表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
前座 青年期 子分が増えていく
32/117

決戦前日

9月20日、句読点の修正を行いました。

大会前日。俺は魔術研究をしている。隣でアッシュとフランが魔術で戦っている。

ちなみに、魔術と魔法とは、全く同じものだ。基本的に、相手に危害を加えると魔術と呼ばれることが多くなるそうだが……

そんな事はいいのだ。この大会は、いくら全力で戦っても、相手が死なないようになっている。これに関しては、非常に非科学的……剣と魔法の世界で言うことではないが……いくら死ぬようなダメージを受けようと、ある場所にいさえすれば、死なずに済むという事があるのだ。簡単に言えば、HPが1未満に絶対にならない。ってこと。勿論痛みはあるし、気絶もするらしい。その場所というのが、通称聖域。と、言っても、不死の石と呼ばれる、特殊な石の原石を中心に置いた部屋の事なんだが……


とにかく、この石は、近くにいる者は死ぬことがない。とか言うチート能力のある超貴重な石だ。この石の指輪を付ければ、一度だけ、死ぬ様な攻撃の身代わりになってくれるらしい。身代わりの指輪ってやつか?


そんな石の原石が中心に置かれた、聖域で戦うのが、魔道大会だ。つまり、相手は死なない。なにをしても。確かに、あの3人組のような馬鹿共に、名前知らないけど、あのAクラスのうざったい奴ら。1発で死なれてても、仕返しのしがいが無いので、ある意味良かったとも言えなくは無い。


が、この大会は相手が気絶した瞬間に戦闘が終了。俺なら、1発で終わってしまうだろう。ストレスの発散にもなりゃしない。だから、せめて、相手に1発で死ぬほどの痛みを味わってもらいたいわけだ。特にAクラスの馬鹿どもに。これは決して憂さ晴らしではない。ないったら無いのだ。

だから、そのための、超強力魔法の開発中だ。

この大会は、トーナメント形式の大会で、試合は片方の3人が気絶するまで続けられる。

まず、AさんとBさんが戦い、Aさんが勝つ。次はAさんとDさんが戦い、またAさんが勝つ。最後にAさんとFさんが戦って、Aさんが勝ち、試合終了だ。ちなみにAさんは俺のことだ。BDFは敵だ。つまり、俺が気絶せずに1人ずつ倒していけばいい。アッシュとフランの出番は悪いけどナシ。あくまで人数合わせ。


俺だって流石にあいつらには怒りという感情がふつふつと湧いている。特にあのハルバード。Aクラスの教師であるあいつもあいつだ。

あいつはあれだ。子供だな。あんな歳(何歳か知らねぇけど)で金と名声だけを求めている。蹴落とすものは蹴落とし、利用出来るものは利用する。そんな男だということが、後々調べてわかった。あんなクズに、教師など務まるものか。陰湿ないじめに近い。


あいつに恥をかかせる為にも、圧勝は最低条件だ。


さあ。単体用の超火力魔法を極めるんだ。


考えられるのは……ゆっくりゆっくり近づいて、少しずつ少しずつ大きくなって、最後に超大爆発!なんてのもいいと思う。あ。ゆっくりだと避けられちゃうな。

やっぱりスピア系の方がいいのかな?だとすると、威力底上げの方法を考えないとな。いや?待てよ……この世界はゲームじゃない。腕、足、なんかの体の端から少しずつ削っていくのもいい。一発で潰すことしか考えてなかった。

だとしたら連射だな。想像力の強化と、コントロールの強化だな。


想像としてはガトリング。コントロールはスナイパーライフルといったところだろうか?


指先から出すのはどうだろう。指で差したところに氷の柱が超高速で飛ぶ。最高じゃないか。コントロールは想像しなくても、指差すだけでいい。作る、飛ばす、それだけだ!


木に向かって指を差し、放つ。いつもより細い1本を超高速で連射連射連射!氷の柱は精密に1点を集中攻撃する。


試しに指を動かしてみる。指を指した方向に、高速氷柱弾が飛んでいく。そこらの木がガンガン倒れていく。


(やりすぎ)


ああ……すまない。派手にやりすぎた。


「.........え?」


「あ?」


アッシュとフランは意味不明というような顔をこちらに向ける。


ん?何その反応。まるで魔法を初めて見ましたみたいな。


「ガリュー君。それは……投げ魔法だよね?あの時の……」


「そうだけど?なに?」


「主君……あの威力にあの数……魔力切れはしないのですか?」


え?忘れてたわ。しないの?アザゼル?


(しないな。お前もう1級はゆうに超えている魔力量を持っているんだから。20分は連続発射可能だろ)


マジか。無駄にハイスペックだな俺。


「まず……連射なんてどうやってやるんだ?僕にはそんなことできないぞ」


「え?いや普通に手から無限に出るように考えるだけだけど」


「主君すごすぎです。主君の想像力と魔力量と魔力の質の高さがなせる技。感服です」


そんなに褒められても何もあげないぞ。


「ほらほら。2人とも。明日が本番なんだから早く練習してろよ」


俺は2人が中断させていた、練習を再開させた。


こうしてまた、2人は練習を俺は研究を再開した。


何だかんだで2人もこの世界じゃ強い設定なんですよ。


もうすぐ4000ユニーク!


感想、レビュー、評価お願いします!



順次更新です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ