第一話魔眼の主
素人の投稿ですので間違えや誤字脱字などがあると思いますが温かい目で見てあげて下さい(*´ー`*)趣味でやっていますので投稿時間が遅れたりなどはあるかもしれませんが頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします(^-^;)
ある夜一人の少年が生まれた。その子の父親の名前は朔夜。
赤羽一族の長にして一族の中でも強力な瞳力を有していた。厳格な性格でその強力な力で一族の中で反乱を起こそうとするものはいなかった。母親の名は真理。父親とは違い性格は温厚で優しく一族の中でも1,2の美人である。
赤羽家は王宮を守護する一族の一つであり世界三大瞳力の一つであるアルフを開眼することのできる一族であった。150年前の戦争「第一次王立戦争」で多数の赤羽一族の人間が死に一族全体の数は50人ほどになってしまった。その結果一族の血は薄れ新たに生まれた者でアルフを開眼できる者は五人に一人となってしまった。強力な瞳力を失い始め160年が過ぎた。
「レント様。」
綺麗な声が部屋に反響する。聞いてるだけで耳がとろけてしまうかのような美しい声だ。
「‥‥‥」
「レント様?」
「‥‥‥」
「朝ですよ。レント様」
「‥‥ヤバイ。布団が気持ちよくて逃げ出すの忘れてた‥。」
レントと呼ばれた少年は毎朝稽古が面倒くさく逃げ出す常習犯である。レントを起こす少女は肩まである黒い髪、誰が見ても振り返ってしまうほどの美貌をもつ赤羽家のメイドである。名前を叶奈と言う。
「レント様早く起きないと稽古の時間に遅れてしまいます。」
少女は少年の肩を揺らし起きるよう促している。
レントにはこの場を乗り切る打開策があった。それがなければぐっすり寝ようと思わないからだ。
「叶奈おはよー」
「レント様おはようございます。」
早速行動するレント。
「叶奈起こして~」
「かしこまりました。」
少女は素早く少年を起こそうとする。背中に腕をあてゆっくりと体を起こそうとする。
「ヤベー‥。叶奈の体柔らけー。それにいい匂いもする。」
少年はその身を少女にあずけ少女の体を堪能していた。
「朝ご飯を用意してありますので着替えられましたらリビングの方へ来られますようお願いします。」
「了解ー。」
少年は一言返答した。
「ヤベー叶奈のこと縄で縛って逃げだそうと思ったら体の柔らかさといい匂いで忘れてた‥。」
少年はけだるげにリビングへ向かった。
リビングに向かった少年は食事が用意されているテーブルにつき食事を始めた。献立は白米に味噌汁それに白身魚と野菜。シンプルかつ栄養バランスを考えたあまり食べられない朝にはちょうど良い朝ご飯だ。少年は野菜だけを残し食事を終えた。
「ごちそうさま。美味しかったよ。ありがとう。」
「お粗末様でした。道場にて朔夜様がお待ちです。すでに1時間稽古の時間に遅れていますので急ぎ道場にお向かいください。」
「了解ー。」
少年は一言返答しリビングをあとにした。
リビングを出て支度を整え重い足を動かしけだるげに道場の方へ足を運んだ。