に隠しながら。


いつも読んで頂き、ありがとうございます。なんとか、35000PVを突破!ユニークも6000を超えました!有難うございます!


評価や感想、レビューブクマなどなど、みなさんにお願いしたいと思います。

クレームや、誤字脱字、その他質問等、何でも構いません!是非ともお願いします!


しっかし昨日の雨は凄かったですね。あそこまで豪快に降るとは...

皆さんも天気には気を付けて下さい。

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