俺じだ 8ー2 決闘!?
その頃…セルンドでは。
いつも通りの騒がしさである。
「よう。エレボス。久しぶり感があるな。」
一応3週間ぶりである。
「おう。というか何だか見ないうちにギルドが騒がしくなってないか?」
「あぁ。それの元凶は俺だ。」
実はあの後、冒険者を守った冒険者という扱いを受け、打ち上げになった。支払いは俺達が助けた冒険者たち。本来俺らが受け取る金だったのだが、支払いに回った。
そして俺は、何故かは分からないがセルンドの英雄みたいな扱いを受けている。
「なるほど。まぁ街に英雄がいれば心の拠り所になるからな。」
その扱いが俺的には迷惑でもある。
「それにしても俺明日からまた忙しいから。」
「またか。次はどこへ?」
確かにエレボスの顔色が悪そうに見える。
「国家都市コライアドだ。何かと厳重な警備がされてある街さ。入国がめんどくさいんだ。」
「仕事だからしょうがないのかもしれないけどそんなブラックなら辞めろよ?無理は厳禁だ。」
1度だけ、親父がブラックで働いてたことがある。そのおかげでぶっ倒れた。命にかかわら無かったのは良かったが身体にはやっぱり、きたらしい。
「気遣いありがとな。まぁ2日で帰って来れそうだ。」
ならいいけど…でもちょっと心配だな。
「じゃあ、また今度な。」
あ、行っちゃった。
「ユーキさーん。ぉごって〜。」
めんどくさいのが来たな。もう出来上がってんじゃねぇか。
ウーウーウーウーウー。
なんだ?サイレン?