『光の魔法がかかる時』
夏、真っ盛り、
お日さまが大好きな花たちも
あまりの暑さに、しばしの休憩です。
春~初夏にかけて
一生懸命 咲いてくれたお礼に
肥料を少しあげたり、
花によっては、
根元近くから、バッサリ切り戻し
秋の開花に備えるカンパニュラ……
秋から冬にかけての花は
同じ花なのに少し色が濃くなって
なんとなく艶やかで、
色っぽい感じがする……
庭をかこむ公園の
うっそうとした木立、
暗い水面に木漏れ日を映して
キラキラ光るビオトーブ。
あたりをとり巻く
光、色、音、匂い、気温、風の囁きが
変調の日の幕開けを告げる。
午後の陽光が
ひときわ明るく輝いて
一条の光を浴びたように
立体感を増す森を背に
黄金色の空を映して
光の交響曲を奏でる。
日暮れ、
オークの幹は長い影を落とし、
葉の影は神秘な森を演じる。
___秋
ガーデンに
光の魔法がかかる時。
オーク(楢の木の一種)
秋、庭は突然、色の洪水になる。