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【漫才】配達の仕事

作者: 靄アヌビス

配達の仕事をしようとするボケがツッコミに対して相談を持ちかけるも…。

二人「どうも~」

ボケ「なぁ、いいか。」

ツッコミ「ん、なんだよ?」

ボケ「俺今度、配達の仕事をしようと思ったんだよ。」

ツッコミ「おー、良いことじゃん。」

ボケ「だけどもさ…。」

ツッコミ「ん?」

ボケ「配達の仕事って怖くないか?」

ツッコミ「何でだよ、普通に荷物を渡して、判子貰って終わりで良いじゃん。」

ツッコミ「何が怖いんだよ?」

ボケ「いや、なんつうかさ。」

ツッコミ「ん?」

ボケ「配達先の住人がよ、いきなりドアを勢い良く開けてくる人だったらこえーなって思ったんだよな。」

ツッコミ「そりゃ、怖いな。」

ボケ「それに加えて。」

ツッコミ「うん。」

ボケ「ドアを蹴り飛ばしてくる様な人。」

ツッコミ「こえぇわ! そんなの一発でブラックリストだわ!!」

ツッコミ「ドアの前にいたら、配達員、ドアでぶっ飛ばされるわ!!」

ツッコミ「そんな奴絶対、学生時代トラブルメーカーだった奴だろ。」

ボケ「だから、配達ってこえーなって思うんだよ。」

ツッコミ「そんなだったら、配達の仕事はやらない方が良いだろ。」

ボケ「いや、それがそうも行かないんだよな。」

ツッコミ「何でだよ?」

ボケ「いや、何て言うかな。」

ツッコミ「ん?」

ボケ「俺はさ、配達の仕事したいんだよ。」

ツッコミ「いやいや。」

ツッコミ「そんな嫌な思いして何でそんな配達の仕事したいんだよ?」

ツッコミ「何の信念があって?」

ボケ「んー…給料が良いから?」

ツッコミ「リアルな問題だな。」

ツッコミ「だったら怖いとかって文句は言うなよ。」

ツッコミ「もし、働くならさ、会社側にその地域を避けれる様にお願いしたら良いじゃねえかよ。」

ボケ「いや、それがな…。」

ツッコミ「何だよ…。」

ボケ「その会社で働く人達の大半が…」

ツッコミ「あー避けてるって事なのか。」

ボケ「そのトラブルメーカーが沢山いる地域を選んでるんだよ。」

ツッコミ「何でだよ!?」

ツッコミ「そんな訳の分からない奴らの対応が怖いって言ってるのに。」

ボケ「うん。」

ツッコミ「何で、わざわざそんな危険な所に出向く必要有るんだよ!?」

ボケ「まあ、実を言うと。」

ツッコミ「おう。」

ボケ「その会社の時給は大体1200円なんだけども。」

ツッコミ「うん。」

ボケ「クレーマー1件対応するごとに、1万円の臨時ボーナス!」

ツッコミ「何じゃそりゃ!?」

ツッコミ「会社直ぐに破綻するだろ。」

ボケ「マンションとかにクレーマー100件あれば、100万円!」

ツッコミ「嫌らしいわ!」

ツッコミ「サラリーマンの月収の数倍じゃねぇか。」

ツッコミ「結構、厚待遇なアルバイトじゃん。」

ボケ「でも、配達終了の時刻に遅れたら給料半額。」

ツッコミ「意味ないだろ!」

ボケ「1秒でも遅れたら。」

ツッコミ「結構なブラック企業じゃん!」

ボケ「残業のシステム無し。」

ツッコミ「怖っ!」

ツッコミ「そんな怖い所にアルバイトするのかよ…。」

ボケ「口コミでも1.8の評価。」

ツッコミ「ヤバイな、そんなアルバイト先!」

ツッコミ「ブラック企業よりもヤベェじゃねえか!!」

ツッコミ「だったら止めとけよ!!」

ボケ「だからお前に相談してる。」

ボケ「どうしたらいい?」

ツッコミ「そういう結論かよ。」

ツッコミ「俺に相談する必要あるか、この問題?」

ツッコミ「相談できる相手、他にいないのかよ?」

ボケ「俺、お前しか友達がいない。」

ツッコミ「寂しいなぁ!?」

ツッコミ「俺しか友達いないのかよ!?」

ボケ「学生時代、ぼっち。」

ツッコミ「言わなくていい!」

ツッコミ「じゃあ、そんなお前の唯一の友達である俺からアドバイスしてやるよ。」

ボケ「うん。」

ツッコミ「言っておくけども、結論から考えてな、そんなアルバイト先は止めておけ。」

ボケ「そうだな…。」

ツッコミ「そうだ、止めとけ。」

ボケ「でも、背に腹は返られない状況!」

ツッコミ「何でだよ!?」

ツッコミ「お前はバカなのか?」

ツッコミ「俺の話少しは聞けよ!」

ツッコミ「俺の相談、意味あったか!? おい?」

ツッコミ「自分から地雷を踏みに行く様な行為するメリットあるか!?」

ボケ「借金を抱えてるから。」

ツッコミ「リアルな問題!!」

ツッコミ「すごいリアルな問題だな、おい!!」

ツッコミ「借金幾らなんだよ!?」

ボケ「200万円!!」

ツッコミ「そりゃ、背に腹は返られないな。」

ツッコミ「止めさせてもらうわ。」

二人「どうもありがとうございました」

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