表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『光の魔法がかかる時』

作者: 詩織




夏、真っ盛り、


お日さまが大好きな花たちも


あまりの暑さに、しばしの休憩です。


春~初夏にかけて

一生懸命 咲いてくれたお礼に

肥料を少しあげたり、


花によっては、


根元近くから、バッサリ切り戻し

秋の開花に備えるカンパニュラ……


秋から冬にかけての花は


同じ花なのに少し色が濃くなって


なんとなく艶やかで、


色っぽい感じがする……








庭をかこむ公園の


うっそうとした木立、


暗い水面に木漏れ日を映して


キラキラ光るビオトーブ。


あたりをとり巻く


光、色、音、匂い、気温、風の囁きが 


変調の日の幕開けを告げる。





午後の陽光が


ひときわ明るく輝いて


一条いちじょうの光を浴びたように


立体感を増す森を背に 


黄金色こがねいろの空を映して


光の交響曲を奏でる。




日暮れ、


オークの幹は長い影を落とし、


葉の影は神秘な森を演じる。



___秋


ガーデンに


   光の魔法がかかる時。





挿絵(By みてみん)

オーク(楢の木の一種)




秋、庭は突然、色の洪水になる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] レビューのお祝いの言葉、ありがとう。 毎日が優しさと憎しみのせめぎ合いだけど、人から優しさを貰えると、また頑張ってみようって思える。
[良い点] 自然の色の潤沢さには、驚くよね。 一枚の葉の中にも、美しい色の変化が表れている。 花や葉の色は、季節ごとの青空の色の変化に合う色合いになっているんじゃないかと、近頃思うようになった。植物っ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ