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世界一の魔術師? ですが本業は料理人ですので 〜転生料理人の異世界魔法生活〜   作者: クリップキラー
前座 青年期 魔王と一緒に
26/117

決闘

「ぷ……ぷぷぷ。ばっかじゃねぇの?こんなやつと戦ったら、医務室に1000回は余裕で輸送されるぞ」


ナスが言い放った。


「君たちは騙されている!あれはただの幻想に過ぎない」


「いいぞ。お前が勝ったら奴隷になればいいんだな。俺が勝ったら?」


「お前が勝つわけないだろう!もしこの僕が負けたなら、死んでやるよ!ありえんがね」


お前の自信はどこから来てるんだよ。こんな時には先生が止めに来るはずなんだが、あいにく先生は職員室に行っているからなぁ。

どうせ秒速で終わるわけだし、受けてやったっていいもんな。


「カルエル。治療の準備しといて。3秒で終わるから」


「どこまで僕のことを軽く見ているんだ!これでも僕の成績は去年は学年、いや、学校トップだったんだぞ!」


まじか。レベル低いな。アザゼル。もしかしてここがハイレベルすぎるとかある?


(いーや。お前がハイレベルすぎるだけだ)


そうかい。


「さあ。始めよう。お前が僕にひれ伏す姿が早く見たいものだ」


「ナス。合図してくれ」


「了解。位置について。3、2、1、開始!」


俺は左足に魔力を込める。魔術による筋力強化だ。そのまま一気に地面を蹴る。


<シュッ>


風が切れる音。俺は音速を超えた。


アッシュはまだ、手元で魔法を作り出そうとしているところだ。

俺はそのまま腕を筋力強化。大きく振りかぶって思い切り殴る。


<ドフン>


強すぎたか。アッシュが吹き飛びすぎて、校舎に衝突しそうだ。こんな時は、、、

アッシュの後方から強風。風魔術の中で最も弱いとされる操風だ。送風では無いぞ。これで勢いを相殺。

アッシュはその場に崩れ落ちる。泡吹きながら。血が出ないように手加減したんだぜ。


俺の勝ちだ。俺に勝ちたいなら1級の魔術師連れてこい。


(1級でも勝てないぞ)


そうなの?でも、あんまり自分を評価しすぎるのも良くないと思うんだ。大抵は異世界転生ってそんなもんだろ。


「ガリューの勝ち……だな」


「カルエル。頼んだ」


「あ、う、わかった」


カルエルがアッシュの治療を行う。アッシュは絶賛好評気絶中だ。


「ああ!!!」


「うあっ!先生!」


職員室に行っていた先生が帰ってきた。


「ガリュー君?一体何をしたんでしょうかねぇ?」


先生がニコニコ笑顔で聞いてくる。その目は笑っていない。


このあと俺は、先生に説教されてしまった。

最悪の気分だ。勝っても圧倒的差過ぎて話しにならないうえに、向から仕掛けられたのに怒られる。嫌だなぁ。


まあこうして、転校生はぶちのめしてやったわけだけど、これからあいつの態度が変わるんだかどうかねぇ。


もうすぐ15000PV!

やっと50ブクマ超えました!


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