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163「戦争の足音-7」

(どうしてどうしてどうして!)


男の思考はただ一言が繰り返されていた。


どこからか酒場であろう騒ぎが聞こえる闇夜の中、

家と家の隙間や路地を縫うように男は駆ける。


時に塀によじ登り、時に家の庭を駆け抜ける。


真っ白になった思考の中でも、音は最小限に、

そして転げることなく。


それでも時折、こけるようによろめき、

地面に片手をつくのは今の状況ゆえか。


体のあちこちを刃物で切られ、軽くない怪我を抱え、

男は走り続ける。


どうしても通らなければいけない大通りを、

人の死角を利用してすばやく走り抜ける。


「ん? 風か?」


誰とも知らない冒険者の呟きが男の苛立ちをわずかながら、

自身の体術がちゃんと高いレベルにあることを実感させ、軽減させる。


冒険者が通り過ぎるのを見ながら、暗がりで息を整える。


鍛えられている男とはいえ、混乱したままの全力疾走では

息が上がるのも無理は無い。


だが、そのわずかな休息は男に冷静な思考を少しではあるが取り戻させていた。


(くそっ、あいつらはなんで待ち構えていたんだ? やっぱり罠だったのか?)


腰に下げた水筒、円筒のそれに入れられた薬水を口に含みながら、男は思考する。


水筒、竹で出来たそれに入っていたのは専用の薬を溶かせた任務用の物。


苦味はあるが、食事代わりにもなるといういうなれば万能薬だ。


その薬効が徐々に男の息を整えていく。


ようやく、自分が怪我をそのままにしており、

血が少なからず出ていることに気がついた男は、

手早く応急手当を終えると、再び動き出す。


任務の失敗を伝え、事後の手段をとらなければいけないからだ。


だが、多少落ち着いたとは言え、男はまだ冷静ではなかった。


アジトに向かいながら、自分を追い詰めたあの倉庫での出来事を

考えている男。


その背後が不自然に揺らめいたことをついに男は気がつくことは無かった。


一人の男を追う影は三。


その奇妙な追いかけっこは、倉庫での戦いから始まった。







「マジックスタン!」


先手は魔法使い数人の放つ魔法だった。


マジックスタン、名前のとおり気絶を狙う魔法だが

その仕組みは光や衝撃で気絶を狙うものではなく、

魔力的なダメージで起こるものだ。


ゲームでは使われることの少ないマイナーもマイナーな魔法。


使用魔力は決まっておらず、例えば100なら100と自分で指定する。


使用者から放たれる、投石ほどの速さの魔力塊。


当たった相手がその魔力を下回っている現在魔力だと、

昏倒するように気絶するのだ。


あるいはその分だけ魔力が減少するため、精神的に非常に疲れたような状態になる。


これがマイナーな理由、それは相手の魔力量が普通はわからないこと、

そして強く使えば使うほど自分も魔力を消費するからだ。


魔力を使って魔法を放つのが魔法使いなのに、

この魔法1つで魔力を大きく使ってしまっては後が続かない。


そして、範囲魔法ではないのだ。


正確には、着弾した周囲にもやのように広がり、

数人ならその影響を及ぼせるのだが難しい。


大体は相手は動くものだからだ。


今回のように先手を取り、相手が固まっている状況で

しかも自分以外が戦力としてちゃんと用意されているのでなければ

使うことを躊躇する魔法に間違いない。


1回戦って終わりではない通常の狩では言うまでも無く、

ましてや膨大な体力や魔力を誇るボス戦で使うメリットはほとんど無い。


意外と習得に必要な魔法関係のスキルも多く、

素材の確保には有効な魔法ではあるが俺には使えない。


陣形の崩れた一角へと、冒険者が切り裂くように突撃していく。


一気に乱戦となる。


「生け捕りはいい! 倒せるだけ倒すんだ!」


余計な欲は出さないよう、俺は誰にでもなく叫ぶ。


もとよりこの依頼、俺自身が出した依頼の

相手の生死は問わず。


独特の姿、そして使う武器が相手がルミナス以外の

何者でもないことを証明してくれるからだ。


「うろたえるな! 鍛錬どおりにいくのだ!」


黒装束の一人が叫ぶ。


その手には直刀。


反りの無い、忍者刀と呼ばれているものだ。


魔法の灯りにぬらりと嫌な輝きを放つその刃は、

恐らくは何らかの毒が塗られているのだろう。


対する冒険者も素人ではない。


事前に予想されたとおり、服用するタイプの毒消し薬を全員飲んでいる。


部屋のあちこちで刃が組み合い、音を立てる。


「オラオラ! そんなものかあ!」


1人で3人の黒装束を相手にしていた、

こちらの陣営でも一際体格の良い冒険者が、

手にした少し小振りのバスタードソードを両手で

なぎ払うようにして振り回す。


ただのなぎ払いと思われたその一撃は、

装備した腕輪から伸びるほんのりとした光に包まれ、

わずか、わずかだが不可視の刃が産まれる。


精霊銀の補正。


攻撃への追加ダメージボーナスが間合いの増加という形を持って

今、目の前に発現する。


熟練者ほど、脅威から大きく身をかわすということはしない。


大きな動きは大きな隙を産むからだ。


だが、今回はそれが仇となる。


避けてからのカウンター。


それを狙ったぎりぎりの回避は、不可視の刃で無駄となった。


肩や胸をそれに切り裂かれ、大きくよろける黒装束。


「そこだぁ!」


ある意味フラグの、冒険者のとどめの一撃が黒装束の一人に直撃する。


哀れな犠牲者の叫びの代わりに、血しぶきが舞う。


(やっぱり補正は強力だな、祈る人間が必要だし、魔力消費も多そうだが)


俺はちらりとその状況を確認しながら、気配をうかがう。


迫るクナイを手にしたパラライザーで叩き落しながらだが。


他の面々も、余裕ではないが、優勢に進めているように見える。


それは元々の力でもあるし、今も光る精霊銀のおかげだ。


わずかに体は軽く、わずかに力がいつもより入る。


そんな補正が、精霊銀の装備からしみこんでくる。


今、職人たちは精霊銀のメダリオンを手に、安全な場所で祈っている。


精霊の祝福を、そして勝利を。


意識できているかはわからないが、

徐々に魔力を消耗しているはずだ。


世の中、タダではないのだ。


「二人とも、すばやく行くぞ」


「わかったわ。ミリー!」


「うんっ!」


時間制限のあるヒーロー物のようなブーストを受けながら、黒装束を押していく。


1人、また1人と黒装束が倒れたころ、

俺の感覚に1つの気配が引っかかる。


それは戦いの隅、後衛や増援か?と思えるような位置の気配。


それが急速に離れる。


視線を向ければこちらに背中を向ける黒装束が一人。


「逃がすな!」


俺はわざと声を上げ、腰に下げていた変哲の無い投擲用のナイフを

直撃しないようにして何本も投げる。


キャニーとミリーも俺に従い、手傷を負わせる程度に

手加減した攻撃を放つ。


もっとも、相手も弱者ではない。


予想よりも攻撃は当たらず、いくつかのナイフがあたる程度で、

致命傷には程遠い打撃を与えるに留まった。


そのまま黒装束は飛び出していく。


「追わなくて良い! こっちを先だ!」


わざと大きな声で叫びながら、俺は2人を連れて出口に向かう。


逃げた黒装束を追いかけるためだ。


さっきの叫びは逃げるあの一人をだませたらいいな、ぐらいのものではあるが。


まだ戦いは続いている。


残っている黒装束には、俺の目的に気がついた者もいるようで、

クナイを投げてきたり、あるいは直接迫ってくるが

それは冒険者たちに邪魔される。


「ここは任せたまえ!」


オーソドックスなロングソードを構えたまま歯がキランと光りそうな勢いで、

イケメンな冒険者が黒装束の前に立ちふさがりながらこちらに叫ぶ。


「助かった。後は任せたぞ」


俺はそのまま夜の街に飛び出す。




走りながら、アイテムボックスから3枚のマントを取り出し、

1枚ずつキャニーとミリーに手渡し、自身も装備する。


「唱えるんだ。アクティブ・ステルス」


「「アクティブ・ステルス」」


俺に従い、2人が発動のためのキーワードを唱える。


見た目は変わらない。


だがそれは3人がパーティーを組んでいるからだ。


他人から見ると今の俺たちは急に消えたようになっているはずだ。


補助装備、通称ステルスマント。


アイテム名はタルンカッペだが、

そう呼ばれることはほとんど無い。


ロマンあふれるアイテムではあるが、その効果ゆえに

使用不可能なフィールドは数多い。


基本的に街では使用できないし、

フィールドやダンジョンでもその効果に制限がかかる。


緊急回避、あるいは見つからずに進むという使い方をされるものだ。


姿を隠し、先ほど飛び出した黒装束を追う。


俺の視界に浮かぶマップには、

赤い点がかなり速い速度で移動している。


懐の検知君一号をなでながら、その反応を追う。


状況はある意味、予想通りである。


ルミナスはこの突然の精霊銀の話に姿を現さずを得ない。


だが、罠があるだろうと予想しないはずも無かった。


あまりにも旨過ぎるからだ。


しかし、そのまま見逃すわけにもいかない。


だから第二陣、後詰めがあると考えた。


最悪の場合、地方に散らばる前に個別に少しでも襲撃できるような戦力。


それが必ずどこかにいると。


その残りの戦力を確かめるために、わざとこの1人は逃がしたのだ。


夜の街をすばやく、訓練された動きで移動する黒装束。


その先には今のところ、強い気配はないが……。


「屋根の上とかに敵がいないかも気をつけろよ」


ささやくように言って、無言でうなずく2人に俺もうなずき返す。


どのぐらい走っただろうか?


男は変哲の無い街の一角で立ち止まると、

周囲よりやや大きめの家に静かに入っていった。


(ここがアジトか? 何の反応も無いな)


後で落ち合うようになっているのか、あるいは……。


ここでじっとしていても仕方が無いので、

ゆっくりと男を追って建物に入る。


勝手口のような裏口。


そこから足を踏み入れていくと、

シンプルな洗い場、かまどが見える。


食料の入っているだろうかごもあることから、

何らかの拠点であることは間違いないようだった。


と、奥のほうにある階段に灯りがともっているのがわかる。


ステルスマントは灯りを浴びても効果は解除されない。


故に堂々と、ゆっくりと歩いていく。


しばらく階段を下りると、また灯りがあり、開けている。


そっと影からのぞきこむと、そこには街中にあるとは信じられない広い空間があった。


元はなんだったのだろうか?


テニスコートが何面も取れそうな石造りの地下。


壁にはいくつも灯りがともされている。


いくつものいすやテーブル、つぼや棚からして

こちらが真の拠点ということか。


その中央で男が一人上がった息を整えていた。


(誰もいないな……)


これは時間まで待機か?と俺が考えたとき、

部屋にゆらりと影が増える。


「どうした。時間には早いだろう」


低い、男の声。


気がつけば部屋の隅にある扉から、

その筋肉がはっきりとわかるだけの体躯の男が歩いてきた。


「それがっ、冒険者の野郎どもが待ち構えてやがったんだ!

 あっという間にみんな……くそっ」


逃げてきた男は座り込み、床を殴る。


階段から降りてきた男は、そんな床を殴る男の手をゆっくりとつかみ、口を開く。


「そう音を立てるもんじゃない、それで、お前は?」


「俺は……失敗したことを伝えて、何とかしようと思って」


迫力のある男の問いかけに、問いかけられたほうは妙にうろたえる。


「それで逃げてきたわけだ。おまけをつれて」


と、男がやんわりと言ってなぜかこちらを向く。


見えているはずがない、俺たちのほうを。


その瞬間、俺はステルスマントを脱ぎさっていた。


後ろで続くように2人も脱ぐのがわかる。


「え?」


男がその声を上げたのは、俺たちの姿を見たからか、

あるいは躊躇無く自分の胸元に差し込まれた、クナイが理由だろうか。


「どうし……て」


毒でも塗られていたのか、男はそれ以上声を上げることなく、絶命して倒れこむ。


魔法ではなく油による灯りだろう。


揺らめく灯りが、床に広がる男の血を不気味に照らしていた。


「どうしてってなあ、当然だろう? 失敗した上に、こんな奴らまで連れてきたんだ。

 なあ、お前らもそう思うだろう?」


男は笑い話でも語るようにそういって、

引き抜いたクナイをその刃にまだ残る血ごと舐める。


お前らとは俺たちのことか? それとも……。


「どうだかね。どっちでも一緒だろう。お前たちの活動も今日で終わりなんだから」


俺は物陰から立ち上がりながらも、相手の強さに緊張していた。


ステルスマントのステルス具合は基本、完璧だ。


声を上げなければ、匂いすら外に漏れない。


攻撃行動を取らない限り解除もされないので、

アクティブモンスターの多い場所を移動するには最適だし、

その効果を見破られることはほとんど無い。


索敵に使われるような範囲攻撃や、その類の魔法を食らうでもしない限り、

見つかることは無いのだ。


例外があるとしたら、いわゆるボスモンスターたち。


ステルス無効、という技能がついているような設定の相手には効かない。


つまり、相手はそれだけ他とは違うということ。


未だに気配は目の前の相手以外感じない。


誰もいないか、あるいはスキルのような手段で隠れているのか。


男が出てくるまでわからなかったことから、後者の可能性のほうが高そうだ。


部屋にはいくつも扉がある。


「まさか……バルドル!?」


増援がどこから出てくるかと俺が警戒していると

後ろからのキャニーの叫び。


その声には奮えと、憎しみがこもっている。


「どこかで会ったかな? 何せ殺した数は多いからなあ。

 どこかの生き残りかな、女」


見せ付けるようにか、男、バルドルは顔の部分の装束をめくり、

マスクを脱ぐようにして顔をあらわにした。


「忘れるわけが無いわ。村を襲い、私や何人か以外は皆殺しにした黒装束。

 まさかルミナスの人間だったとはね。

 ちょうどいいわ。アイツはどこ? いい加減借りを返したいんだけど」


震えを怒りで押し流そうとしているのか、

殺気を隠そうとせずにキャニーがつぶやく。


アイツ……いつだったかあの街で出会ったあいつか。


キャニーとミリーを闇に導いた人間たち。


機会があれば俺もと思っていた相手だ。


そうなると、ルミナスは俺が思ってるより前から

準備を始めていたことになる。


ミリーはまだ記憶に無い時期の出来事なのか、

キャニーのように叫んだりはしていない。


その代わりにか、頭痛を耐えるように片手を頭に当てている。


「この声、聞いたことが」


「ん? おお、そっちも生きていたのか。どうだ、操られたままに

 同じような境遇の子供を切った技はまだ使っているか?」


あざけるようなその声に、ミリーはばっと顔を上げ、

バルドルを正面からにらんだ。


「思い出したっ! コイツっ!」


姉妹の憎しみに満ちた視線を浴び、バルドルはむしろ心地よさそうに表情を変える。


「偶然だなあ。俺に因縁があると言う2人ともが俺の前に敵となって立っているとは。

 面白い。面白いぞ……ああ、女。答える必要は無い。なぜなら」


一呼吸。


それは俺がキャニーとバルドルの間に入り込むには十分な時間。


そしてバルドルが背中に背負っていたのか、

手斧で上段からの一撃を加えるに足る時間だった。


轟音と、衝撃。


片手を剣の腹にあて、受け止めた手に伝わる衝撃にうめきながら、押し返す。


「お前たちはここで死ぬからさ! ふはははは!」


「覚悟しなさい、バルドル!」


高笑いをあげながら、間合いを取るバルドルに、

キャニーが抜き放ったアイスコフィンで襲い掛かる。


「危ない!」


そんなキャニーにすばやく迫る、バルドルの左手の手斧。


飛び込んだミリーのアイスコフィンがぎりぎりでそれをはじく。


両手に1つずつの手斧。


普通の冒険者であれば両手で扱いそうなそれが、1つずつだ。


「そこは忍者刀だろう」


「ふふん。強者は武器を選ばんのよ」


俺の緊張から来るつっこみに、バルドルは余裕を持って返してくる。


俺も参戦するべく、パラライザーを右手に構え、走り出す。


「おっと、お前の相手はあいつらに任せよう」


つぶやくような一言。


バルドルの声と共に、床が揺れる


「なっ!」


とっさの跳躍も間に合わず、丈夫そうだった石造りの床が大きく黒い口を開いたのだ。


同時に下に生まれる多くの気配。


「ファクトっ!」


「生き残れ!」


聞こえるキャニーの叫びに、俺は一言に多くをこめて叫び、

落下に備える。


10秒にも満たない時間の後、

俺は地面に着地していた。


「はんっ、処刑場ってわけか」


俺はそういって武器をパラライザーから腰に下げたままの2本へと持ち変える。

一本増やしておいた白銀色の短めの剣。


視線の先で、クナイ、忍者刀、鎖鎌などと

ルミナス特有の武器を構える黒装束がじりじりと周囲を取り囲む。


それぞれが、倉庫で出会った黒装束とは一味違う腕を感じさせる。


(全部倒してキャニーたちに合流。ちょっと厳しいな)


もっと仲間を連れてくるべきだったか、

いや、下手に連れて来たらこいつらに殺されている。


そんな後悔と言い訳を心でつぶやきながら、

俺は黒装束に見せ付けるように叫ぶ。


「マギテック・ソード!」


俺の叫びに答えるように、いつもより太い気もする光の刃が、空間を照らした。




次で戦闘終わり、エピローグな予定です。

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