第5話 まともな食事
その日は完全に日が落ち切る前に洞窟へと着き夜を過ごした
この世界に来て気にしていなかったが今は季節が春のようだ
おかげで凍えたりもせずぐっすり眠ることが出来た
朝になりやる事を決めることにした
「·····さてと、とりあえず食べ物と飲み物が第1だよな。そのついでにレベル上げするか」
レベル上げだがステータスポイントはどうやって割り振るかな?
ゲーム時代と同じようにいくか、それとも成長率の恩恵を頼りにある程度極端に割り振るかだな
「ぅぅん·····悩むな··········とりあえず最初は遭遇したモンスターに合わせて割り振るか!それまでは食料探しだ!」
ある程度考えをまとめ食料を探しに洞窟の外へと向かい歩き出す
「·····ん?この音は·····」
ぴちょん
俺は音がする方向へ進むとそこには川が流れていた
ぴちょん
「さっきの音は川の中で魚がはねる音だったのか!食べ物も飲水も両方ゲットだぜ!」
俺は嬉しくなりすぐさま川に顔を突っ込み水を飲む
「ごく、ごく!うめぇ〜!!悪食持ってるから躊躇なくいけるのがいいよなぁ」
「さてと!食料調達といきますか!」
水を飲みテンションが上がっている俺は魚を獲るべく靴を脱ぎズボンを捲り川へと入る
「川に入ったはいいがどうやってとろう?」
ものは試しに素手で狙ってみる
「··········おりゃ!」
さすがに取れなかったよ·····
こんなんでステータスポイント割り振りたくないしな·····
「··········そうだ!!」
魚を獲る名案を思いつき行動に移す
俺は川の端に入口返しのある罠を作ることにした俺は石を並べ少し積上げて囲うように壁を作る
「よし!これで罠に魚を誘導していけば簡単に食料ゲットだ!」
罠が完成してから俺は罠の反対側から足で大きな音をたてながら追い込んでいく
何匹かは逃がしてしまったが捕まえることは出来た
「よっしゃ!3匹捕まえたぜ!」
俺は捕まえた魚を尖った石で捌き内蔵を取り出す
すると·····
ピコン!
レベルが上がりました。スキル『解体Lv1』を獲得しました
「マジか!?3匹捌いただけだぞ!恩恵デカすぎだろ!」
思わず俺はステータスを確認する
ーーーーー
名前 ハヤト
年齢 12歳
レベル 2
スキルポイント 20
ステータスポイント 20
HP10
MP10
【攻撃】1
【防御】1
【魔攻】1
【魔防】1
【敏捷】1
【運】 1
ユニークスキル
●成長率10倍Lvー
・取得経験値10倍
・取得ステータスポイント10倍
・スキル取得率10倍
・スキルレベルアップ率10倍
スキル
アイテムボックスLv10
麻痺耐性Lv4
毒耐性Lv4
眠り耐性Lv4
火傷耐性Lv4
悪食Lv5
解体Lv1
加護
アイリスの加護
ーーーーー
「本当に上がってる·····ポイントも10づつ入ってるし」
って何回驚くんだよ俺は·····
あ··········火どうしよう·····
生魚でも俺は大丈夫だろうけど·····今からスキル取るってのもな〜
「生で食うか、夜はキノコがあるしその後は洞窟に戻って魔法の訓練でもするか」
腹ごしらえをし洞窟に戻り次のステップに進むためにゲームの知識を活かすことにした
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