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俺じだ 10ー5 狂われた者
「かなりボロボロね。ってどなた様ですか?」
「あぁ。我は炎の神である。イザナミだ。」
一人称が我って癖ありすぎだろ。
「私は女神インドラ。久しぶりねイザナミ。」
「インドラ、あんたもこっちに来てたとは。500年ぶりか?」
桁が違いすぎる。流石は神だ。
「それはそうとユウキ。俺を呼ぶのはいいんだが、魔力をさ。一括払いにするか分割にするか決めろ。」
「どっちがお得?」
なにかと重要かもしれない。戦闘においてとか、色々ある身だし。
「そうだなぁ。お前は剣術士ってのもあるから一括かな。ただ、今のお前の魔力じゃ足んないな。」
「おい。インドラ、ヒカリ。丁度いい。魔力くれ。」
足んないなら貰えばいい。
「は?なんで?私のメリットは?」
あー。もうコイツ怠い。
「パーティの生存確率が上がる。」
「嫌だ。」
「いいよ。」
よっ。やっぱりヒカリは違うな。パーティ思いだ。
「分かったわよ。契約に必要な分。全部持ってきなよ。」
ご馳走様です