1話目
「!!!!!」
ジリリリリリリ!!!!
携帯電話が鳴っている
おもむろに手を伸ばし、サイドキーを押す
それはとまった
~~~1分後~~~
ジリリリリリリ!!!!
携帯電話が鳴っている
枕に顔をこすり付け、格闘する
布団も被ってみる
が
大して効果は出ず、しょうがないから携帯の画面を開いてみることにした
スヌーズ?? オン? オフ?
「?????」
とりあえず電源を切ろう
その刹那、不意に聞こえた音があった
「カチッ」
ジリりりり!!!!!
バン!!!!
と手を伸ばしベッドサイドの目覚ましを叩く
そうして始まる私の一日
時計はもう11時を回っていた
おもいきり手を伸ばし、足を伸ばし
「んーーー!」
目覚めの声を出す
ベッド横のカーテンを開ける、窓も開ける
ちょうど朝の陽の光は入らない部屋を選んだ自分
逆に西日は入るが
==11時10分==
(あと30分しかないなあ・・・)
これからが大変だ
決められた時間で用意をしなければいけない
そこに一切の無駄があってはいけない
幸いなことに 体調はよかった
トイレから、洗顔、歯ブラシ、髪の手入れ、着替えをしながら朝ごはんの用意
20分前後でここまでする
男でよかった
しみじみ思う
そしておにぎりを食べながら
また時間を見る
==11時33分==
「よし 行こう」