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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
一幕 青年期 ライコウ王国脱出
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ここ何処?

「なんで閉めるのさ!」


カルエルは怒る。


「いやあ……ちょっと驚いてさ……」


「ガリュ~君~。ぼくが敵を~ゆ~っくりにさせ~るから~。1人倒して~、1人捕まえて~」


「あ、ああ」


そういえばソニック喋ったの初めてじゃね?まあいい。やるか。


さっき吹っ飛ばしたので、ドアは押すと倒れた。


「大人しく中に入ってろ!もうすぐ替えのドア持ってきてやるから。怪我したくなきゃ中にいろ!」


番人Aが言った。


「そうだもど………………r」


番人Bが何か言おうとしたようだが、最後まで言うこともなく、ソニックの能力発動。即座に一人を殴り飛ばし、さっきのオリハルコンで即座に一つの手錠を作り、番人Bを逮捕。


「ガリュ~君。ナイスだよ~」


「おう」


で、この後どうしようかな?こいつ(番人B)の話を聞くべき?


「ほら!ガリュー!ぼさっとしてないで早くコイツから話を聞きなさいよ!」


カルエルが強い口調でそう言った。


「了解。ソニック、そいつの速度戻して」


ソニックが頷くと、番人Bは速度を取り戻す。


「んだ…………?」


先ほどのセリフの続きを言った後、置かれた状況に唖然。


「あんた。ここはどこ?あんたらは黒なの?なんで私達を攫った訳?早く教えないと、命は保証しないわよ!」


カルエルは脅しが上手ですな。ここにハンドガンがあれば、立派な脅しの神になれるかも知れない。


「ちょ、ちょっと強いからって、、、調子に乗るな!すぐに応援が来るんだからなっ!」


やれやれ。こいつはカス臭漂ってるな。


「ガリュー!やっちゃいなさい!」


え?何を?脅せばいいの?やっちゃうよ?

俺は氷の柱を作り、番人Bの右耳左耳をかすめて後ろの壁を突き破る。


「ひっ!」


「分かった?死にたくないなら速くしてよね」


カルエル悪役みたいになってね?まあいいか。


「わかったわかったわかった!もうわかった。!だからもういいから!もうわかったから!だから……やめてくれ!」


番人B案外脅しに弱い。


「じゃあ教えてくれる?」


「俺達は黒だ。ここはアヴァロン西部……ライコウ王国の黒のアジトだ。攫ったのは……戦力強化狙いだ!」


ごめん。ライコウ王国って何処?アヴァロンって第2大陸だったっけ?


(まあ、簡単に言うと、船1日ぐらいで着くくらいの場所だったと思う)


この世界の乗り物でそんなんなら、近いな。


(馬鹿言え!船だぞ!魔法船だぞ!)


魔法船?何ですそれは?


(海の上を通るなら、魔法船しかないだろ!あ、お前は知らないのか。多分だが、お前の知ってる飛行機とかいうやつと同じような速さは出るぞ)


船が魔法船に変わるだけで全然ちげぇじゃんか。飛行機1日ってエグすぎる。アメリカ日本間でさえも14時間だったと思うんだが……


「そんな馬鹿な……ライコウ王国だと?脱出できても、それじゃ戻れないぞ!」


アッシュが本気でヤバイって顔しながら言うところ見ると、相当やばそうだけど、魔法船に乗れば一日なんだろ?


(無茶苦茶高ぇんだよ。金が異常に必要なんだよ)


「アッシュ。ヤバイのは大体わかったけどさ、ここに一国の王子がいるわけだし、王国の方に頼めば何とかならないもんなのか?」


「そんな事したら僕が殺されるよ。多分会っちゃくれないだろうしね。ライコウ王国は他国との交流を全く受け入れていない。何故だか知らないけど、ライコウ王国は他国を毛嫌いしているんだ。その上、大陸が違うから、最悪奴隷行きも有りうるよ」


キャビアンJrも深刻な表情を浮かべている。

ライコウ王国って鎖国してんの?

ひとまず、ここを抜け出したとて、お金が無いんで帰れまへんってことか。


「今はここから抜け出さないと。そういう話は、無事にこっから逃げられたらな」


ひとまずまとめる。このままじゃらちがあかない。


「おい。番人B。」


「ば、番人B?」


「お前だよ。出口は何処だ?」


「言うわけないだろ!」


俺は番人Bの黒フードに氷の柱を3発放つ。


「ひっ!わかったって!あっちだよあっちだ!早く俺を開放してくれ!」


番人Bは右側を指さした。その先には、上へと続く階段があった。


「いきましょ。ガリュー!皆も速く」


カルエルは行動が早いな。なんていうかアクティブな奴だ。入学当初と全然違う。


そうして俺達は、番人Bを置いて、上へ登った。



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