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俺に自堕落な生活を下さい   作者: 土ノ子
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7−3 ギルドカード

「ありがとうございます。ありがとうございます。」


 俺はギルドに帰って早々助けてくれとギルドに飛び込んだ子に握手されながら腕を上下にブンブンと振られていた。


「わかった。わかったから。もう腕痛いの。」


 そう言うとすぐに解放してくれた。

 腕吹っ飛ぶかと思った。


 俺が腕を摩っていると先程の戦闘で前線で戦っていた3人も近づいてきた。


「ランさんから聞きました。凄腕冒険者であり、今年のセルンド祭りの優勝者だって。そういえば自己紹介がまだでしたね。私の名前は…あ、皆さんに斧を持って前線に立つからかおのちゃんと呼ばれてるのでユウキさんもそう呼んでください。あ、ちなみに能力(アビリティ)は【フリーサイズ】で、自分の武器、相手の武器、モンスターが使う魔法を自由自在に大きさを変えることができる能力(アビリティ)です。」


 青髪お団子のおのちゃんが話終わると横に居た茶髪でボーイッシュな弓使いが手を挙げながら近寄ってきた。



「ユウキさんさっきはありがとうございました。俺は普段は弓使いで技能は【糸】です。糸を素材にさえすればなんでも作れる異名(ダブルネーム・)能力(アビリティ)らしいんですけど進化しそうにないです。あ、俺はイトトウイです。」


 イトトウイは腰にたくさんの糸を垂らしながら自己紹介をしてくれた。

 あれで武器とか作るのかぁ。凄いとしか言えんな。


「次は俺だな。俺はユーキョンって言うんだ。爆撃士で能力(アビリティ)は【ランダムクラッカー】なんだ。魔力で作った爆弾にさらに魔力を込めることで爆発した後に何かが起きるって能力(アビリティ)なんだ。まぁ魔力があんまり多くないから爆弾作って終わりなんだけどね。」


 明るめな緑髪のユーキョンは少し寂しそうになりながら自己紹介をした。


「それで私がこのパーティーのリーダーのマイマイ。剣術士でLv40。能力(アビリティ)は【オールパーフェクト】でこのスキルは全ての攻撃が急所に当たるっていう能力(アビリティ)。」


「あぁ、みんなよろしく。」


 俺はそっと手を出しみんなと握手した。一瞬俺の手が取り合いになったがそのことは秘密だ。


「やっぱりお礼させて下さい!」


 カシスオレンジ色のショートのマイマイが叫ぶように言った。

 先ほどからお礼はお断りしている。別にお礼が欲しくて助けに行った訳ではないからだ。


「だから要らないって!こっちはこっちでレベルも一個上がってるし技能(スキル)も【脚力上昇】も手に入れたし…。」


 ランさんが視界をうろちょろしつつこちらを見ニヤッとした。

 何か嫌な予感がする。


「ねー、みんなさ、このつよつよユウキさんはね、今日作ったんだよ。ギルドカード。だから技能でも教えてあげれば?」


「「「「え?」」」」


 あ、やったわこの人。あ、もうほら。めっちゃ笑顔じゃんか。


「え?嘘ですよね?仙化もできるのに今日作るって。そんなことないですよね?」


 おのちゃんがパンドラの箱を開けるような感じで恐る恐る聞いてきた。


「あ、うん。今日の朝…。」


「しかもトップオークを倒したばっかりだよ。1人で。」


 ランさん!もう面白がってるじゃん!


「え、試験でトップオークを倒すのはごめんなさい。それはちょっと引きます。」


 ユーキョンに引かれてしまった。初対面で引かれるのは効くんですけど…。


「だからみんなのおすすめの技能をユウキさんに教えてあげて。」


 みんなは納得した面持ちでギルドカードを見ていた。


「あ、【空中浮遊(アクロバット)】なんてどうですか?実際剣術士としての戦闘スタイルも増えるのでだいぶオススメですよ?」


 マイマイに勧められ、俺は【空中浮遊(アクロバット)】の技能(スキル)を教えて貰うことになったのでギルドの外に出た。


「ユウキさんは【脚力上昇】を持っているので、ギルドカードの技能欄を長押しすると派生技能が出るのでそこから取得できます。」


 俺はマイマイに言われた通りにし、無事【空中浮遊(アクロバット)】を取得した。

 俺は実際に技能(スキル)を試してみる。


タン


 地面を思いっきい蹴り、技能(スキル)空中浮遊(アクロバット)】を発動させる。


ふわり


 俺は落下せずに空中に留まった。そのまま横に移動することはできるが上昇することは出来なかった。

 【空中浮遊(アクロバット)】を切ると一気に落ちることは無く、ゆっくりゆっくり落ちてった。


((これは空から接近したりもできるしだいぶ使い勝手いいよな。))


 俺はふとランさんが言っていたこと思い出した。

 そっと指をギルドカードの技能(スキル)欄に置き、【空中浮遊(アクロバット)】と【脚力上昇】を合成させる。


 するとギルドカードが光出し、【空乗(エアライド)】になった。


「え、【空乗(エアライド)】って風を自在に乗りこなし、まるで鳥のように空を制するって言われる技能(スキル)ですよね。」


あ、もうやばい流れだな。


俺は上手く【空乗(エアライド)】を使ってそそくさと家に帰った。










ステータス


 浮島(うきじま) 優樹(ゆうき)  Lv.38

 能力(アビリティ) ??

 技能(スキル) 空乗(エアライド)

 剣技 肩並行斬(進化)肩斬

    ビクトリースラッシュ

    スレイヤー

    空断

    スマッシュ

    ダブルエッジスパイク

    飛斬

    円刹


 魔法【初級】

    ファイヤー

    ウォーター

    アース

   【中級】

    ゲイル

    ライジング

    コリエンテ

    クエイク

    エアリアル・バレット

   【準中級】

    フリーズ


 龍化 ドラゴンブラスト

    ドラゴンブレイカー


 仙化 太陽の光(サンライト)

    火炎(フレイム・タワー)

    太陽の光雨(サンライト・シャワー)

    神風の渦(テンペスト)

    ?????

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