第4話 苦行
「よし!とりあえず何から始めるかな?」
「進化したい種族は決まってるし手順も分かってるしな〜」
あれやるか?でもゲームだったものが現実となった今しんどいよな··········
でも、成長率10倍のスキルがあるからやるかとはあるよな·····?
大丈夫だよな?
「グチグチ考えてても進まないしやるか!!」
俺はこれからする事に気合を入れ森へと進む
しばらく進むと目当てのものを見つけた
「··········!あったあった!痺れキノコ」
その名の通り食べると体が痺れ少しの間動けなくなるアイテムだ
本当は他のアイテムと調合して使うのだが
「でもこれ食うんだよな··········パクっ!ウグッ!!」
俺はキノコを食べた瞬間体が痺れ動けなくなり倒れてしまった
「·····ぁ、あうい(まずい)」
こんなに苦くて渋くて不味いのかよ!
体が痺れる感覚もキツイな·····ピリピリと電気が流れているみたいだ
それから5分ほどし痺れが切れてきた
「·····ようやく動けるようになってきたな、はぁ〜でもまた食わなきゃいけないんだよな」
俺はテンションが下がりながらも2口めを食べる
すると先程と同じように痺れ倒れる
「やっはいあうい(やっぱりまずい)」
5分後体が動くようになった時変化がおとずれた
ピコン!
スキル『麻痺耐性Lvい1』を獲得しました
「·····!?よっしゃ!やっぱり早いな!!」
「この調子で行けば今日中に欲しいものは手に入れられそうだな」
ただ··········あのキノコレベルのクソ不味い物を食べないといけないんだけどな··········
それからしばらく俺は森を歩き回り必要なアイテムも探しては食べ探しては食べを繰り返す
「そろそろ日が沈むな、寝床探さないとだな」
「っとその前に今日の成果の確認だな!」
ーーーーー
名前 ハヤト
年齢 12歳
レベル 1
スキルポイント 10
ステータスポイント 10
【攻撃】1
【防御】1
【魔攻】1
【魔防】1
【敏捷】1
【運】 1
ユニークスキル
成長率10倍Lvー
スキル
アイテムボックスLv10
麻痺耐性Lv4
毒耐性Lv4
眠り耐性Lv4
火傷耐性Lv4
悪食Lv5
加護
アイリスの加護
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「いやぁ〜頑張った成果が目に見えるっていいね!··········ほんと辛かった」
痺れキノコは同じ事を繰り返したけどキノコだとこのレベルが限界みたいだな
毒キノコは間違ったら死ぬからマジで怖かった
少量づつ食べて耐性が手に入ってレベルが上がるにつれて食べる量を増やす
この作業が1番ドキドキしたよ
眠りキノコは食べると5分ほど寝てしまう
熱傷キノコは皮膚に塗ると火傷のようになる
熱傷キノコを肌に塗ってから眠キノコで眠るを繰り返しようやくレベル上げが終わった
こんなことを続けていたら『悪食』ってスキルが手に入るんだがこれがお目当てのスキルだったんだよな
「この『悪食』は食べれない物を食べれるようになるスキルだから結構重要なんだよな、しかも副次効果の胃酸強化でレベルが上がるにつれて腹も壊さなくなるし」
「キノコ探し歩いてる時に見つけた洞窟にでも行って今日は寝るかな」
俺は今日の成長に満足しながら洞窟へと向かう
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