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ハンドスピナー
ぼっちゃま
「はい、はい、分かりました…」
プツンと電話が切れた。
「ふぅ、危ねえなぁ…」
蝉の声が響いて聞こえる。
「ん、どうしたんだ?じいや。」
爺さんは焦った口調で言う。
「いや、別に…ぼっちゃまには関係のない話ですよ…」
「そうか。」
子供が立ち去ろうとしたとき、爺さんが言った。
「ぼっちゃま!」
「あん?」
「『ハンドスピナー』と『ロールケーキ』には、気をつけて下さい…」
子供は落ち着いた口調で答えた。
「は、何言ってんだ?
ジャイアント•ラララルーは倒しただろ?」
「はっ…た、確かにそうでしたね。」
扉からこっそり覗いていたフェルミーが呟いた。
「まさか…
『ロッキー』が…」
あのロッキーが…