転校生は馬鹿なんだってよ
9月20日、句読点の修正を行いました。
はい。まあな、いろいろあったけど、今日から心機一転。2年生だ。1年生の時からやっていた授業もレベルアップして、新たな術も学べるだろう。
因みに、基本クラスは変わらないから、同じクラスの顔ぶれも変わっていない。まあ1人、ほかの学校から転校してきた奴がいた事を除けばな。
「ふん。なんだね君たち。この僕のことをジロジロ見ないでくれたまえ。いくら僕が優秀で、容姿が良くて、かのゼノハルト家の人間だからといって、そんなに僕の事を見つめ続けるのは無礼であろう」
はい来たー。偉そーなのキター。ゼノハルトって誰やねん。
(俺が前々回と前回殺された勇者の末裔だろう)
つまり、歴代勇者君たちの子孫ってな訳?
ん?前々回?お前さ。もしかしてこれまでの魔王の魂全部お前だったりしちゃったりすんの?
(前回はアザゼルだったが、その前はベリアルだったぞ。一番最初がサタンだ)
最初がすげぇスタンダードだなおい。ほえー。全魔王の叡智の結晶がお前って訳かよ。
(そうだな。まあそんなに頭良くねぇけどな)
存じ上げております。あなたは脳無しの役立たずでございます。
(む。そんなこたぁねーよ)
まあいいとして……この時期に勇者(子孫)が転校してくるってさ、これは俺達狙いじゃね?殺しに来ましたとかいってさ。
(奴に殺気はない。違うだろ)
あっそ。良かったわ。勇者はヤバイでしょ。流石にね。まあ敵対しなくていいなら何の問題もねぇ。
「まあいいだろう。僕の名はアシュガノフ・ゼノハルトだ。愚民共はせいぜいひれ伏すが良いわ!」
身の程知らずもいいとこですな。
「だいたい僕みたいな天才が、何故B級のクラスに入らなきゃいけないのだ。本当に悩ませてくれるよ。まあ、君たちに僕のような者の悩みなど分かるわけもないか。ハッハッハッハ」
「言ってくれるな。僕は君のような男は嫌いだね。僕もこれでも貴族だ。君ぐらい踏みつぶすなど簡単なことだ。最も、僕は男全般が嫌いなんだがね」
ナスが言った。いやぁ。いくら貴族でもさ、勇者の子孫は潰せないんじゃないかなぁ?
まあいいか。兎に角。新しく勇者の子孫 (自己中) がクラスに加わった。特に接点もないので、話す機会もないだろうな。
ーーーーーー
2年生最初の授業は魔術。みんな大好きお復習のコーナーだ。皆がちょっと嫌そうな顔をしている。
もちろん俺は、習ったことを出し切って、普通にやった。意外だったのは、アシュガノフ、、、言いにくいからアッシュでいいか。アッシュが意外とできるヤツだったてことぐらいかな。口だけではなかったか。まあ、異世界から来た、本物の天才には劣るがな。普通なら、天才転校生はちやほやされて、ハーレムでも作んのが道理かもしれないが、このクラスには、なんといっても医務室送りの天才がいるからな!何も今更うちのクラスはそんなんには動じないのさ。
アッシュ君が寂しそうですねぇ。予定よりも自分の魔術を見たみんなの反応が薄かったからかな?あーんなに偉そうだったのになぁ。いいざまザマス。
あれぇ?アッシュがナスと喧嘩して…………
あ、アッシュがこっち来た。怒ってるねぇ。
「お前のせいで僕の完璧な魔術が、、、どうしてくれるんだ!」
「いやぁ。知らないよ。そんなの」
「ふざけんなよっ!貴様愚民の癖に……何なんだ!」
え?7歳位の少年と魔王さんだけど。愚民じゃないしね。
「アシュガノフが弱いだけだろ。俺には何の関係もないよ。邪魔だ」
「んな……愚民が僕を呼び捨てにした上に、侮辱だと……!?」
グミは好きだけど愚民は嫌だなぁ。
(コート貸してくれ)
ごめん。持ってないわ。
「知らんがな。俺は何もしてないんだから」
「いーや!君はあれだ。幻想魔法でも使っているんだろ!皆に偽の魔法を見せて騙しているんだ!」
どうなったら、そんなおめでたい頭になるんだ?笑ってしまうではないか。
(最近の若者は面白いな)
な。それな。
「ふん。そんなに笑っていて。図星なんだろう?そうだろう。痛い目にあいたくないなら僕の靴でも舐めればいい。さあ」
「なんだお前。馬鹿かよ。いや。馬鹿だろ。だいたい、幻想がなんで人を医務室へ連れてくっていうんだよ。ホント馬鹿だな」
「ん!僕に、僕に馬鹿だと……?今すぐ反省すれば良かったものを……」
だーれがてめぇに謝るかよ。3億円貰ってもやらねーよ。
「僕と決闘をしろ!お前が負けたら、僕の奴隷になれ!」
「「「は?」」」
クラス全員が頭の中でこう考えただろう。
死ぬ気か?馬鹿か?
と。おそらく馬鹿だ。いや。確実に馬鹿だ。こういう奴は俺がお仕置きしてやろうじゃないか。
13000pvこえました!
ptが全然伸びない、、、
↓の評価をしていただけないでしょうか?モチベーション上がるのでw
順次更新です。




