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ファウスト(笑)  作者: 三澤 武司
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贈る言葉

大変長い連載となると思います。

ファウストを知りたいという方もそうでない方も是非読んでみてください。

贈る言葉


人って何?というか世界って何?

最近ようやく分かって来た気がするから、今回こそは理解してみせる。

と言っても僕もまだ現実か夢かよく分からんばしょにいる。けど、空に浮かぶ雲に世の真理的な者が飛んでるのを見ると、いよいよ真理に近づいたかのようで興奮してくるものですな。


真理とは不思議な事に楽しい日々や懐かしい人がすぐ近くにいるような感じになります。

昔に流行った小説みたいな青春を取り戻してる感じかな。

しかし、悩みとか嘆きがこの世界にたくさんあるせいで

幸せに騙されて本当に美しい時間を失くしてしまいそうになってしまったから、

とりあえず善良な人の名を叫び続けることにする。


僕はこんな歌を唄ってるけど、

世間一般ではもう次のブームでもりあがっちゃった。

けど、僕の理解者である仲間との絆は消えへんはずや。

だから、僕が最初にリリースした曲の影響もまだ残ってる。

たまらなく悲しいバラードやけども、僕が全然知らん人も聴いて、褒めてくるるんや。

でもそんな心の篭ってない言葉には余計傷つく。

そんな表面上の付き合いしたからかな、僕の仲間は全員、散らばってもうた。


そんなこんなで昔からの死後の世界に対する憧れが蘇ってきた。

エールオスっていう名の神様が持つ竪琴って吹く風で音を鳴らすねんけど、

僕が今歌える唄もその竪琴みたいにあやふやです。

体中が震えに震えて、落とせるだけの涙を落として

やっとカッチカチに凍ってた心が溶けてる気がする。

こんなに僕を取り巻く世界は寂しいけど、いざこの世界から脱け出すとなるとやっぱり、この寂しい世界が普遍の真理かなと思っちゃう今日この頃。

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