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存在
「そりゃ、しってるよ。ファンがいなきゃ俺ら成り立ってねぇし」
「じゃあ・・・・・じゃあ、なんでそんなこと軽々しくいえるわけ??」
わたしは、怒りでついつい文体が荒くなる。
「え???」
「リュウくんの存在に、笑顔に、歌に、どれだけの人が元気もらってると思ってんの?リュウくんが今ここで辞めたら、どれだけの人がすっごく落ち込むとおもってんの??」
自分が大ファンであるだけに、ついつい説得にも熱が入ってしまった。
「リュウくんさ、病気で休んだことあったでしょ。3ヶ月だけ。あの時、私、ただただ心配になって、目の前が真っ暗になって、なんか心に大きな穴が空いた感じだった。病気がいつ治るとか、いつまた仕事復帰するとか、具体的なこと何にも発表されてなくて、またあの笑顔をテレビで見れるのかすらわかんなかったし、もうこれで戻ってこないんじゃないか。って考えたこと、何回もあった。
具体的なことが発表されて無いだけに、週刊誌とかは好き勝手書くし、ホントに毎日ぽつーんって、孤独感しかなかったもん。
辞めるとか引退とか、そんなことばっかり言われてて、病気自体ウソなんじゃないかって言ってる人もいた。
だけど私はそんなこと思わなかったよ。
リュウくんが、心底、本当に、どうしようもないぐらい大スキだから
絶対に信じようって決めてたの」




