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俺に自堕落な生活を下さい   作者: 土ノ子
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7−2 ギルドカード

((お前!どんな体制で受けてんだよ!え、普通にどうすんの?))


 えーい、うっさい。

 方法がない訳ではない。

 1 ここだけ甘えで龍化して力でゴリ押しすること。

 2 仙化して環境エネルギーを無理矢理ぶつける。


 さて、どうしたもんか。


((3 新技を今から作る。))


 いや、この状態では流石に無理。いや、こうか!


 俺は左腕の力を抜き、トップオークの「「スマッシュ。」」を受け流し、地面に直撃した瞬間俺は転がり、距離を取ってから起き上がる。


 あ、危なかった。1番死に近かった。


 俺は呼吸を整えて一気に近づく。


グガァァ


 トップオークが勢いよく振り下ろした剣を受け流しきり、剣を返して腕を曲げたまま一気に剣を振る。


「「円刹。」」


 地面に切りつけた斬撃が腕を躱しながら跳ね返り、トップオークの左腕を吹き飛ばした。

 俺はすかさず「「スレイヤー。」」で股下を切り、体制が崩れたところに「「スマッシュ。」」を決め、一気に距離を取り、剣先を下に向け、体を小さくさせる。


 加速する。

 加速する。

 加速する。


「「ダブルエッジスパイク。」」


 トップオークは鈍い断末魔を上げながらぶっ倒れた。

 俺は動けるまで時間がかかった後振り向いてランさんを見た。


「え?最後の技何?」


「あぁ、あれですか。あれは本来はエレボスの技だったんですけど自分なりに形にした技です。まぁエレボス同様使った後しばらく動けなくなりますけどね。」


 ランさんはいや、ぶっ壊れ。と言いながらギルドのカウンターに来るように言った。







「はい。これ。無くすと再発行物凄いめんどくさいから気をつけてね。で、こっちが職業。その下が能力(アビリティ)欄。その下の大きなスペースが技能(スキル)欄。技能は似た物同士を合成してより強い技能にすることも出来るからね。」


 俺はランさんからカードを受け取り、しっかりと内容を眺めた。







 浮島(うきじま) 優樹(ゆうき)  Lv.38

 能力(アビリティ) ??

 技能(スキル) 無し






 なるほど。ってか俺38レベルだったんだ。

 レベルアップの効果音とか無いからまだ1レベだと思ってたわ。


バコン


「すいません!!東門の近くにモンスターの群れが!私のパーティーメンバーが応戦していますが数が多くて、誰か助けてください!」


 俺は何が何だかよくわからず立ち尽くしていた。

 え?あのギルドのドアを片手であんな勢いよく開けるってどんな怪力?


「ほら、腕利き冒険者さん。助けてあげなさい。」


 ランさんに背中をバンと叩けれ我に戻り俺は急いで東門に向かった。










((こりゃ酷え。))


 東門はモンスターによって崩壊していた。

 龍の力で見た感じ逃げ遅れた人は居ない模様。

 俺は仙化し一気に前線まで走った。


カンカンカン


 最前線では1人の女の子がバックラーで攻撃を受け止めつつ、斧を振り回してゴブリン達をまとめて相手していた。


「おのちゃん、避けて!」


 声をした方を振り返ると家の屋根から1人男がいた。


 その男が丸まった謎の物体を投げ、着弾した途端大きな爆発がした。

 爆弾投げ男の少し離れた先では1人の男が弓を引いてケルベロスを処理していた。


 俺は他の冒険者を巻き込まないようにしながら「「火炎(フレイム・タワー)。」」を撃ち、素早く一歩踏み込み、「「飛斬。」」を放ちゴブリンの奥にいたオークの群れを吹き飛ばした。


「す、すごい。」


「「コリエンテ。」」


 俺は女の子がよそ見をして出来た隙をすかさず「「コリエンテ。」」でカバーした。


「よそ見してる暇があったら下がってくれ。俺が前線に立つ。」


 前衛にいた女の子は勢いよく逃げ、俺はその間に手に魔力を込める。


「「エアリアル・バレット。」」


 着弾した時固まっていたゴブリン、オーク、ケルベロスを一気に吹き飛ばした。が、1匹撃ち漏らした。


「ハイオーク…。」


 俺は仙化を解いていないので左手を上にあげて、一気に振り下ろした。


「「太陽の光(サンライト)。」」


 勢いよく振り下ろされた「「太陽の光(サンライト)。」」がハイオークを包みこんだがハイオークはなんのこれしきと言わん顔で立っていた。


 俺は剣に力を込め直し、距離を詰める。


 そしてハイオークの手前で急停止し、「「ビクトリースラッシュ。」」を放つ。

 ハイオークは少し踏ん張った後、そのまま倒れた。


 周りが一瞬静まり返ったが少しした後、皆安心したような声が出ていた。

 俺はついさっきまで試験とはいえトップオークと戦っていたのでそこまで緊張感が無かった。


「あ、ありがとうございました。それにしてもだいぶ戦闘に慣れてますね。」


 先ほどゴブリンを相手していた斧持ちの女の子がやってきた。


「そんなことないですよ。たまたま強いモンスターと戦う機会が多かっただけです。」


 勿論嘘などついていない。この世界に来てまだ半年くらいなのに対しトップオークにカオスベアーなど結構えげつないモンスターと戦っている。


「そうです!お礼させて下さい!」


 俺はそう言われ手を引かれながらギルドに向かった。







ステータス


 浮島(うきじま) 優樹(ゆうき)  Lv.38

 能力(アビリティ) ??

 技能(スキル) 無し

 剣技 肩並行斬(進化)肩斬

    ビクトリースラッシュ

    スレイヤー

    空断

    スマッシュ

    ダブルエッジスパイク

    飛斬

    円刹


 魔法【初級】

    ファイヤー

    ウォーター

    アース

   【中級】

    ゲイル

    ライジング

    コリエンテ

    クエイク

    エアリアル・バレット

   【準中級】

    フリーズ


 龍化 ドラゴンブラスト

    ドラゴンブレイカー


 仙化 太陽の光(サンライト)

    火炎(フレイム・タワー)

    太陽の光雨(サンライト・シャワー)

    神風の渦(テンペスト)

    ?????

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