過疎の恋愛
ここは、とある田舎の村の過疎地域である。
近所同士で、3人の40代の独身男性と、1人の40代の独身女性がいた。どの人も、なかなか、結婚が決まらず、独身のままである。
3人の独身男性は、三郎と和彦と均だった。
1人の独身女性は、峰子といった。
ご近所だから、御縁があれば、良かったのだけれど、なかなか、ご近所同士は、恋愛に、発展しなかった。それでも、4人ともが、仲良く、暮らしていた。
過疎の地域の恋愛は、やはり、絶対数も少ないので、なかなか、恋愛には、発展しなかった。それぞれ、いろんな、経験をしたり、お見合いをしたりしていても、難しい、問題だった。
三郎は、大学を出て、高校の先生をしていた。和彦は、地元の大手企業に、会社員として勤めていた。均は、農作業の手伝いをしたりして、生計を、立てていた。
峰子は、保険会社の営業として、バリバリ、働いていた。
3人の接点は、三郎と峰子は、幼稚園からの、幼なじみで親戚関係だった。和彦と峰子は、家が隣同士だった。均は、峰子の友達のお兄さんだった。
4人で、集まることはなかったけれど、個々には、つながりをもっていた。
4人とも、適齢期を過ぎていたので、焦りは、あったが、せかされることは、嫌だったのだ。
ある時、和彦の提案で、独身同士、4人で、バーベキューを、しようということになった。
4人で、バーベキューのしたくをしていた。峰子は、かいがいしく、働いていた。峰子は、提案した。独身の友達、2人にも、声をかけようか、と。男達、3人ともが、うなずいた。
そして、峰子の友達2人も、合流した。邦子と美穂子だった。
軽く、自己紹介のあと、バーベキューの準備をした。出来上がり、6人で、楽しく食べ始めた。話は、盛り上がっていた。
独身同士なので、気兼ねなく、話せた。
峰子は、誰か、カップルが、できるのかな!と、思っていたが、結局、バーベキューを、仲良く食べただけで、終わりだった。
また、6人で、飲み会でも、しようと言って別れた。
峰子は、親に勧められて、お見合いをすることにした。年齢も、年齢なので、このお見合いの人が、どんなひとであれ、結婚しようと、決めていた。お見合い当日、2人は会った。見合い相手の男性は、同じ年だった。大学を卒業して、新聞社に、勤めていた。
ドライブデートを楽しんだ。しかし、相手の人も、独身が、長かったせいか、峰子のことは、お構いなしに、歩いたり、自分勝手に、物事を決めたのだ。なんとなく、受け付けないものを感じながらの、デートだった。相手の人は、結婚を前提に、お付き合いしてください、と、言ってきたのだが。
2回、デートをしたが、峰子は、お見合いの話を、断った。あとで思ったが、このチャンスを逃したのは、大きかった。
三郎には、東京にいた時に、長く付き合っていた女性が、いたが、お嬢様で、田舎での、田んぼや畑の、作業は、できない人だったのだ。
それ以来、三郎は、誰とも、付き合わないし、お見合いの話も、断ってきた。
和彦は、東京にいたときに、人妻と不倫をして、大変なことになっていた。地元に戻ってからも、付き合った人は、いたのだが、母親の反対にあって、泣く泣く、あきらめた。
均は、若いころから、自由奔放で、バイクに乗ったり、一人で、日本一周をして歩いたりして、あまり、女性と付き合うことは、なかった。
4人が、それぞれの、恋愛模様を、繰り広げてきたのだが、結局、結婚には、結びつかなかったのだ。
そして、田舎の村は、本当に、隣近所との、つながりがつよいので、すぐに、どこそこのだれだれは、何をしたのか、噂になるのである。
付き合おうものなら、村中の噂になり、大変なことになるのだ。
また、6人で、今度は、飲み会を開くことにした。みんな、飲むほどに、じょう舌になっていった。みんなで、恋愛経験を、話したりして、盛り上がっていた。ゲームをしたり、とても楽しく、過ごしていた。
今回もまた、友達関係には、なっても、恋愛には、発展しなかったのだ。峰子は、とても残念に思っていた。邦子と美穂子が、入れば、空気も変わり、カップルが、できるのかな、と、思っていたのだ。男性3人の家は、3人とも、農家だった。それも、ネックになっているのかもしれないと、思っていた。
峰子は、もう、結婚は、あきらめていた。近くで、のこっている男性は、すべて、農家の長男だった。峰子は、サラリーマン家庭の生まれだったので、なかなか、大変だと思っていた。もっと、若い頃に、積極的に、いろいろ、やってくればよかったな、と、今となって、後悔していたのだ。
いずれにしても、過疎地域の男女の、恋愛は、とても、難しい物があると思います。跡継ぎがいないので、その家自体が、なくなってしまうのです。それは、本当に、大変なことです。
過疎地域の男女が、笑って、幸せな結婚ができるようになる対策を練ることが、大事になってくるとおもいます。
みんなが、幸せになれる、世の中であってほしいです。




