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怪しい値動き2
食糧品以外や生花取引部にもジワジワと影響が波及、昨2034(NF11)年9月5日のチューリップ120円が2倍の240円に値動きを起こし、それを起爆剤に株価は各銘柄揃って前日比で5倍、と言う事態を引き起こした。やはり予想通りSCP御用達の《モスクワ商会》の《メアリー=ヌエベ》が絡んでいた、正確に言うと黒幕だった。株価、食糧品以外や生花取引は落ち着いたものの穀物市場は日付を挟んだ2034(NF11))年9月7日の取引開始時間になっても価格が上がりサツマイモ1キロ1595円、ジャガイモ1キロ2050円、小麦100グラム 5000円となり高止まり、《穀物ショック》が起きた。