表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/31

赤面

決闘後の大歓声から数分、生徒達はだんだんと自分達の教室に戻っていく。いまだ興奮冷めやらずといった感じだが。

「大丈夫か?一応後遺症などは残らないようなところを狙ったつもりだが」

「あ、ああ。少し休めば動ける。・・・・すまなかった」

あのサバサバとして豪快なイメージを植え付けてきたあのコロが自分から謝っている。

「どうした?いきなり」

「私は下っ端の巫女が召還した者として侮っていた。シュウにも巫女にも謝罪する。すまなかった」

「・・・特に気にしてない。それよりもまた戦ってくれるか?あんたとはまたやりたい」

「ふっ、そうだな。私はリベンジ、と行くとするか。私の私情でクラスの奴らとの顔合わせが遅れてしまったな。教室であいつらも待ちくたびれてるだろう。さっさと行くか」

コロは立ち上がり歩き始めた。さすが鍛えているな。あのツボは突かれると2~3時間は動けないものなのだが。そう思いながらついていくのだった。

教室の前に着き、ここで待っていろとコロに言われ大人しく待っていた。中からはもう皆知っているだろうがこのクラスに編入生が来るなどとコロが話しているのが聞こえる。

「入れ」

やっとコロのお許しが出た。教室のドアを開け、中に入るとそこは大学の教室のような感じだった。黒板を先にして扇型に机が広がっている。

「シュウ・イチジョウだ。よろしく」

・・・反応が返ってこない。いや、よく耳をすますと何か話している。

「ふつー、だね」「うん。でもかっこいいよね」「分かる!制服似合いすぎ!」「しかも強いし」「言うことなしだね」

褒めちぎられていた。流石に少し恥ずかしくて赤面した。

「あ、赤くなった」「可愛い・・・」「案外かわいいね」

さらに顔が赤くなる。さらに女子が騒ぐ。そこでコロが助け舟を出した。

「空いてる席に座れ。・・・一番後ろが空いてるな」

恥ずかしかった為黙って奥に行く。

「さぁ!騒ぐのはお終いだ!授業を始めるぞ!」

はーいと皆返事する。


1時間後

「すごいね!シュウ君!あんなに勉強出来るんだ!」「数学の問題、ビシッと答えてた・・・」「か、カッコ良かったです・・・」

何故か俺の机の周りに女子が集まり華やかになっていた。

「・・・剣の師匠が教えてくれた」

皆一斉に頷く。

「ね、ねぇ。もうシュウ君って遺跡の攻略パーティーどこに入るか決めてる?もし決まってなかったら私のチームはどう!?皆かわいいよ!」

1人の誘いをキッカケに一斉に、あーズルーイ、抜け駆けだーなどと騒ぎ始めた。

「遺跡・・・?」

「あっ、そっか!シュウ君は異世界人だから知らないんだ。遺跡っていうのはね、この学園の生徒なら誰もが入ってるんだ。何故なら到達階層に応じて単位が貰えるから!その単位が沢山あればあるほど未来の職が良いものになるから皆必死に攻略してるの。それで・・・」

「ちょっと待った、その遺跡ってので凄まじい到達階層を叩き出せ授業を受けなくても済むのか?」

はっきり言って座っているよりも戦っていたい。

「あ、それは無理。どんなに遺跡で単位稼いでも授業と遺跡の単位は別物だから。授業受けなきゃ卒業出来ないよ」

なんだ・・・。結局授業受けなきゃいけないのか・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ