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エッセイ

そして私は、メガネをかけた。

作者: 風音紫杏

 こんにちはー、風音紫杏です!

 今回は、私の視力に関するお話でございます。

 

 んなもん興味ねーや!なんておっしゃる、そこの視力が素晴らしく良いあなた。

 

 まあ、その視力を保つためと思って、私の黒歴史を聞いてみて下さいな……

 

 

 私は、小学生3年生の頃からメガネをかけています。

 ですが、メガネを書ける前の二年間、視力は両眼ともかなり良かったのです。

 具体的な数値は覚えていませんが、少なくともA・Aだった筈です。

 

 ですがそんな私が、あっという間にメガネっ子になった理由。

 それは、とある流行が原因でした。

 

 私は小学生時代、放課後は学童に通っていました。

 

 その学童にはいくつかの部屋があったのですが、当然のことながら図書コーナーもありました。

 その図書コーナーの棚は、小学生も使うものということなので、高くても小学校3年生の子供の身長くらいの高さしかないものが大半でした。

 中には、図書の入っていない余りの棚もあり、それらは中の棚板を外された状態でそのまま置いてありました。

 

 図書コーナーの蔵書は、小学校の図書室には少ない漫画の蔵書が豊富で、普段図書室に通わないような子供たちもよく利用していたことを覚えています。

 

 小学生の頃から本の虫を地で行く子供だった私ももちろん、学童にいる時間の三分の一くらいはそこで過ごしていたものです。

 

 ここまではいいのです。

 ですが、ここから“こと”は幕を上げました。

 

 それは、私が小学校3年生になって少ししたころのこと。

 私の学年で、学童に通っている子供たちの間で、“あること”が流行り始めたのです。

 

 それは――図書の入っていない空いている棚(もはや板が一枚足りない箱)の中に入り込んでマンガを読む、ということでした。

 

 おわかりいただけたでしょうか。

 

 まず、子供(と言わず大人もわりと)は、狭くて若干薄暗いところに入ることが好きです。

 猫と一緒ですね。

 ですから、棚板がなくなって、ギリギリ自分の身体が入りそうな、若干薄暗い空の本棚に入りたがります。

 まあ、これはある意味本能なので、仕方ないと思います。

 

 気持ちは、今の私でも分かります。

 狭くて薄暗くて気持ちいいけれど、その周りには宝(本)の山がずらりと並んでいるのですから。

 

 Q:本読みたいんだけど、空の本棚居心地良い。出たくない。

 A:空の本棚の中で読めばいいじゃん

 

 って、感じだったんだろうなぁ……

 

 でもこれ、どう考えても目に悪い。

 

 更にタチの悪いことに、その時流行っていたのは、空の本棚の中で“マンガを読む”ことだったんですよね。

 

 よりにもよってマンガを持ち込むとは……何してるんだバカヤロー!!!

 

 ……コホン。

 学童に置いてある本というのは、小学校の子供向けの本――つまり、字が大きく印刷された本が多いんです。

 ですから、多少薄暗いところで読んだとしても、まだダメージは軽い。

 ですが、マンガとなると話は別。

 字の大きさは普通サイズ。つまりそこそこ小さいです。

 

 要するに、こんなことを何回も繰り返したせいで、私の視力は落ちたのでした。チャンチャン。

 

 とりあえずまとめると……空の本棚の中でマンガを読むな!

 

 ですね(笑)

 

 私の母も、マンガに厳しかった祖母の目を誤魔化すために、布団の中に豆電球を持ち込んでこっそり入手したマンガを読んだせいで視力が落ちたそうです。

 遺伝って怖いね。

 

 というわけなので、暗いところで細かい文字は読まない!絶対!

 視力が落ちてメガネ代がかさんでも知りませんよ!

 

 ついでに、30分何かを読んだら10分外を見て目を休めろと、祖父と祖母からしょっちゅう言われてました!

 

 ……いえ、守ってた時なんて、祖父と祖母の前でだけですけども。

 

 視力の素晴らしく良い皆さまは、私の祖父と祖母の教えを守って、ご自身の目を大切に生活してくださいね~。←お前が言うな


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 想像したら可愛くて、思わず笑ってしまいました(笑) 小学生、体柔らかいし小さいですもんね♡ しかし、空の本棚で読むとは(笑) しかも、それで目が悪くなるなんて…! 魅力的な空間、時間だ…
[一言] 私の中2の視力。両目「2.0」 私の中3の視力。両目「0.7」 原因:仰向けで読書。 テレビ、ゲーム、パソコン、スマホ。 これらに加え漫画や本も、明るいところで読みましょう! ……ぶっち…
[良い点] こんにちは! 視力の話。 『空の本棚の中で読めばいいじゃん』(笑) なんか子供って猫みたいに狭いところに入り込むのが好きですもんね。さらに大好きな本に囲まれてるって最高の場所! 風音さんは…
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