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3話目
教室へ向かう
すれ違う色々な奴等と会話を交わしながら、といっても挨拶だが、
おはよう、元気?、今日暇?、等々
上げれば切りがない
決して人と話すのが苦手な訳ではないが、今はそうゆう気分じゃなかった
会話と人込みを流しつつ、歩く
歩く
あるく
(・・・・遠いな)
よく思うことがある。
駅から自宅までの10分と、敷地から目的地までの10分はなんでこんな違うのか、と
よし ついたぞ
教室に入る
特に席を指定されてるわけではないが、殆どの生徒がほぼ毎回同じ場所に座っている
それでも、満席、というわけではないので、自分はいつも空いている所を見つけて気分で座っていた
ここでの気分、とは、
自分でも不思議だが、閃きに似た様な物を空いてる席から感じるのだ
多分・・・ね